食彩品館.jp

ピーコックストアの新業態「Pマート(P mart)山田店」オープン

 ある方に教えていただいて、改装したのを知る。当日の西国巡礼ドライブの最後は茨木市の総持寺。吹田まで戻って、このピーコックの新業態店を訪問。
20090425p_mart_yamada1745P/mart Pマート山田店
2009年4月16日(木)オープン
4月25日(土)訪問
大阪府吹田市山田北6-1
訪問時間は17時30分。
駐車場が狭く、有料(ただし買物レシートで2時間無料)。
店内への入口は一ヶ所。入ると買物カートに目がとまる。全8種類。歴史のある店舗か?それとも改装オープンで他店からかき集めたのか?。その中から小さめのカートを選択してノーマークの濃青色の買物カゴを置く。
20090425p青果に入るとほうれん草とトマトの特売がある。こちら(愛知)のほうれん草の1.5倍のボリュームがあるほうれん草をまずは購入。その後ろ側には「Pマート」と印字されたカゴ(物流コンテナ)を積み上げた平台。オープンケースには、これまたPマート印字入りのコンテナがずらっと並ぶ。
本来なら、『このコンテナに入れられた野菜が、「生産地」→「青果センター」→「売場」とコールドチェーンで結ばれて、入荷したままの状態でコンテナ陳列』するのが理想でしょう。
そういう商品は夏場のレタス・キャベツやほうれん草、とうもろこしなど一部だけ。まだまだアメリカやドイツなどのようなレベルではない・・・と思う。
たぶん、陳列カゴは演出目的だと思います。
鮮魚は店内加工。また、丸物のバラ売りコーナーを一部取り入れている。つまり加工作業者がいるということ。低価格志向店の難しさはどこまで手を入れて、どこで作業低減するか。
精肉は加工センター商品。惣菜は揚げ物や寿司など、一部店内加工。弁当類は取り売り。
加工食品や飲料は「均一コーナー」を多く配置して安さのイメージ作り。
エンドは提案型ではなく、特売エンド。特に中エンドはプライベートブランドだけで組んでいる。
そんな中に「ウェイトロウズ」発見。「円高還元直輸入」とあるが、これって大丸ピーコック時代に差別化商品として導入したブランドだと思ったが。お菓子の88円均一コーナーの隣にあった。
 さて、「理由(わけ)あってお安く!」と表示されたPOP発見。
・当店取り扱い中止の為の処分販売価格です。
 この商品の返品はご容赦ください。
・賞味期限(20××/××月)が近い為の処分販売価格です。
 この商品の返品はご容赦ください。
・倉庫在庫過剰品です。賞味期限は十分あります。
 この商品の返品はご容赦ください。

きっとこういう商品が今後、増えてくれば面白い売場になると思いますが、価格と商品選定が難しいですね。
 今回の改装目的が不振店対策なのか、今後のドミナント政策のための業態拡大なのか(あるい低価格路線が流行だから?)は不明だが、私の感想としては「ヨーカドーのザ・プライスをはじめて見た時に受けた感心よりも、イオンのアコレを見たときに受けた印象に近い」かな?
見る人によって印象は変わると思います。私はたまたまそう思っただけ。
今後の横展開時の改善に期待したい。
**************************
20090425p_2 夕食代わりの海鮮巻きを購入。
醤油は「正田」を使った自社名入り。生姜もそう。つまり、他のピーコックと同じものを使っているということか。と独り言を言う。
**************************
資料集
P●エコポイントカード
20090425p_3●チラシと店内レイアウト
20090425p9●P/mart 
「暮らしに役立つお得な商品を毎日ご提供できるよう全力で努力いたします」
*****************************
流通ニュース
●ユニー4/23~4/29の衣料品リサイクル企画(5回目)で、スーツとコート以外にパンツ、ワンピース、Tシャツまで対象を拡大。
●ユニーのピアゴ大清水店(愛知県豊橋市)でNTTドコモの後払い式電子マネー「iD(アイディ)」導入完了し、これによりが4/23より全店で利用可能となった。
●高島屋で「1本で4カラーネクタイ」2009年3月より発売中。1本のネクタイで、水色、紺色、ベージュ、ピンク。結んで裏側の色が見える。黒、ラベンダー、緑、茶の組み合わせもある。7350円。

https://www.yomiuri.
co.jp/komachi/beauty/fashion/20090423ok02.htm

●2008年チェーンストアエイジの単独店部門で第1位に輝いたイトーヨーカドー「ザ・プライス」を多角店化(現在5店)。今期中に20店改装。新規は3店ですでに3月開店済みの「武蔵小金井店」(小金井市)、「すすきの店」(札幌市中央区)と9月の「新三郷店」を予定。
↑ 中京圏も重点エリアになっているので楽しみ。
●低価格戦略のまとめ【ブログにて既報】
・イオン「価格凍結宣言(2007年)→「生活応援特価」→「イオンの反省」で2009年3月生活必需品5100品値下げの内訳は、「ベストプライスbyトップバリュ500品新規開発&投入し、現行のトップバリュ1700品目(全5000品中)を値下げ」と「NB商品生活必需品3400品目値下げ」。新業態としては都市型小型SM「まいばすけっと」を500店に拡大。
・イトーヨーカ堂は3月~4月にかけて5000品値下げ。内訳は「衣料品2900品」「住居関連2000品」「食品100品」。円高メリットや調達先の変更などにより実現。また、現金下取りセールを2008年12月より実施。スーツ・コートから始まり、3月までにキャンペーンを6回実施。下取りは現在55品に拡大。回収された下取り商品はNPO法人日本救援衣料センターを通じて発展途上国へ輸出、その他衣料品はフエルト断熱材や金属類は原材料として再利用。業態としては「ザ・プライス」を2009年度20店開設。
・ユニー、イズミヤ、フジ3社がPB商品開発・共同調達で業務提携。すでにイズミヤはユニーの「e-price」を扱っている(36品5億円実績)。2009年9月以降に食品(90品)、日雑(10品)を計画。イズミヤでは「まるとく市場」が二桁伸長。
・ダイエーは「生活応援特価 がんばろう日本」4000品目を4月中旬より5000品目に拡大。さらにトップバリュを2009年度300億円(2008年160億円)へ拡大。
・西友は2008年12月より他社チラシ価格照合」制度。2009年4月よりグロサリーEDLP開始。弁当の398円も投入。