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「西国三十三所札所会」がある総持寺(大阪府茨木市)<№878報>

旅行記, 神社仏閣|2010/01/31 posted.

補陀洛山 総持寺
〒567-0801
大阪府茨木市総持寺1-6-1
℡0726-22-3209
宗派 真言宗高野山派
開基 中納言藤原山陰
創建 寛平2(890)年
本尊 千手千眼観世音菩薩
●西国22番札所
第一巡目   2007年11月27日
先達第一巡目2009年 4月25日
先達第二巡目2010年 1月 9日
20100110
西国三十三所のお寺は山中あるいは、山上など交通の不便な場所。
なので、今でも徒歩あるいは公共交通機関にこだわる人にとっては大変なご苦労だと思います。
本日の巡礼最終予定地「総持寺」は街の中。結構、賑やかな場所にあるのは中山寺(宝塚市)同様。
圓教寺~一乗寺~花山院~中山寺~勝尾寺と本日は6ヶ寺を巡拝。
決して、スタンプラリーが目的ではなく、あくまでも巡礼ですよ。巡礼。ちゃんとお経(般若心経)もあげます。
もちろん、国宝・重文などの建造物や仏像・仏具・仏画、あるいは景色なども巡礼の楽しみであったりします。
でも、何回もリピートするのは何か目的がないと難しい。
今の楽しみは「大先達就任」。

気分転換のために幼い頃の葬式の時の御詠歌で知っていた西国巡礼に出発することにしたのは2007年。
もちろん、当初はスタンプラリー気分。一泊、あるいは一泊二日程度の小旅行を繰り返す。
そのうち、京都の上醍醐寺の参拝道でお年寄りが急な山道を一生懸命に登っている姿を見てから、"本来の巡礼の姿"を少し理解できるように。
2007年11月5日に岐阜県の谷汲山華厳寺から開始、2007年11月29日の那智山青岸渡寺で満願を迎えました。
すでに四国八十八ケ所(一部)や知多新四国八十八所(全寺)は体験していたが、西国三十三所は岐阜県から兵庫県、さらに舞鶴、宮津など日本海側まで広い範囲に寺が散在しているのでなかなか大変。
そんな巡礼中に、寺のパンフで「先達会」の存在を知り、満願と同時に青岸渡寺で申請。そして、2007年12月に先達就任。
番外を含めて西国三十三所(計36寺)巡拝しましたが、先達委員会の規定には「西国三十三所霊場を巡拝し、信仰心のある人」という資格要件があります。
「信仰心」という要件に対して、自身の信仰心がはたしてあるのかとも思いましたが、寺を参拝し、お経をあげるということ自体が信仰的行為、よって信仰心はちょっぴりにせよあるのかなと。
他の霊場、例えば四国八十八ヶ所霊場の公認先達は「四国八十八ヶ所霊場すべてを4回以上巡拝している事と、多くの方々を四国霊場に導く事。さらに申請承認後、先達研修会への出席も義務」なので、西国の先達就任は少しハードルが低くなっているようにも思えます。
しかし、これは西国三十三札所会が「札所会では現代にマッチした先達様を募集」ということと、「家族や友人をお連れしして再び西国巡礼」という表現からも、先達を増やすことによって巡拝する人を増やしたいという想いもあるようです。

 今回(1月9日)の巡礼で大先達就任に必要な「先達として2回、中先達として3回」の計5回巡拝まで、あと半分近くまでなりました。私の場合は番外を含めて36寺を巡拝するので合計180寺、その内の89寺まで巡拝させていただきました。
歩いて、または公共交通機関を利用して、さらに順打ち(1番札所から順番に)や逆打ち(33番札所)など、こだわって巡拝される方には申し訳ないのですが、土日高速料金1000円のうちにできるだけ参拝したいと思っています。
また、「スーパーマーケット訪問して美味しいものや楽しい売場に出会う旅」も同時進行なので、あれもこれもで大変(笑)。

 「何時か定年後にでも」と思っていた西国巡礼がこんなに早く身近なものになるとは思っていませんでした。
一巡目は1ヶ月かかり、二巡目(先達第一巡目)は2年、三巡目(先達第二巡目)は1年半であと三寺、四巡目(先達第三巡目)は始まったばかり。
「先達五巡」はまだまだ遠い。

ところで、総持寺。拝観料は不要で、駐車場も朱印場で認証していただけば無料。大変、ありがたいです。ハイ。
次回は、結縁御開帳(2010年5月1日~5月31日)の時期に合わせて参拝したいと思っています。
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