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マンガのこと

趣味その他|2008/07/04 posted.

 新聞のコラムで、「電車の中でもマンガを広げて読んでいる大人がいる。世界でも日本だけ」。その理由として「日本には手塚治虫がいたから」という内容の記事を読んだことがあります。
 私がマンガ好きのため、我が家ではマンガは立派な読書です。私の中では司馬遼太郎も手塚治虫も同じ位置付けです。どういう位置付けかというと「感動ホルモンの量」。どっちも、読中、読後に得体の知れない感動・感銘ホルモンが噴出します。
 司馬遼太郎はこれでもかという位、たたみかける詳細な描写や背景説明で物語を進めていきます。単行本10巻位の長い話を飽きさせることなく読ませてくれます。
 手塚治虫は本当にわかりやすい表現で本質的なことを教えてくれます。科学の発展と自然破壊。文明と文化。戦争と平和。大人と子供。男と女。本音と建前。
 司馬遼太郎のことは先日のブログで書きました。子供達もお気に入りだと。手塚治虫もそうです。
「この本とこれとこれを読むように」と子供に勧めたところ、娘の「尊敬する人」は「お父さん」ではなく「手塚治虫」になってしまいました。
「火の鳥、W3、紙の砦、アドルフに告ぐ、ブッダ、ゴッドファーザーのむすこ、きりひと讃歌、シュマリ」
もっと沢山、蔵書があったのですが、結婚する時に母に勧められてほとんどを処分してしまった。もったいないことした。子供達に読ませたのはその中から残った上記のマンガだけです。

 その他、子供と一緒に読んだものとしては、数年前に「巨人の星」と「あしたのジョー」が週刊誌形式で月2回、発行された時がありました。
その本の発売日には子供が玄関で私の帰りを待ち構えて、あらそって巨人の星とあしたのジョーを読んだものです。でも、巨人の星をギャグマンガとして捉えているところがあったのが気になりますが。

 「生命の尊さ」「子供に対する親の思い」を知ってもらうために「自虐の詩(業田良家作)」を小学生の子供達に読んでもらったことも。いつも感想を聞くんですが、このマンガだけは聞くのが怖くていまだに聞いてません。

 娘の部屋には現在のマンガが沢山置いてあります。妻は「くだらない本ばかり読んで」といいますが、手塚治虫も最初のころは「くだらない」と言われていたかもしれません。

 人の「評価」というのは一定でもなく、そして絶対でもありません。決めるのは読んだ本人次第。
 
 なんか油断すると、スーパーマーケットの話題からだんだん離れてしまいます。
また、遠征しないといけないな。ということで、明日は沼津市と静岡市へ。ちょこっと遠征します。
 しずてつストアのウオチョー跡の居抜き新店を2店ほど。駒形店(5月30日にオープン)と興津店(6月27日)。
しずてつストアさんは大好きな店舗です。久々にあおきさんの函南店、沼津店、富士店にも寄って来たいと思ってます。