食彩品館.jp

コープしずおか コープ島田店の改装

コープしずおか コープ島田店
静岡県島田市中溝町1532-1
℡0547-35-5060

改装開店日 2009/10/01
訪問日   2010/02/20

20100220coop_shimada
ビックポンドストアの記事でも触れたが、この近辺の競合状態ななかなか大変。
価格訴求店、高質志向店、地元密着店。このコープは「親切丁寧店」。
全国、どこへ行っても生協の店舗は親切な人が多い。時々、(生協には)ふさわしくないと思う従業員もいらっしゃるが、他の一般スーパーと比較すると優しい方が多い。
こちらの店舗も「ハートビル」マーク表示。私も店長時代に、「老人養成ギブス装着」や「車椅子使用」で自店の中を買い廻りしてみたが、実際、気付かないデコボコや突き出し陳列など、いろいろな不具合を感じた経験がある。
どんなに立派な企業だろうが、超繁盛店であろうが、「誰でも気軽に利用」できない店舗は商売の前に“会社として失格”だと思っています。、
また、利用者も「優しい方」が多く(中にはそうでない方もいて、「組合員の声」掲示板の前で思わず苦笑いしてしまうこともあるが)、概ね素行の正しい方が多い。
日本で1番大きな生協の組合員の会合に参加した時に「私たちのコープ」という発言を聞いて感激したもんです。
また、「買い支え(どんなものでもコープの商品を購入して生協の運営を助ける)」という時代を経験している組合員にとって「私たちの生協、私たちのコープ」はまさしく実感。
おかげで、赤字店舗でも撤退ができにくく、共済や宅配部門(共同購入)に比べて、店舗部門は経営的に厳しい生協が多い。
たとえば、日本生活協同組合で公開されている資料(地域生協の規模別店舗経営効率について)を見ると、経常剰余(利益)率が▲2.3%。原因は経費率が通常のSM企業に比べて3%以高い。
労働分配率に至っては10%ほどの差がある。
「人に優しくする」というのはカネがかかるもんですね。
かといって、他のスーパーよりも価格が高いと「買い支え」を経験していない若い人たちから敬遠される。

というようなことを思いながら島田店へ入る。
内装や装飾についての変更点は不明。おそらく品揃えや配置を変更しただけの改装と思われる。
コープしずおかの新店といえば最近では「袋井田町店」を訪問している。いろいろと新しい取組みが見られたが、派手な店舗を好まれる方にとっては生協の店舗は面白くないかもしれない。
でも、じっくりと見て廻るとなかなか面白い発見があるんですよ。詳細はいままで紹介した各地域のコープの記事(この記事の最下段にリンクを紹介しています)を参考にしてください。
●購入商品
20100220_2
・コープPBの干物。色がなかなか良い。裏面を見ると「佐賀産」という表示。
・地元商品もしっかり提案。「静岡おでん 黒スープ かやく付」。初めて見たので購入。
・カップ麺「あったかそうめん」は今回、鯛だし柚子風味を選択。商品よりもカップの「注意書き」に注目。
・価格対応品のペット茶購入。
●覚書
・「くらしモア焼きソバ」発見。"ニチリウ"に加入しているが日用雑貨で品揃えしているのは見たことあるが、食品はいままで気付かなかった。
・「富士山の日」おにぎり223円。コープだけでなく、この付近のスーパーには必ず品揃えされている商品。
Photo_2Photo_3 
●資料
Photo
Photo_4
Photo_5
Photo_6
Photo_7
コープしずおかはコープかながわ等と「ユーコープ事業連合(3県6生協)」を組んでいます。
●シンボルマーク
Photo
・CREATING A CARING COMMUNITY(クリエイティング ア ケアリング コミュニティー)「ふれあいとあたたかさのある平和な社会の実現」の考え方をCO・OPの頭文字Cを意識すると共に、発音のしやすさを考慮して表現しています。(ユーコープ事業連合HPより)

さらに「コープネット事業連合(8県8生協)」2010年に統一法人化を予定。総事業高7,000億円以上のビッグな組織になります。(組織の概要はコープネット事業連合HPを参照願います)
**********************
生協関係のブログ記事