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ヤマナカ ザ・チャレンジハウス共栄店(愛知県瀬戸市)改装オープンに際し、標準作業・作業標準について思う

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ザ・チャレンジハウス共栄店
〒489-0809愛知県瀬戸市共栄通2-12
℡0561-82-2253  
敷地面積 4,641㎡ 1,404坪 
延床面積 3,542㎡ 1,071坪 
店舗面積  1,694㎡  512坪 
駐車台数  93台
駐輪台数 70台 
営業時間 10時~21時(開店3日間は午前9時開店)
改装開店日 2010/9/18
訪問日    2010/9/18
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9/18の記事にて速報しているが、当日の印象を忘れないうちに記録しておきたい。
 太平通店のザ・チャレンジハウスへの改装をニュースリリースしてから、ザ・チャレンジハウスへの改装についてのニュースリリースは出ていない。久々のザ・チャレンジハウスに関するニュースリリースを見て、今回の改装に対するヤマナカ社の意気込みを感じた。
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前回のニュースリリースを読み返すと、今回のニュースリリースと同じ内容。太平通店の訪問記事に「業態変更」という題名をつけてしまったことを今更ながら反省しています。当時の食彩賓館の知識としては、こういった改装は“業態変更”あるいは“業態転換”という認識でした。これは、他社のニュースリリースを参考にして、こういった、いわゆる“EDLP店”への改装を「業態変更・転換」と表示していたのですが、生鮮食品や加工食品・日用雑貨などをセルフサービスで販売しているのだから、品揃えや陳列方法、売価政策を変更したとしても「業態変更・転換」ではないと思うようになりました。
もっとも“自称業態変更・転換”はありえる。自社内でいくつかのフォーマット、「レギュラーSM」「SSM」「GMS」「ホームセンター」などを持ち、それを「業態」と自称しているとすれば、“自称業態変更・転換”でも間違いない。最近のオープンではオークワ美濃加茂店のニュースリリースに“業態”という表現をしています。
問題は、それを真似して、食彩賓館のように“自称”していない企業の改装まで“業態変更”と表示してしまうこと。
ヤマナカのニュースリリースを見る限り、「改装」という表現はしているものの、「業態」という表現はしていない。ということで、自分の記事で「太平通店業態変更」としてしまったことに対するお詫びを兼ねて、速報で紹介した次第。
もっとも、食彩賓館は過去記事の訂正を頻繁にするので、知らないうちに書き換わっているいるかも知れません([E:confident])
 さて、共栄店
大平通店の改装は段ボール陳列やコンテナ陳列など大幅に陳列と販売方法を変更して、器具や什器も工夫するなど、かなり大掛かりな改装でした。「ディスカウントフォーマットへ改装」と言っても差し支えないほどの変更だったのだが、今回も一部、バジェット陳列やコンテナ陳列が見られるものの、大平通店との違いはSMレイアウトや基本的な品揃えをそのまま維持して、過去のザ・チャレンジハウスでの成功事例導入や逆に不具合の修正を、今回の共栄店で取り組んでいる。いちいち上げないので、ご自身で発見してください([E:wink])
この傾向は最近のアルテ店舗のザ・チャレンジハウスへの改装の際にもありました。
天井からの吊るしPOPや店内二箇所に設置された「ザ・チャレンジハウス看板」を取り外せば、通常のヤマナカレギュラー店になる。もっとも品揃えはかなり圧縮され、陳列什器も一部変更になっているので、運営作業数は若干、削減されていると思う。ただし、作業時間短縮のレベルで、「省人化(人数を減らす)」までは行っていないのではないかな。ムリヤリ人を抜いていれば別だが。スーパーでは「人時(にんじ)」にこだわり、作業時間削減までは達成できても、本当に人件費削減となる「省人化」ができていないことが多い。
普通、メーカー工場では、必要な作業をこまかく分類して、それぞれの標準作業(効率的な作業の組み合わせ)を作業標準(経済的な条件を標準として決めたもの)によって作業し、その進行状況や不具合を「見える化・診える化」する。「見えた問題点」に対して、管理監督者が確認し、問題発見され、対応指示する。
スーパーでは、客数変化や突発性の出来事(クレーム・レジ応援等)など不安定要因が頻繁に発生するため、標準作業は決められても、作業標準通りに実施できないことが多い。
さらには標準作業自体、決められていない、あるいは守られていないのが実態だと思う。食彩賓館の店でもそうでした。
そういったこともあって、イトーヨーカドーや、ヨークベニマルで採用され一世風靡した「トヨタ生産方式のスーパーマーケット版」よりも、食彩賓館がスゴイと思っているのは、サミットが取り組んでいる作業改善とその管理手法。なぜならサミットストアに行くと、そういった作業管理がしっかりと実施されていることを売場で感じることができるから。
開店時の品揃えはどこまで、朝の陳列数はどれほど。売場を見ていると本当に頭が下がる。
決められたことを決められたように実行することがどれほど大変なことなのか。
どうしても、スーパーマーケットの評価は「見た目」「独創的」「先進性」に目を奪われがちだけど、本当にすごいのは「当たり前のことを毎日、無理なく、当然のように実行し続けることができる店」だと思っています。
といったことで、新店オープンではそういったことを見る機会がないので、本当は新店訪問はできれば避けたい([E:confident])。でも、繁盛店が好きなので、新店の盛り上がりは感じたい。ということで、新店訪問“も”している次第。

 という余談はさておき、話を共栄店に戻します。
なぜ、余談を長々と書いたのかというと、ザ・チャレンジハウスのような「毎日低価格」で運営する目的の一つが「客数の平準化(デコボコなし)」。毎日低価格なら、特売日を選んで来店する必要がなくなるので、来店客数を予測しやすい。客数予測が正確だと、人員配置だけでなく、商品作成・発注数も計画しやすい。また、標準作業や作業標準も決められた通りに正確に実行でき、さらにムダな人員配置やロスも削減できるのでローコスト運営が可能となる。
実はヤマナカ社はザ・チャレンジハウスの改装を通じて、上記のようなことを食彩賓館が知らないうちに取り組んでいて、この共栄店で完成した。その自信のあらわれが、久々のニュースリリースになったのでは・・・・。
と勝手に想像したので、慌ててオープン日に訪問。
結局、繁盛ぶりも、食彩賓館の想像した標準作業・作業標準運営も感じることができなかったが、ザ・チャレンジハウスの“基本形”が完成に近づきつつあることは実感できた。こ
んな感じの改装だったら、低経費・少ない日数でザ・チャレンジハウスに改装できる。
良い改装だと思います。地下駐車場の出入りは難ありでしたが。
 
 レジで精算の時に「本日のチラシはどこにありますか?」の問いに対して、応援の方が食彩賓館の後に客がいないことを確認して、「すぐに取って来ます」と言ってくれたことにちょっと感動。

最後に余計な一言
食彩賓館ルール
「店内での従業員同士の私語禁止」「店内での取引先との情報交換・私語禁止」「経営者・役員であっても店内ではお客にすれ違い挨拶」
できない人は名札を外して一般客になりすますこと。
店内で一生懸命作業する「ザ・チャレンジハウス」の名札をつけた方と、応援でやってきた「本部」という名札をつけた方達を見ながら余計なことを感じた食彩賓館でした。

●購入商品
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・無茶なオープン特売をしなくなったのは自信のあらわれと勝手に解釈。
・国産豚肉とオージービーフの売価が気に入ったので記念に購入。
・お~いお茶は例の横積みだった。冷蔵オープンケースの冷風の届かない角地に陳列してあったので、品温が下がっていない。
・カレーナンは「自然酵母を使った生地を朝 焼いて工場より直送」という売り込みに惹かれて購入。冷凍生地との違いがわかるほどの食味検査能力は残念ながら持ち合わせていないので妻へのお土産とした。
● 食彩賓館的印象
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★☆☆☆ 
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
価格(当日)★★★☆☆
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★★☆☆☆

上記の★☆の説明はこちら
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