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ハローデイの最新店「くるめりあ六ツ門店(福岡県久留米市)」へ行き、「パワースポット」売場のことを思う

●商品, 訪問記録|2010/09/16 posted.
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本日、長文。さらに短い時間で書いたため、文脈につながりがない部分もありますが、珍しく意見を書いてます。全文を根気良くよんでください。
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ハローデイ くるめりあ六ツ門店
 
〒830-0031福岡県久留米市六ツ門町3番地11 
℡0942-38-8671 
開店日  2010/07/29
訪問日  2010/09/11
20100911

●くるめりあ六ツ門について
・ユニードショッパーズ六ツ門プラザ(1983年オープン)
・ダイエー六ツ門店(2005年閉店)
・現在は他にサンドラッグ、セリア、宮脇書店、久留米市立六ツ門図書館
(食彩賓館でも以前、紹介しています)

●ハローデイ覚書 
〒802-0974北九州市小倉南区徳力3丁目10番-1号
℡093-963-4780
・1958年12月「かじや」設立(京都郡苅田町)
・1988年「ハローデイ」商号変更
・2004年山口県進出
・2007年熊本県進出
・584億44百万円(平成22年3月期) で※18期連続増収増益
・38店(2010年)
・地域の皆様の「食料庫」アミューズメント フードホール」
~Amusement Food Holesというスペルについて、よくHallでは?というお問合わせを頂きます。ですが、[Hall]を[Hole]にしたところが実はポイントなのです。人類は昔、穴蔵や洞窟[Hole]に食料を貯蔵したという逸話がございます。それにちなみハローデイも「お客様に冷蔵庫代わりに使って頂きたい」という、想いを込めて名付けました。皆様と感動をわかちあえる、楽しい Ausement Food Holes になれれば何よりです!~(HPより)

 いつかは行きたいと思うスーパーがある。例えば東北の「紅屋商事」さんであり(お世辞じゃないよTKさん)、宮崎の「フーデリー」さん。いずれも業界で話題のスーパーだが、ハローデイも、ぜひとも訪問したい企業でした。ようやく念願かなって最新店がある久留米市へ。
久留米市は16~17年ぶり。某社のブナシメジの工場訪問が目的の視察出張。当日は風邪。フラフラになって視察。その後、久留米市のホテルで薬を飲んで大人しく寝て治した。翌日以降の熊本~鹿児島~宮崎を予定通り回ることができたのも、久留米市の商店街の薬局で推薦された風邪薬のおかげ。ところが久留米市の印象が当時とまったく変わってしまい、市内中心部は他の地方都市同様に寂しくなっていた。
20100911_1_2  そんな久留米市の「六ツ門」と表示された商店街の前で「くるめりあ」の外観を撮影。
玄関横に青果店がある。最初はハローデイのバックヤードかと思ったほどシンプルな造り。
横目で見ながら「くるめりあ」店内へ。1階がサンドラックで地下にハローデイが入店している。
さっそくエスカレーターで降りる。たしか高知のサンシャインでも感じたのだが、こういった装飾に楽しさを演出するスーパーはエスカレーター上の装飾に凝っていたりする。「もうすぐ到着です」と表示していないと、ついつい見上げたまま下に到着して驚いてしまうことが多い。
ところで、食彩賓館がハローデイを知ったのはまだ最近のこと。4年前に日経ビジネスで特集されていた記事を教えてもらってから。同時に紹介されていたアマノパークス竜王店(2006年に訪問。記事は2009年の2回目訪問)はすぐに駆けつけることができたが、ハローデイはなかなか訪問の機会がなく、ようやく念願かなった。
実は既存店も訪問予定だったが、時間の関係で今回は断念。来年以降、山陰方面に遠征予定なので、その時に少し足を伸ばして萩や下関観光、さらに綾羅木店を訪問したいと思ってます。
余談ばかり続いて本題になかなか入らないのが食彩賓館の記事の特徴。ご容赦。
いつもなら青果から鮮魚と部門ごとに記録記事にしていくのだが、今回は結論から始めたい。すでに情報誌の記事でも取り上げられ、尚且つ視察にも多数訪れていると思うので割愛(食彩賓館は「誰かにレポート」しているのではなく「自分用の覚書」として記録<レコード>しています)。
 ハローデイは売場を「パワースポット化」するのが巧い。さらにパワースポット売場を連続させることにより、店全体を「スーパーパワースポット化」させることに成功している。
今まで、情報誌などで紹介された売場写真や商品写真で「VMD(ビジュアルマーチャンダイジング。知らない人はググって調べてください)」の取り組みは見えても、雰囲気までは伝わってこない。実際に自分で体感しないとこういった“雰囲気”を含めたVMDを感じることはできない。買い物しているお客さんを含めて、その日、その時、その場での現地・現物・現実確認がやっぱ必要ですな。とわかったようなことを書いている([E:happy02])。
この店のパワーの基は「楽しさ」。ハローデイは当初、大きなディスプレイを使用していたようだが、この店は一部、大掛かりな舞台装置はあるものの、基本は「小物使い」。しかもポイントは「照明」と「」。かなりこだわって検証しながら売場を作っているのだと思う。おそらくデータ検証よりも実感検証。長年培われた売場製作担当者グループの実感・実勘のセンスが素晴らしいのだと思う。アメリカでもこういったセンス(良し悪しは別として)のスーパーを見たことがない。近いところではトレーダージョーズ(2008/01/23記事)だと思うが、照明の使い方はハローデイの方が巧いと思う。(御参考記事「2009/01/01目の保養」)

 売場を徘徊。まっすぐ通路を歩くことができない。突き出し風に売場が構成されているためだが、邪魔な置場(売場・買場の反対)ではない。きちんと「パワースポット化」することにより、見事に「磁石」している。客を引き付けているのだが、引きつけた後に商品を良く見ると、これがまた巧く作られている。さらに関連させて売場作りしているのであれもこれもと購入してしまいそうになる。見事です。
商品が売れるためには、商品力(価格以上の価値提供)と売場力(商品の提案力)、そして運営力(商品力・売場力を実現する能力)が必要。さらに継続するためには「頑張らなくても普通に出きる」ことも。時々、無理しているなあと思う売場を見かけるが、ハローデイは無理をあまり感じない。恐らく、売場製作者達が楽しんで作っているからと思われる。また、店舗間での競争や情報交換がきっちりとできていて、アイデアを横展開したり、パワーアップさせる努力もしているように思えた。(実際のところは知らないが)

 「マグネット(磁石)」だけではダメ。引きつけてさらに買い物カゴに入れてもらうような売場作り(商品作り含めて)ができないと繁盛店にはならない。

繁盛店では、売場から発せられる“パワー(エネルギー)”に引きつけられた客が商品を購入し、そしてそのエネルギーが他の客にも伝わり、さらに購買意欲を高めあう。

価格的に安い特売でも一度は引きつけられて購入するが、回数を重ねるごとにパワーは減少。もちろん、高質・良質品でも同じだが、商品作りや売場作りなど提案方法を変えるだけでもう一度パワーを注入することができるのに対して、安売りは常に前回よりも安くしなくては“パワー”を注入できない。なので「EDLP売価政策」は評価されにくい。余談だか、「EDLP店」と自称している店舗の多くでの買物は「さらにお買い得」と表示している商品しか購入していない。

 この“パワー”は神社仏閣訪問で感じるようなものと同一ではないことはあらためて言わなくてもわかっていただけるとと思うが、「そこ(パワースポット)に置いてあるから売れる」のではなく、商品に対する思い(生産者~流通者)が強いほど売場は「パワースポット化」する。パワーを伝える手段は「視覚、嗅覚、味覚」だが、一瞬にして伝えないと引きつけた客がすぐに離れてしまう。客に立ち止まって見てもらうための装飾であり、陳列技術であるのだが、立ち止まって商品を見てもらった後に購入してくれるかどうかを決めるのが商品の「価値と価格」。商品そのものの魅力、売場作りの技術、販売者の思いがうまくかみ合ってこその「パワースポット化」。
「繁盛店」にするために必要なテクニックとして、このハローデイのような「売場のパワースポット化」とその組み合わせによる「店のスーパーパワースポット化」が有効ではないかと、今回の九州遠征で思い始めた。うまく表現できないのが残念だが、いつか科学的に検証できないかなと思っています。
食彩賓館は常々「繁盛店が好き」と言ってます。「繁盛店」を科学的に検証・実証できないかとも思っていますが、こればっかりはフィールドワークの時間と考察能力が必要なので、もう少し勉強した後、定年になってからの楽しみに取っておきたい。
 
 ところで、やたら「パワースポット」を連発した後で恐縮だが、この「ぐるめりあ六ツ門店」は今までの資料で知っているハローデイとちょっと雰囲気が違うような気がする。「パワー(エネルギー)」の伝わり方が不足しているように感じた。全館オープンが10月予定なので、全館揃ってから本領を発揮するのか、それとも食彩賓館の思い違いなのか。
何が違うのかわからないので次回のハローデイ訪問で検証したい。
いつになることやら。
●食彩賓館的印象
総合     ★★★★☆
装飾・備品★★★★★
品揃・商品★★★☆☆ 
売場作り ★★★★☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
価格(当日)★☆☆☆☆
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★★★☆
視察向け ★★★★★
上記の★☆の説明は
こちら
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●購入商品
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・「おはぎ」。この形を見てピンとくる人は「おはぎ通」。ヤオコースタイルです(愛知県ではメグリア、パレ)。味は今まで食べたスーパーのおはぎでは「佐市(さいち)」を除くと一番かな?。「甘さ控えめ」と大抵のスーパーのおはぎに表示しているが、程好い甘さの「質」が違う。質の違いは小豆なのか砂糖なのか。何しろ「とびっきり良質品」。いよいよフーデリー訪問が楽しみになってきた。
・肉の周囲をうっすらと焼いただけのローストビーフを食べたかったわけではなく、中に入っている「造花」の質を確認したかっただけ。造花を確認する限り、衛生的に問題があるようにも思うが、そういった配慮よりも美観を大切にする企業のようです。(食彩賓館はそのまま食べる商品の中に、食べられないものは入れない方が良いと思っている)
・「鯖寿司」ネギのトッピングの仕方が良い。 
 その他、試してみたい商品や美味しそうな商品が多数ありました。さらに関連商品の提案力は相当なものだと思います。
・「めざしチョコ」細長いチョコ。メザシの写真のついた袋に入っているだけだがメザシの間にチョコが挟まっているように見える。鮮魚売場で関連販売されていた。
・保冷バックが安い。デザインはイマイチ。
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アツミフード山田店に続いて二店目の「良質店」に認定。
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●資料
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■福岡~長崎遠征記事
●福岡~長崎遠征記事
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=”MS Pゴシック”>2010/09/16ハローデイくるめりあ六ツ門店(久留米市)
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