フィール エクボ(EQVo!)辻町店 (atハート)で仙人いなりを食べる
フィール エクボ(EQVo!)辻町店 (atハート)
愛知県名古屋市北区辻町1-37
℡052-912-2116
℡10:00~20:00
改装開店日 2010/10/15
訪問日 2010/10/16
↓ at ハート店を低価格強調型店舗へ改装。
結局、いつものように開店前にホームページでの新店紹介がない。フィール社はいつもそうですね。数日後にひっそりとホームページにアップしている。
スーパーのホームページの変更を日々確認していますが、今時、オープン後になっても店名をホームページで変更しないスーパーはフィール社くらい。カネスエ社も改装をニュースにアップしない(ということで食彩賓館では「改装」と認めておりません[E:confident])。遠方ではオーケー社も遅いですね。
アオキスーパー社もオープン少し前にオープン日と店名だけは表示するが、住所等詳しい表示は遅い。ヤマナカ社もそうでしたが、最近はニュースリリースをアップしてくれるようになったので大変嬉しく思っています。
各社の勝手ですが、広く世間に知らせたくないオープンなのか? とか、そんなに競合店に事前特売とかされたくないのか? とか かんぐってしまう([E:wink])。
おそらく自信のない開店・改装なのでひっそりと静かにオープンさせたいのと、競合店が恐くてどうしょうもない(だから「他店対抗価格」なんて主体性のないことしている)のだと思います。正々堂々と広く世間に公開して欲しいし、するべきだと思っています。業界紙に取り上げられるほどの立派な店舗ならば余計にね。
単に、専属の担当者が忙しいだけだと思っていますが。会社の方針だったら、ちょっと寂しいなあ。
店頭や道路傍の看板で開店日を知らせるならホームページにアップしてもよさそうなものだが。
というスーパー各社の都合よりも食彩賓館の都合に合わせた勝手な願望はともかく([E:wink])、エクボの改装についての話です。
フィールのウリは生鮮。生鮮で集客して加工食品をついで買いしてもらう。以前は大手のユニー系やイオン系の大型スーパーが競合店だったので、生鮮の品質管理と少し低価格で充分対抗できていた。「激安(ほとんどは品質のレベルに応じた価格)」をアピールするスーパーが現れたり、青果の値入を極端に抑える企業が増えたりするにつけ、なかなか昔ながらの商売方法では集客できなくなる。
「ウチは品質が良いからそれなりの価格なんだ」と自慢(?)しても、「でも高いわね~」でおわり。「高い・安い」の判断は「味覚」と同様に個人の感覚によってまちまちなので、価格訴求というのは本当に難しいと思う。もしかすると「価値訴求」よりも難しいのでは思っています。
フィール社から話がそれるが、今は店舗で販売した商品の売上げによる利益(荒利益)だけで、事業利益を出せるスーパーは本当に少なくなってきました。荒利益率よりも販売管理費比率の方が高いのに、なぜか事業利益は3~5%も確保している。そんなスーパーが増えています。
取引先からの物流協力費、販売達成リベート、販売奨励金などいろいろな名目での「戻し」が利益の源になっている企業が多いのではと思っています。もちろん専門店収入もありますが、こちらは出店時に専門店が納得しているので特に問題はなさそうです。
だから、ドミナントで出店して内部競合があっても、あるいは競合激烈地域に出店しても、「売場面積を増やせば(商品調達量が増えれば)利益が増える仕組み」が出来ている企業は続々出店してくる。
以前から出店している古くからのスーパーは、それなりに人員も売上げの多かった時代の状態を引きずっているのでコストカット(人員削減・経費削減)をする。スーパーマーケットは一度、マイナス的思考を試行すると、予想以上に戦力ダウンして、結局、赤字のまま回復できないという店が多い。このフィールat ハート店がそういった店だったかどうかはともかく、EQVo店への改装は、一見、マイナス志向ではない思考で試行されている。でも、根っからの生鮮マンが品揃えを絞った安売り店で売場担当を淡々と勤められるバスがない(と勝手に推測してます)。
ということで、店舗内を見ると、なかなか低価格強調店舗とは思えない品揃えがあったりして楽しませてくれた。
スーパーの経営がどんどん苦しくなる中、低価格強調型店への改装はそれを支える仕組み(ローコスト運営)がしっかりできていないと、結局、売上げ伸びたけど赤字は膨らむことになってしまう。
食彩賓館の見る目がないので、「これはっ」というローコスト運営への取組みを売場で見つけることができなかった。おそらく、見えない場所で、気付かないところでしっかりと改善されていることでしょう。
そういえば、鮮魚の手書きPOPで「爆安」と表示していた。む~。そういう店なんだなあ。
●購入商品
・青果はこの他、バナナの1房売りやパインの一本売りなど、野菜・果物の低価格が目立った改装特売でした。
・国産豚ロースが安かったので、購入しょうとしたのだが、背脂の整形が少し甘かったので、肩ロースに近い方を選んで購入。
・ツナ安いねぇ。即、購入してしまった。
・こころ寿司「仙人いなり」は1時間(だったかな?)に800個作る(通常400個)という「仙人」と呼ばれる名人が作ったから「仙人いなり」と名付けたらしい。5種入り。そういえばどっかのフィールのオープンでも購入したな。
●資料
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●フィールに関する食彩賓館記事