食彩品館.jp

メグリア若園店改装オープンとトヨタ生産方式の思い出を語る<№913報>

●商品, 生協, 訪問記録|2010/02/16 posted.
スポンサード リンク                       

メグリア 若園店
愛知県豊田市若林東町上外根78-3
℡0565-54-7071
843坪、駐車場300台(屋上、平地)
開店日    1992年11月
改装開店日 2010/02/11
訪問日    2010/02/14

20100213_4
20100214_2
トヨタ生活協同組合。トヨタ自動車の福利厚生部署から分離独立・発展し、いまや世界最大の職域生協とか。
トヨタ生協ではバブル時代に売上
(生協なので供給高)200億円を越えた「メグリア本店」が有名。
売上げにあたる供給高は全国の生協の中で第10位(だったか?)。
トヨタ自動車がこのトヨタ生協で実験し、成功した(と当時は評判だった)手法が「スーパーマーケット版トヨタ生産方式」。一世風靡したこの方式を最初に紹介したのは「
販売革新2004/08/01発売号
」。
それ以降、全国のスーパーマーケットが注目し、トヨタ生産方式、あるいはその考え方を導入した。
曰く、「看板方式での生鮮売場生産管理」「ジャスト・イン・タイム方式の物流(4便/日)と商品作りと荷出し作業」。「ムリ・ムダ・ムラの排除による効率的な作業改善」。
私も この生産方式に興味を持ち、いろいろな本を読んで勉強しました。
スーパーの現場で働いたことがある人ならわかると思うが、商品は「売りたい」「買っていただきたい」という思いを売場で表現しないと客の購買意欲を刺激することができない。つまり一見、“ムダとムリ”と思えるようなこともやらないと売上げは伸びない。
決められた権限の中で、いかに効率的にわざとムダを発生させたり、逆に抑制したり調整するのが店長やチーフの大事な仕事(マネージメント)だと思っています。
トヨタ生産方式は“「ムダ・ムリ・ムラ”を排除して、「カネになる仕事(利益を生む作業)しかしないことによる効率的な運営」を目指している。
余談になるが、食彩賓館は常々「小売業には“科学”が通用しにくい」と思っています。つまり、理論理屈での運営には限界がある(バックボーンとしては必要だが)。よってそれをカバーするために現場やバイヤーの長時間勤務・休日労働などの人間力でカバーしている。“人間力企業”が“科学の力”を導入すると、必ず均衡縮小スパイラルに落ちる。(もっとも長時間勤務・休日労働を無くすには“科学的思考と行動”によるしかないと思っていますが)
ただし、“科学”を従来から取り入れている企業では、導入セクションによっては効果が出るとも思っています。例えばイトーヨーカドーやベニマルなどは取り入れ方がうまい。
食彩賓館的には生鮮センターや物流センターなど「標準化・平準化」が比較的容易なセクションにおいて効果大と思っています。
 話を元に戻します。
 この豊田市南部では比較的早く出店、当初の競合店はJA若園店やJA吉原店、ドミー若林店。そして近隣の八百屋さん3店。その後、ユーストア(現ピアゴ)矢作店・東栄店、さらに目の前にやまのぶ若林店が出店し、既存の競合店を含め、かなり厳しい立地となっているようです。
思い出しました。オープン日に訪問しています。1992年。その後、10年ほど前にサンクリエーションによる大幅な改装があり、その時も訪問していますが、ここ2~3年はご無沙汰しておりました。豊田市内の新店ってあまりないんですよね。久々の訪問です。
今回の改装は三日間休んで、サンクリ改装で斜め配置だったドライゴンドラとレジを真っ直ぐに。
ただ、天井の絵と壁面上部の装飾はサンクリ時代のまま。レイアウトはシンプルになった分、買い回りやすさは増したが、おかげで加工食品の品揃えの不足を感じるようになりました。
さて、今回の改装の目玉の一つである青果の「あいちの野菜を食べよう」コーナーでは普通の市場流通品しか発見できず。産直コーナーも目玉の「JAあいち産の無選別野菜数量限定入荷」は見当たらず。何故か「大産地安城」ではなく、知多からの野菜をコーナー化。残念。次回はオープンチラシに掲載されたような商品が入荷する時に来たい。そういえば、青果入口の鏡(パレマルシェで見かけるような)を撤去しましたね。
鮮魚は魚種の品揃えがイマイチ。隣のやまのぶ若林店が鮮魚が“ウリ”なので要強化カテゴリーと思うが。ただ、刺身の価格設定と量目の多彩さはなかなか良い。ゴマダレが美味しいと評判のアジのタタキも好き嫌いのある葱を別トレーにして、298円、398円、498円と品揃え。鮮度は別としてなかなか良い提案方法だと思います。そういえば、「鮮魚の寿司」がなくなってますね。寿司は惣菜側の以前からあった売場に統一。
精肉はイマイチ指向が不明。特に表示関係のアピールが弱いと感じた。「田原牛」「宮崎牛」「なかやま牛」があり、どれがどう違うのかの説明が不足。特に宮崎牛は和牛表示すら見つけられなかった。
逆に惣菜はヤオコーインスパイア系の商品が多数。あい変らずおはぎ(佐市とかベニマルとのおはぎ比較記事)はしっかりとした商品作りをされていました。ヤオコーとの交流は業界では有名ですが、惣菜売場は
成果が出ているようです。
さて、日配商品。以前訪問した時には100円近い価格の豆腐メインの販売で驚いたが、ようやく300gを若園店でも品揃えするようになったようです。でも48円。ユニーの価格を意識しているようですね。
この記事の前半で「厳しい立地」と記したが、それでも一宮などの低価格競争地域と比べると価格が高いように感じられました。PFグラフなんかで比較すると良くわかると思うが、食彩賓館は趣味なのでそこまでしません(笑) 生鮮は鮮魚・惣菜を中心になかなか頑張っているので、青果、日配、加工食品の価格訴求があればさらに良くなる店舗だと思います。そうそう加工食品の品揃え強化も忘れずに。

というような感じたことを記事にしましたが、今後のメグリア若園店の繁盛に期待をこめてのエールと受け取っていただきたい。
ああ 忘れてました。スギ薬局が新規に店内にオープンしました。
●購入商品
20100213_3
・298円の寿司。写真撮影のためだけに購入。ちょっとボリュームがないように思うが、これともう一品、あるいはおかず惣菜と組合せならいいか。
**************
以上、不明な言葉がある場合は自身で調べてください。それでもわからない場合はメールやコメントで聞いてください。

スポンサード リンク    


スポンサード リンク