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ヤオコー相模原下九沢店(ヤオコー社神奈川初出店)で4年ぶりのヤオコー社新店訪問を堪能&おはぎも久々に購入

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ヤオコー相模原下九沢店
神奈川県相模原市中央区下九沢57番地1
℡042-775-0711
開店日 2010/10/26
訪問日 2010/11/06
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先週、訪問予定だったのだが、あいにくの台風模様。あきらめて県内訪問を実施。とはいえ、ナビに登録した神奈川~東京西部の新店&既存店舗マークに「そゞろ神の物につきて心をくるはせ」て11月6日に訪問。
約3時間と少し。熊野の実家に帰るのとほぼ同じ時間で相模原市へ到着。西に向かうと、同時間がかかる兵庫県姫路方面への遠征が、宝塚市周辺の渋滞で難渋するのと違い、スムーズに到着することができた。神奈川も圏内だなあ。半年に1回程度は訪れるようにしたい。
 
 ヤオコー社。ご存知、“東北のベニマル、埼玉のヤオコー”と業界注目の企業だった同社もいまや“関東の”と言われるぐらいに規模拡大。食彩賓館がヤオコー社を訪問した最初の店舗は「ヤオコー狭山店(1998年“ミールソリューション型モデル店”として改装)」。おそらく2000年前後だったと思う。食彩賓館も新店オープンを控えて、参考にしたいということで訪問したように記憶している。当時、その他ヤオコー店舗も数店訪問したのだが、記録がなく、記憶も乏しい。店舗外観写真を撮影することもなく、ただ、惣菜・米飯商品を見て驚いた記憶しかない。当然、「ミールソリューション」なんて言葉の意味さえ理解できていなかった(今でも、しっかりと理解できているのか、はなはだ疑問だが)。
再度、狭山店を訪問したのが2003年。その時には島田陽介先生の講義も受けていたので、ヤオコー社の取り組みについて、頭では理解できていたつもりだった。2003年開店の南古谷店でダブルコンコースの目的が賑わい演出だけでないことを知り、そして、東北遠征(当時は仕事)でヨークベニマル社で生活提案型の売場作りも知るに至り、「目からウロコ」の時期でした。
自社内では「いっぱし」と思っていた食彩賓館がメチャクチャ井の中の蛙状態だったのを自覚したのもこの時期。伝手を頼ってはいろいろな方と話をする機会を求めました。
ある社長が「ミールソリューションは“生活提案型メニュー提案”である」(記事はこちら)と簡単に一言で説明してくれたのが、当時としては一番の収穫でした。
“生活提案型”というフレーズを使うとすべてのスーパーマーケット活動に対して説明がつきます。「美味しい生活」「楽しい生活」「便利な生活」「節約生活」「安心を実感できる生活」・・・どんな“生活”を提案しているのかを見極めて分類することを始めたきっかけが狭山店訪問でした。
「売場を見ていると食卓がイメージできる。そのイメージに合った商品を提案する」そういったことを実現できる企業がヤオコー社であると思っています。さらに言わせていただければ、ヤオコー社に不足している(と勝手に思っているだけですが)「食品と雑貨を組合わせた“生活提案”」ができるスーパーはヨークベニマル社と関東地区の一部のイトーヨーカドー店舗だけだとも感じています。
という生意気な独り善がりな話はともかく、神奈川県初出店で、食彩賓館としては4年ぶりで、13店舗目となるヤオコー社訪問店舗「ヤオコー相模原下九沢店」の話。
 
 いつもは外観を撮影したらすぐに店内に入るのだが、今回はSC全体(といってもミニNSCですが)を眺めることにしました。先日ヒルズウォーク徳重に「名古屋初」として大々的に出店したハンプティダンプティがひっそりと陰にかくれるような位置だったり、緑化駐車場の植栽や保護材の材質が他と違うのを確認。店舗玄関前の床材も場所により変えているのも印象的。さらに施設周辺の歩道がヤオコーカラー(というかマーケットプレイスカラー)に塗られているのも注目。わざわざ駐車場面積を犠牲にしてまで、歩道を増設したことがうかがえる。こういった歩道の設置・整備なんかは、新店出店時に地域貢献として説明会などでアピールするのだが、ヤオコー社はしっかりとカラーで顕示。近所の人が気付くかどうかはともかく。
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 土曜日の午前中。なかなか駐車場は埋まらない。かといって、店内は閑散という雰囲気ではない。一時期、南古谷店、ワカバウォーク店から始まり、ヤオコー社の新店が出るたびに訪問していた時期と比べて、最近の新店は4年ぶり。本当にワクワク。こういった店舗訪問ばかりだと楽しいのだが。
店内には背広を来た「業務視察組」に混じって、あきらかに「休日を利用して視察に訪れた私服業界人」も多数。でも、新店でよく見かける「背広で部下を引き連れての視察」や「“スニーカーにスラックス”な業界スタイルで腕組んで売場をにらめつける」タイプの人はいない。皆さん、買い物カゴを持って、一応、買物をしている。もちろん気になる商品の味をチェックするため。なので、その人達の買物カゴには惣菜(精肉惣菜含む)やサラダステーションの商品が多い。それで、一般の客はというと。若い方、年配の方。特定できる印象ではない。平日はどうなんだろう。今後、ヤオコーの取り組みである「生活提案型のミールソリューション」が浸透すれば、もっと若い世代の客が増えてくるのかも知れない。もっとも近隣にオープンした「アリオ橋本」を含め、三和のフードワンタイプ店があったりと、かなり厳しい強豪な競合が犇めいている地域。大変だなあ。
そういったことを思いながら売場を徘徊。

 青果では一時期設置されて
いた「百笑や」が見当たらない。いろいろ事情があるのか、最近は止めたのかは不明だが「地元相模原の野菜」コーナーを設置。
青果の葉物野菜やサラダの裸陳列も健在。あいかわらず、時間帯での入替など「時間帯鮮度管理」を実施するため、店頭陳列数が少ない。そのための什器も設置してある。
それと、どんな関連販売をしているのかを見るのも楽しみのひとつ。「ほおほお」と感心しながら取り組みを眺める。
鮮魚ではやはり、本日のウリの商材「生メカジキ」をSKU分割。メニュー提案も豊富。でも8年前の南古谷店当時ほどではない。やっぱあの店舗は特異だったんだなあとあらためて思う。
「育ちのわかる魚」や手書きPOP「本日のおすすめの一品」などの表示もあったり、魚種も多く楽しめるが、鍋商材(セットを含め)は関西の繁盛店と比べると若干見劣りする。ただし、商品作りはさすが。刺身も丁寧で穂ジソなどの妻を使ったあしらいも上手。
作業場を見ると社員風の男性が6人。そのうち、一人は別室の刺身作業場で女性2人を従えて作業している。ヤオコー社の新店は、特に重点となる新店はオープン当初、人数を多く投入する傾向にあるようだ。それはトレーナーだったり、あるいは社員だったりするのだが、そのうち、シルバーなどの技術パートナーに入れ変っていくのでしょう。このあたりも巧いと思います。

 店の評価が定まるまでは人手とカネをかける。

 鮮魚売場前にはクッキングサポートが すき焼きメニュー提案。冷蔵オープンケース前に食卓提案売場を設置。ただし、2003年当時の南古谷店のような「見本品による実際の食卓をイメージさせる演出」はない。料理の見本品は並んではいるが、「食卓」をイメージするほどではない。新店間もないので“戦略的メニュー提案”ではなく“戦術的メニュー提案”と感じた。
(「戦略的・戦術的なクッキングサポートの取り組み」については こちらの記事で触れています)
 続いて精肉売場。相変わらず、セット物とローストビーフなどの商品作りがステキです。ローストビーフの折り曲げ具合なんて唸ってしまう。でも南古谷店の当時、チーフだったS氏ほどではないかとも・・・。いやいや、食彩賓館の思い込みが強すぎるのか?
精肉売場も手書きPOPが売場を飾っています。生つくね、鶏モモ、豚バラをセットにした「お鍋用具材セット」がなかなか面白い。
精肉を通り過ぎると、店内右側ゾーンはお待ちかね「寿司・惣菜・ベーカリーゾーン」。
全国の企業がマネリング・モデリングした“専門店風な作業場演出”売場が並ぶ。このタイプはワカバウォーク店で「完成」を見たので、目新しさはないが、やはり商品作りはさすがと思わせる。
弁当の販売時間は6時間。しかも“超鮮度”なんて表示はない。さりげなく「6時間」と表示されている。いつものように「なんで6時間なんだろう」という疑問は残るが。
寿司では秋の節分の「恵方巻き」の商品作りもチェック。なるほど。
時間帯MDについての取り組みは未確認だが、たまたま、惣菜商品の追加時に惣菜売台に造り付けられた折畳式のテープルを開いて商品を陳列していた。時間帯によって商品や売場の陳列数を変更できるように工夫されている企業は多いが、実際にきちんと「時間帯MD」が機能しているスーパーは少ない。ヤオコー社はその数少ないスーパーの一つ。この店がそうなのかは未確認だが。
 惣菜売場周辺に「レディトゥミール商品」が集められている。たとえば、魚惣菜やカット野菜・カットフルーツなど。このあたりの考え方はぶれていない。
さらに精肉から惣菜前の冷凍ケースには「パエリアソース」や「デミグラスソース」「ビーフシチュー」などの冷凍食材がコーナー化されていた(しかもビーフシチューなどはPB)。冷食はこのコーナーを含めてリーチインケースを採用。
惣菜売場やサラダステーション、「自家製サンドイッチ」コーナーほかのベーカリー売場の商品作りを拝見しながら、じっくり買物をさせていただいたが、加工食品コーナーは生鮮売場に比べて大人しめの印象。随所にヤオコーらしさはあるが、エンドの作り方にヤオコーらしさをあまり感じない。
後は、最近、多く見かけるスターバックス社のコーヒーが品揃えされていたのを確認。さらに試飲も実施。ここんところ多くみかけるなあ。
雑貨売場ではゴンドラ内(レイアウト表の⑫売場)で、提案売場というよりは、使用目的別売場がズラッと並んでいる。大変面白い。一見の価値あり。
レジ前エンドは以前からこんな感じだったかなあ。帰ったら業界誌とかの資料でも確認するか。
 というような1時間ちょっとの滞在でしたが、大変楽しめました。ヤオコー社の店舗も多くなり、出店地域も拡大し、南古谷店の出店時期のような“特異”な迫力ある売場作りや商品作りはあまり見かけなくなったが、逆にチェーンストアマネージメント力はアップしているのかなあとかいう食彩賓館らしくない感想で締めくくっておくことにします。

 店長に挨拶して退店(もちろん一般客として)。南古谷店で「精肉にこの人あり」と言われたS氏が店長を務めています。南古谷店からすでに8年の歳月が流れ、チーフが新店の店長になり、食彩賓館は・・・・・以下略。
●購入商品
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・広告の寿司。賞味時間は約7時間。店頭販売時間はもっと短いようだ(4時間だったか5時間だったかよく覚えていない)。よく見るとウニがくるっと巻かれている。恐るべしっ。
・塩おにぎり。以前からこの塩おにぎりが好きなんです。ああ 美味しい。
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・精肉でコーナー化されていた生つみれ。「匠鶏生つみれ。店内で一粒一粒丁寧に作っています。匠鶏のムネ肉を2度挽きし、野菜と特製のタレを加えて混ぜ込みました。お鍋の具材はもちろん、おでんや味噌汁の具にも良くあいます」。ということだが、こういった鶏のムネ肉を使った商品作りは値入確保に貢献する。どうしても不足しがちな鶏モモ部位と比較してムネ肉を特売に使う企業が多い。特売ではなく、ムネ肉を半加工した商品を提案することにより荒利アップを狙っている。エライっ。
・ウィンナーソーセージ。なんとなく購入。
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・和日配のPBも購入。こだわりPBの豆腐は食感だけでなく風味が良い。
極太生麺も良い。さらにスープは塩を選択したのだが、普通はありえない「極太麺と塩スープの組み合わせ」でなかなか楽しめた。
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・牛乳のPBは1リットルの他、500mlと200mlも用意されている。さらに平台で那須牛乳を使用したソフトクリームを那須牛乳と一緒に関連売場を作っていた。そこでは牛乳がメインではなく、ソフトクリームがメインで売場作り。
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・お茶。58円に値下がりしていた。バロー社の48円よりも10円高いが、これだったら十分だ。ちなみにお~いお茶は78円。恐れ入りました。
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・記念品としてマイバックを購入。新店オープン時はアンケート記入でプレゼントしてくれる。なかなか使い勝手が良い大きさと材質。
ヤオコーのカタログやチラシ類は丸めて置かれている。持ちやすく、買物袋に入れやすい。
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・最後はおはぎ。おはぎの記事はかなり前にこちらで取り上げています。佐市とかヨークベニマルとかの比較もしています。5年ぶりに食べた。
あれ? 味が変った? 原料が変ったのか?。 それとも久々に食べたので新鮮な印象だったのか? とにかく美味しくなっていると感じた。少し甘みが強くなったのは原料の所為か?
おそらく、スーパーマーケットのおはぎではここがイチバンと思う。ヨークベニマルのおはぎは6年ほど食べていないのでそちらの進化ぶりも確認したくなった。

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●食彩賓館的印象(2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)

総合     ★★★★☆
(3.5★位だと思うが、久々なので敬意を表す)
装飾・備品★★★☆☆
品揃・商品★★★★☆ 
売場作り ★★★☆☆
品質・衛生管理★★★☆☆
価格(当日)★☆☆☆☆
(品質に比してお値打ち感がある)
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★★★☆
視察向け ★★★☆☆
繁盛感   ★★☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら

●レイアウト
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●資料
Photo

●ヤオコー社に関する記事
(あまり記事にしていません。会社名を秘して記事にしたことは多数あるが)

・2008/8/28おはぎのこと「佐市」「ベニマル」「ヤオコー」
・2009/09/30ヤオコー新座店のチラシのこと

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