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JAめぐみのファーマーズマーケットとれったひろば関店(4/21 岐阜県)の風景と「栽培履歴をリアルタイムで見たい」という意見を語る。

「とれったひろば関店」について、これよりも新しい記事がありますが、まずはこの記事から読んでいただきたいと思います。その後、下記リンクの記事をお読みください。
2011/06/01オープン後初訪問 JAめぐみの ファーマーズマーケットとれったひろば関店とふる里農園

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↓【追記】2011/04/16撮影
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↓【追記】2011/03/26撮影
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以下一部広報誌から抜粋して追記
●4/21ファーマーズマーケットとれったひろば関店
岐阜県関市小屋名1436
℡ 0575-27-1255
営業時間 9:00~ 17:00
定休日 火曜日

みんなが集まる食と農の拠点
売場面積 700㎡ 敷地面積 1,640㎡
以下広報誌データより抜粋
店舗面積1,575㎡ 駐車場321台 
 ・提携全国ファーマーズマーケット商品
 ・JA郡上加工事業所直営店(明方ハム)
 ・ブルーベリーガーデン紫屋(ドーナッツ)
 ・もっちゃんず(手作り惣菜)
 ・ギトー食品(豆腐・厚揚)
Photo_2
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↓過去記事より抜粋

JAめぐみの とれったひろば関店
岐阜県関市小屋名字薄原1442 外
売場面積 約700㎡ 敷地面積 約1,640㎡
大店立地届出時の開店予定日 2011/01/15
写真撮影日 2011/01/08

20110108ja1328
・地産地消型の大規模畜産物直売所第二号店
・農薬の使用履歴もコンピューターで一括管理

 2010/11/25起工式のあと、工事が着々で進んでいるようなのですが、大店立地届出のオープン予定が近づいているのでちょいと寄道。
隣はカインズホームセンターとベイシアスーパーセンター。道路の拡張整備も実施中ということで、今後、ますますご発展の様子。
20110108ja_3
大店立地届出情報が岐阜県のホームページにアップされると、自動的に食彩賓館へも通知が届くので、かなり前に自動車のナビには登録済み。でも、なかなか訪問できずにいました。
実はとれったひろば関店オープン後に、昨年オープンした関市のオークワ美濃インター店ともども訪問する予定でしたが、なかなかオープンしないので「じゃあ見に行くか」ということで様子を伺いに来た次第。
途中、「白神(食彩賓館記事)」の店前を通過し、しばらくすると左側にカインズ関店とベイシア関店が見える。(食彩賓館記事)
とれったひろば関店はその手前。
 いつもの工事看板を見ると労災関係成立票の事業期間は3/31まで。大店立地立地届出の予定(1/15)よりもかなり遅れそう。鉄骨軀体が見えるが、まだまだの感。
ところで、看板が二箇所に設置されています。一つは注文者が「めぐみの農業協同組合」で、もう一つが岐阜県JAビジネスサポート㈱。そちらの労災保険関係成立票の事業期間は4/1まで。竣工してからの準備期間がどの程度なのかわからないが、とりあえず、ゴールデンウィーク前にはオープンしていそうですね。

 さて、JAの直売所と民間の直売所の違い。
イチバンの違いは農薬等の栽培履歴管理。きちんと栽培履歴管理されているJA以外の直売所もあるでしょうが、JAの直売所ほど管理に配慮しているかどうかは不明。ただし、自己申告なので、農家さんの記載忘れや隣の畑からの農薬の侵入までは記録されない。
食彩賓館は青果のバイヤー暦が長かったので、昨今の直売所ブームには複雑な心境なのです。とはいいながら、その土地の旬の青果物を購入するには直売所が一番。なんといってもいろいろな規格が豊富に揃っていて、尚且つ商品と品質の見極めをしながら購入できる。思わぬ品種もある。中にはJAまたは市場に出荷できない商品をそれなりの価格(品質に比して高い)で販売されているものもあるが、そういった商品は、品質の見極めをできない素人さんに購入していただければ良い。
食彩賓館は「地元で採れたから新鮮ねぇ~」とか「やっぱ地産地消よねぇ~」とかは言わない([E:catface])。今でも適地適作がイチバンと思っています。
そういった直売所ファンの食彩賓館がお願いしたいことは3つ。

1. 直売所の商品は安心であることの証明
2. 「協同組合間協同」の積極推進。青果×肉×魚。
3. 地元在来品種の復活と育成

 1. は商品の農薬及び使用資材の表示をして欲しい。
幸いなことに今回はコンピューター管理で一括管理するそうなので、商品の近くにディスプレイ表示して、コンビューターに登録・修正・追加した情報をリアルタイムで見たい。
経費がかかるって? JAなんだから、いろいろな理由つけて公的機関からの補助金をだしてもらってそれを使いなさいっ。
これは民間じゃできない。やっていても「あそこのパソコンで検索できます」とか、「QRコードで携帯サイトにアクセスできます」ではダメ。加工食品の裏の原材料表示のように簡単に確認できるようにして欲しい。
POPや袋に入れるのはダメ。だって、栽培途中でいろいろな病虫害が発生して使用する農薬を変更した時などに対応できない。さらに成長の具合で追肥などをした時にも書き換えるのが面倒なのでそのままになってしまう危険がある。
あと、表示。やはりルールはルールなので、JAS法に違反することはやめて欲しい。「JAS法なんか認定に金と手間がかかるだけでオレは嫌だ」という方には、せめて、「“無”農薬」ではなく、「栽培期間中に化学的に合成された農薬を当該圃場で使用していません」(これも表示的に問題がありそうだが、、「“無”農薬」よりはマシ)程度にしてもらいたい。これは「“無”添加」の加工食品も同様。「品質をできるだけ安定させるために使われる●▲■を使用していません」とか、通常使用されている添加物について、何を使わなかったのか、使わないことによるメリットとデメリットをきちんと表示して欲しい。
食彩賓館は化学的に合成された農薬や肥料、食品添加物などを毛嫌いしているわけではありません。「何を使っているか」あるいは「何を使っていないか」を知りたいだけです。
直売所には、特にJAの直売所にはそれを要求したい。普段、お世話になっている中間流通や川下流通(川上・川下の例えはキライですが)を排除して、生産者と消費者を直接結びつける仕事をしているのだがら、中間流通やスーパーマーケットではできないことをしてくれないと。

 2. 「協同組合間協同」です。一部の直売所では見られるが生鮮三品がバランス良く協同されているところは、まだ見たことがありません。せっかくの協同組合なのだから、これはJA全農とJF全魚連がタイアップして、さらに地元経済連や地元単協と自治体も協力してさらに推進していただきたい。それが実現できれば、食彩賓館はCO2を沢山排出する自動車で馳せ参じます。(地産地消の理念に反しますが、これは元青果バイヤーとしての仕返し、いや恩返しです[E:happy01])

3. 「地元在来品種の復活と育成」。これが一番、やっていただきたいことかも知れない。直売所へ行ったら、まず、これを探します。
食彩賓館は長年、地元の人々が大事にしてきた場所やコト、例えば、神社仏閣・史跡・文化等を大事にしたいと常々思っております。そういったことからも、地元在来種は大事にして欲しいし、大事にしたいと思います。補助金使ってください(今やっているようなポスターや展示会などの宣伝ではなく、まずは生産に対して)。
 
 というような勝手な意見ですが、私的な、しかも内部事情を知らない者の意見です。関係者の方で気分を害した方がいらしたら申し訳なく思います。
Photo_2

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JAめぐみの とれったひろば1号店
・2006/7/14とれったひろば可児店
営業時間 午前9時~午後5時
定休日 火曜日
売場面積 約214坪(約707㎡)
店舗総面積 約457坪(約1,509㎡)
総敷地面積 約3,300坪(約11,000㎡)
駐車場    252台