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尼崎市のスーパーオオジ改装店2店へ行く&鮮魚の当初値入について思う

05雑感・所感|2009/11/04 posted.

スーパーオオジ尾浜店
兵庫県尼崎市尾浜町2丁目14番地10
℡06-6421-1232
改装オープン日:2009年10月10日
訪問日:2009年10月24日
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スーパーオオジは初訪問。ホームページを見て、実際に訪問するとイメージと違うことが多い。今回は良い方に違った。
特に精肉と鮮魚。精肉は壁面と平台で牛肉メイン。しかも和牛が目立つ。
鮮魚は魚種が豊富&買い求め易い価格に設定されている。
刺身を普段の夕食で食べるのは圧倒的に「オヤジ世代」が多いと思う。もし私が奥さんとして、限られた家計でやりくりしている中、普段の夕食として刺身を買うとしたらどのくらいの金額を充てるか。
我が家は食べ盛り、育ち盛りの子供がいるが、オヤジのオカズにはお金をかけてくれている方だと思っている。それでも500円を超える刺身が出ることは少ない。(だから良いものが食べたくなったら自分で購入しているのだが)
普通は生の刺身の単品か解凍マグロとカップリングされた二色盛り。"天然""活""地魚""中トロ"とかのシールが貼られたものはまず見ない[E:coldsweats01]。
私の企業で、私より給料が多いのは役員しかいないので、決して収入が低いわけでもない。でもハレの日でもない限り、毎日の夕食に500円以上のラベルが表示された刺身が出てくる時は、大抵値引きシールが貼られている。(愚痴みたいになってしまった[E:bearing])
どこの家庭も似たようなものでしょう。もしかすると刺身なんてめったに出ないかも知れない。
青果は価格、鮮魚は品質、精肉・惣菜は利益確保。いくら品質が良くても値頃で販売しないと鮮魚での集客は無理。
なのに我が家の近所の鮮魚は当初値入率が高い。未計画(日々同じ数作成)で、もしくは「売れ」ではなく、入荷数(発注数)に合わせて作成した商品を、最後は100円引~半額で処分するためのロス分を"余分"に算入しているから。これは惣菜でもそう。
部門別で損益管理をしていると鮮魚部門はほぼ赤字運営。手間がかかるのと、技術が必要な為、どうしても人件費のかかる社員を多く配置している企業が多い。
最近でこそ、定年退職したベテランさんを採用したり、パート・パートナーさんを技術職として教育している企業もある。しかし、社員と同等の仕事をするとなると今度は「同一労働同一賃金」の話が・・・。
「赤字運営を改善せよ」と店長だけでなく、ブロック・エリア長、店舗部長、そしてトップからガンガン攻められる。しかたなく、荒利確保。ロス削減よりも当初値入確保。で、値頃よりも高くなる・・・。
~以上勝手な想像です。念のため~
本題から外れました。
訪問時、この店は当初値入が低く感じられ、さらに値頃を意識されていると思った。商品作りもなかなか良い。特に、この前に某百貨店へ寄っているので価格が安く思えてしまう。
だが、普段を見ていないのでどうなんでしょ。このレベルで我が家から車で10分以内にあったら私の御用達店舗になると思う。
売場では「自家製」シールが目立つ。フグ刺しも安いなあ。貝類も豊富。一番いい日に来たのかな。
●購入商品
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・「"樺太"じゃなくて"本ししゃも"ですか?」と確認して購入した生ししゃも。卵は入っていないが、なかなか美味しい。もっとも卵のない ししゃもに価値があるかと言われればどうなんでしょ。それでも猟期が限られたこの時期にしか出回らない貴重品。なぜか今回 回ったスーパーのうち、2店で見かけた。おそるべし関西。
・「湯引き」。娘と二人でパクパクいただきました。こういう部位の商品化で低値入やロスをカバーしているでしょうね。美味しければそれで良しとする。 
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近くに最近リニューアルした同企業の店舗があった。
スーパーオオジ富松店
兵庫県尼崎市富松町1-38-10
℡06-6422-7780
改装オープン日:2009年7月21日
開店日:2009年10月24日
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●ポイントはスタンプ式
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