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ヤマダストアー 2010年改装オープン2店「フードキッチン車崎店」「辻井店」(兵庫県姫路市)訪問

●商品, 訪問記録|2011/01/06 posted.
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ヤマダストア フードキッチン車崎店
〒670-0053兵庫県姫路市南車崎2丁目1-5
℡079-298-3890
改装開店日 2010/09/03
訪問日   2010/12/25
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 トーホーAプライス姫路店の斜め向かいにある。
かなり使い込んだ建物の外観印象、及び、店前のゴミ置場(店のゴミではなく地域のゴミ収集場所)から、本当にリニューアルしたのかという心配しながら、中に入ると、ヤマダストアお得意の手書きPOPが目に入る。
●青果売場
POPは手書きで品名表示。目を引くがくどい。くどいが邪魔になってない。これは見る人によって印象が変わると思う。食彩賓館的には悪い印象ではない。特に吊り下げPOPはいい感じで表示されている。品揃えと価格はそれなり。
商品もボチボチこだわったものが散見し、手作り感のある商品も多い。ただし、価格が高い。価格が高い理由はきちんとPOPで説明してくれる。そういった「まんま~る」タイプ店。
 1袋580円の「味エースみかん」を入口メインに陳列しているが、なかなか度胸のあるアピールだと思う。「我が店はこういう店」ということを商品で宣言している。そういえばM氏の指導店舗ということを昔、聞いたことがある。今はチラシも出しているし、価格的に安い商品も少し提案しているようだ。
「農家きまぐれ市」の品揃えが結構、揃っている。農家持ち込みタイプなのかどうかは不明だが、この後訪問した辻井店でも同じ品揃えだったので、店舗間で分け合っていることも考えられる。
青果奥にレシピ本のコーナーがあり、レジの女性従業員による説明が細かい文字で書かれていた。自分の言葉で伝えているのが好印象。
●鮮魚売場
・「パートのみんながこれだけは買う」という自然の味の干物のPOP。これ以外は買わないのか?(笑)
・手書き「実食コメント」。なかなか良くできています。言い方が上から目線だけど、丁寧に作られている。大変、好感のもてる表示だと感じました。
・「HOME MADE XMAS」として鮭ステーキ提案。面白いと思うが“特上”という表示がイマイチ。
・「自家製エビフライパン粉漬け」は「当店エビ職人が大サイズのブラックタイガーエビを丁寧にパン粉漬けしたプリップリッのエビ」とか。“エビ職人”ってどういう人だろう。エビの筋切りを指でプチプチ伸ばすようにして調理するような人だろうか。
・「毎日入荷!屋島・坊勢朝獲れ!地魚販売」は「当店では、毎日地元網干港に水揚げされた新鮮な地物の魚を直接セリで買い付けて販売しています」という表示。魚好きの食彩賓館にとって大変うれしい提案だが、少し印象が悪い。というのも“毎日”は市場休日の時はどうするんだろうという疑問と“朝獲れ”もすべてが朝獲れなのかどうか不明。それに「白身やマグロは少し熟成させた方が・・・」という知ったかぶりな半玄人から突っ込みをされる(笑)。そういったことを語る人は「商品の鮮度価値」と「調理品・料理品としての価値」を混同している。話が逸れた。
商品の鮮度をイメージPOPでアピールするとすべてがそのような商品であると誤解されるので、こういった鮮度アピールのイメージPOPをした時は一品一品に収穫日を表示すべきと思う。この店のことではないが、時々、昨日の朝獲れが混じっている時がある。
・手作り「スモークサーモン」【購入】。どうやって作ったのか、チップは何なのかとかいろいろ気になるが、特に表示されていない。自家製のスモークサーモンという珍しさに魅かれて購入。味はそこそこ。というかもう少し燻したものの方が好み。
・地エビ。おなじみ「シラサエビ」に混じって「足アカエビ」発見。いいねぇ。こういう鮮魚売場好きです。趣味的に(笑)。とりあえず、地獲れの車エビを【購入】した。一匹なのでどうしようかと思ったが、串に刺して赤穂の塩をまぶして焼いた。ウマイっ。数が多かったらテンプラにするのだが。
●精肉売場
多段冷蔵オープンケースの下に白い石を敷くというどっかの店で見るような装飾を手造り風(おそらく自店作製)に演出。
●惣菜売場
手作り品が多い。中でも「古庄シェフ手作りソース」が気になった。「デミグラスソース、トマトソース、タルタルソース」。ソースだけの販売もしてたので一本購入。「アマファッソンソース」【購入】は油
●日配商品
木次ノンホモ牛乳とパスチャライズ牛乳が気になった。「65℃30分間殺菌」。確かに高温殺菌とは風味の違いを感じるが食彩賓館は乳製品の味見は自信がない(笑)
●グロサリー
関西地方のスーパーでは旭ポン酢の価格を見ると、その店の考え方が良くわかるということを以前の記事にも書いたが、いままで見た価格の中で一番・・・・。エンド下段で量販している。
全国高質スーパー御用達ブランド「美味安心(いちやまマートPB)」をギシっと品揃え。お付き合い的品揃えではなく、けっこう本気で売り込んでいる様子。
●購入商品
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おせちの説明ビデオがレジ後ろで放映していた。しばらく見ていたが、全員で意見を出して、採用商品を決めていた。本当にそうなら、なかなか良い会社だと思う。たいていはベテランバイヤーや声の大きい古株が、ひどい会社だとトップや経営幹部の意見で決めてしまうことが多いのだが。まさか、社長が美味しいかどうかを決めて合否を出す企業はもうないと思うが。
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 一点気になる表示。「次亜塩素酸ソーダで消毒したサラダは販売しません」。“次亜塩素酸ソーダ”の害からは逃れられるが、野菜に残っている大腸菌群は水の洗浄程度では望ましい数値まで下がらない。次亜塩素酸ソーダの害を選ぶか、大腸菌群(特に刺身のツマや野菜と肉類等が入った弁当やサラダ)の恐怖のいずれかを選択するかは客の自己責任。食彩賓館は次亜塩素酸ソーダの害よりも大腸菌群の方が怖い。
次亜塩素酸の臭いが残る野菜は消毒槽の汚れが原因の場合が多い。学校のプールを想像してほしい。消毒するシンクが汚れていると次亜塩素酸ソーダが反応し、臭いが発生する。さらに調整した濃度も低下し、菌群に対する影響が低下する。
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ヤマダストアー辻井店
〒670-0083兵庫県姫路市辻井6丁目10-6
℡079-293-7234
改装開店日 2010/05/21
訪問日   2010/12/25
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 車崎店と同様の改装内容。だけど品揃えと売価が違う。面白い企業だ。
いつもの気になる表示。「当店の鶏肉は正札一日販売! だから鮮度が違います」は一日経過した商品は値引いているので、値引いていない商品は鮮度が良いということを言いたいと思うのだが、ちょっとよく考えるとおかしいと気づくと思うのだが、どうやらおかしいと思っているのは食彩賓館だけのようだ。
ミンチは「一日販売」で鮮度が良いとアピール。ミンチは普通、一日販売だと思うのだが・・・・。こういった表示は受け取る側の印象で大きく変わることをそろそろ感じてほしい。
だからしつこく記事に書いています。

※上記2店の合算印象
●食彩賓館的印象
(2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★★☆☆ 
売場作り ★★★☆☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
価格(当日)★☆☆☆☆
サービス  ★★☆☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★☆☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら

●資料
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 高質を志向し、いろいろ提案されているが、近隣の低価格をアピールする店舗の方が滞在客数が多いように思いました。
価格訴求に対抗する高質志向はそうとう難度が高い。良い商品を置きました・作りました・造りましただけでは客にアピールすることは難しい。
でも、高質志向店はスーパーで働く者にとってのあこがれです。だから、余計に衛生面・表示面でも高質であって欲しいと思います。
買い物をした感想です。
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