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サミットストア 大森西店でチェーンストアと個店経営のコトをアレコレ考えてみた。オオゼキ大森北店は行ってない

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サミットストア 大森西店
東京都大田区大森西4-5-6
℡03-3298-3310
開店日 2010/10/27
訪問日 2010/11/06
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 神奈川~東京西部遠征の最終目的地に到着したのは18時。予定よりも約30分以上経過しているが、せっかくなのでじっくりと買物させていたただくことに。
この地域はサミットドミナント。近隣の大田中央店、大森店まで直進距離400~500mの至近。競合店としては200m程度の距離に東武ストアがある。
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食彩賓館が知るスーパーでイチバン、スーパーマーケットとして機能しているのはサミットストアだと思っています。いや、感じていますと言った方が良いか。
チェーンストアは個店でのバラツキを無くし、どの地区のどの店へ行ってもその企業が持っている実力を発揮できるような仕組みになっていないとイカン。乏しい知識ですが、そう思っています。
よって、立派な店舗があり、ダントツの成績を収めた店長がいるとしても、チェーンストアとしてはどうかな?とも思っています。例えば「A社のB店」がそう【立派な店舗】だとすると、他地区の「A社のC店」の顧客はA社のB店の顧客と同じサービスが受けられない。特に立派な店舗にしているのが一人の優秀な店長だったり、あるいは部門チーフだったりすると、その人達が異動したら、その地域の顧客は同じサービスを受けられなくなる。それはイカンでしょうというのが、サミットなどのチェーンストア志向企業。
逆にルールに縛っていては人材が育たないと思っている企業が「個店経営志向企業」。
どちらが客にとっていいかというと・・・・。どっちだろう([E:coldsweats01])
例えば、食彩賓館の近所のスーパーが上記A社のB店とする。
週2回ほど買物に行き、一回の買物で2000円ほど購入。いわゆる優良顧客だとする。
きちんとしたハレの日提案があり、イベントが日替・週替わりで開催され、しかもそこそこ節約生活ができる。取引先・メーカー、あるいは商品部に顔が利くのか、試食イベントや協賛イベントも多い。
チーフも元気で、夕方には“目の前調理で出来たて販売”までしてくれる。部門担当は作業員ではなく、販売員として、調理の工夫や料理のワンポイントアドバイスまでできる。レジのチェッカーも教育が行き届き、店長は常にレジ付近でお客様に不便・不都合がないか確認しながら、馴染みの顧客に挨拶がてら声を掛けては情報収集。副店長は副店長で店長の補佐をして、金銭管理や従業員の不平不満がないかの気配りもできる。そういえば、この店の従業員は休日出勤や残業もなく、皆、きちんとした社会人として家庭人として暮らしていると聞く。そういった仕事に対する意識が高いことや店長・副店長による気配りのおかげでこの店(A社のB店)は客に対する応対にも余裕があり親切。学区の行事や商店街との付き合いもきちんとしていて近隣の評判も良い。
ところが、そういった店長の働きが認められて、人事異動(異動は組織・場所・担当変更だけでなく、昇格・降格も異動。×移動)があった。店長は地区長に、鮮魚チーフは本部のバイヤーに、惣菜チーフは地区トレーナーとする辞令が出た。後任店長には副店長が、副店長の後任にはドライチーフがそれぞれ昇任した。鮮魚チーフは遠方からベテランのチーフが赴任し、惣菜はサブチーフが昇任した。
数ケ月してその店の雰囲気が変った。ドライチーフは金銭管理や人事管理よりも店に出て売場を手直しするのが好き。そのため、副店長は事務所で以前のように事務作業やら報告書類(前店長は地区長に顔があり、適当な書類を提出しても問題なく通っていた)作成にも時間がかかるようになった。鮮魚売場では作業の進め方がチーフの一存で変更になり、パートさんも困っている。チーフは鰻が好きで、朝から鰻を焼いている。パートさんが店長・副店長に相談しようとしても二人とも忙しくて相手をしてくれない。しかも鮮魚チーフは店長の大学の先輩。意見を言いにくいようだ。惣菜では新任のチーフの手際が悪く、弁当が午後になってようやく品出しされる始末。悪い時には悪いことが重なるものでレジチーフが突然の寿退職。
そんな状態なので、店を運営するのがやっとの状態。とてもプラスアルファのことなんてできない。他地区の地区長になった前店長は「オレがやっていた時は・・・・」と現状のB店の悪口を言っているらしい。たまに来てはいろいろとアドバイスしてくれるが、それは「オレだから出来たんだ」という自慢話に聞こえる。
食彩賓館も替わり映えのしない売場や商品に飽きて、週2回が1回となり、購入金額も、“出来たて販売”していた商品がなくなったので、2000円が1000円に減る。

 長くダラダラ書いたのは「チェーンストア」が「個店経営」に変るとそういったことが発生する危険があるということを言いたかっただけ。一人の傑出したヒーローがそのノウハウを伝授できれば良いのだが、普通の一般人はヒーロー的能力を持たないか、あるいは「持てない(能力だけでなく意識的にも)」ことが多い。
逆にヒーロータイプがチェーンストアにいるとどうなるか。自分はあれこれアイデアを出すが、本部で握りつぶされたり、上司は自分の地位にとって替わる恐れのある優秀な部下の芽をなんとか摘み取ろうとして、部下の成果は自分の手柄で報告する。結局は「やってられないっ」となって飛び出してしまう。
じゃあどうすれば良いか。ヒーローのいる店は「実験店」として店名変えて勝手にやらせる。暖簾わけですな。もちろん給料体系も変える。優秀なメンバーを集めて新しい取り組みにチャレンジさせる。さらにその店に若手を人事経費でどんどん送り込み鍛えてもらう。若手に「自分もああいう店長・チーフになりたい」と思ってもらえればしめたもの。ちょっと自分には無理だと思えばチェーンストア事業部でコツコツ真面目にルール通り作業をこなしてもらえばよい。それはそれで立派な仕事だと思う。
 
 というようなヨタ話はさておき、本題。
サミット大森店は1階が駐車場で地下が売場になっている。エスカレーターで降りると、いつものサミットストアの売場が広がるのだが、少し雰囲気が違う。何が違うのか考えながら売場を徘徊。
ダイコンがお値打ちであることを市場バイヤーが映像でアピールしている。雰囲気はわかるが相場よりも安く買えたのか、それとも特別な産地の商品をうまく買えたのか、そういった詳しいことがわからない。BGMとしては良いと思う。
両側の青果オープンケースも整然と商品が並び、夕方の乱れがない。平台には担当者の写真と「本日のいち推し」という立派な看板POP。何かを伝えたいのだろうが、食彩賓館はそういったことを敏感に悟るほどの能力を持たない。
青果から突き当たりのマグネットに鮮魚作業場を設置。窓をフルオープンにして、積極的に声だししながら販売。作業場を見ると・・・。う~む。
夕方だけど造りたての刺身が出ている。これはさすが。夕方は値引きの時間と思っている企業とは違う。
精肉で牛肉の等級についての説明POP「通知表と同じで5等級が一番良い等級です」。ヘタな説明するならコレくらいの方が良いのかもしれない。
「環境にやさしい」ということで、ノートレーの精肉が一部並ぶが本当に申し訳程度しか出ていない。
一応、コトPOP風な手書きPOPも設置されている。生つみれのPOPがなかなか秀逸。わかりやすい表示になっていた。
サミットストア社らしい小型パックも充実。特にハムソーの「98円均一使いきりコーナー」は4尺とって展開。なかなか良い。
冷凍食品はリーチインケースとオープンケースが半々。オープンケースで「ご当地冷凍食品コーナー」設置。最近の他社の新店でも良く見かける。B級グルメ便乗商品をコーナー化。
グロサリー売場はエンドがキャスター付きで、ゴンドラも下段は単品で4尺とるなど、作業工数削減の工夫が見られた。ああ これかあ。サミットの雰囲気が変わったのは。なんとなくグロサリーが手抜きというよりは人手をかけていない雰囲気がある。
店全体に言えることだが、かなり人件費を絞り込んだように感じた。実際のところは知らないが、そんな雰囲気を感じた大森西店でした。

 そうだ忘れるところだった。「旭ポン酢」を「太鼓判。開催で人気のある入手困難で話題のポン酢です」とアピールし販売していたのが印象に残った。
そういった小技もきっちりこなすナイスなスーパーです。
でも、申し訳ないが、食彩賓館が買物して楽しい店ではない。
●購入商品
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●食彩賓館的印象(2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★★☆☆
品揃・商品★★☆☆☆ 
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
(鮮魚の窓が開いたまま)
価格(当日)★☆☆☆☆
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★★☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら

●資料
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・「ご存知ですか? 」 知らんっ!!
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●サミットストア社関係の食彩賓館記事
・2009/2/21サミットストア池上8丁目店へ行く

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オオゼキ大森北店
〒143-0016東京都大田区大森北5-7-18
℡03-5753-9771
開店日 2010/11/16
訪問日 未訪問

行った時にはオープンしていなかったオオゼキが16日にオープン。
至近で東武ストア、マルエツ、ライフと競合。大変だなあ。
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