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アリオモール上田・イトーヨーカドーアリオ上田店訪問【その2】イトーヨーカドー1階食品売場


この記事の前段として以下の記事があります。
・アリオモール上田・イトーヨーカドーアリオ上田店訪問【その1】モールとイトーヨーカドーの2階、及び1階の上田の駅にドカ停

 1階には食品だけでなく、食に関係する商品が集められています。
キッチン関連品は小型家電・家庭用品など幅広く集められ、「食生活空間」を意識してレイアウトしていると勝手に想像。
じゃあ「セブン美のガーデンは?」となるが、薬品・化粧品も日々の生活に必要なものということで([E:coldsweats01])
家庭用品では包丁の陳列方法が面白い。一種類のパッケージで揃えた陳列は一見の価値ありと思います。
ふざけたような品揃え・・・もとい、調理が楽しくなるようにデザインされたアイデアグッズは見当たらないところがイトーヨーカドーらしくて好感。ロフトじゃないんだからね。
会社の茶給湯器の注ぎ口にピッタリサイズの魔法瓶タイプのホトルを探していたらバッチリサイズを発見。特売だったので即、購入。やっぱ保温力バツグン。これからは保冷力にも期待。
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 さて、食品売場へ。
建物入口の「衝撃価格」の看板をチラ見。苦笑いしながらいつものようにカートに買物カゴ乗せ、買物スタート。
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 青果売場正面の半円サークル平台は新三郷店で見ているが、それを少しコンパクトに配置。ディスプレイは2台。
新店好例のゼスプリの試食を実施していたのでさっそくいただく。下にマットを敷いて、「ここから出ないように」と口調は柔らかいが目が笑っていないお嬢さんに注意された。食べ終わった生ゴミ、もとい、資源を捨てようと、もとい、回収してもらおうと、ゴミ箱、もとい、資源箱を探すが見当たらない。「どこへ捨てれば良いですか?」と聞くと、「あそこです」と指を指してくれた。スーパーのレジでアルバイトする我が娘もこんな感じかなと少し心配になった。

 青果オープンケースは低い位置(踝の少し上)から陳列できるタイプ。迫力はあるが、最下段の商品を取ろうとすると腰をかがめなければならない。イトーヨーカドーなので当然、老若男女が買物しているが、お年寄りは窮屈そうに腰をかがめて商品を取っている。陳列台の位置が高いのも困るが、低すぎるのも困る。難しいもんだなと他人事ながら同情。
 「顔が見える」は商品が拡大しているが、包装に使う袋の負担は誰がするんだろうか。生産者だろうなあ。それともイトーヨーカドーなんだろうか? デザインの版代のこともあるし、こういった取り組みは、さすが大手と感心。いつかも書いたが、売場の各所に情報(「顔が見える」の中身)を簡単に抽出できる装置があれと嬉しいのだが。たしかドライの情報を売場で抽出する仕組みを福井生協がやっていたと記憶している。まだやっているのだろうか。
「もやし」も顔がみえちゃうのか。もやしの生産者の顔(製造方法等)には別に興味がないけど、有機栽培されたという豆の方の「顔」が気になる。いずれにせよ、情報公開はありがたい取り組みです。
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青果の平台は陳列しにくそうな構成になっている。こりゃ効率悪そうだが、生産性の研究ではトップクラスのIY社なので、そういったことは折込済みと判断し、余計な想像はやめておく。
売価はまあ標準的なオープン店舗の価格。特に食指が動く商品もなかったが、地場商品のコーナーで「原木やまぶし茸」を見つけたので購入。わざわざ“原木“」と表示するからには“菌床”もあるんでしょうね。たぶん。
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 鮮魚方面でカネが鳴ったので、見に行くとマグロ解体セール。産地を聞くと「長崎産」ということで、「養殖?、40キロ位?、顔が見えるタイプ?」と重ねて聞いたが、「はい」としか答えてくれなかった([E:happy01])。そんなこと聞く人はあまりいないんだろうなあ。
角地のマグネットにオープンの対面売場と囲ってある小さな作業場を設置。このあたりはさすがイトーヨーカドーと感心。でも、一人用作業室は窓もドアもオープンなのでほぼオープンキッチン。「IYよオマエもかっ」。
見ていると、オープン対面売場の後ろに俎板を置いて、まぐろ解体を開始。さらに対面売場の前に臨時の売台(非冷)を引っ張ってきてその上に解体したマグロをトレーに置いて販売するという、食彩賓館がいうところの「ゲリラ販売」を実施。養殖とはいえ、品質も良く安かったが、イトーヨーカドーまでゲリラかと思うと買物パワーが一気に失せた。上田市まできて悲しいものを見てしまった。でも、品質はいい。どうしょうかと迷ったが、これから諏訪でいちやまマートへいくしなあと思い直し、購入はあきらめる。
確かにライブ感はある([E:catface])

 鮮魚売場前の一等地にキッチンサポートを配置。こういったところがイトーヨーカドーの真骨頂。マネリングで、しかたなくやっているのとは違う。「マネキンの試食?」と間違えるようなキッチンorクッキングサポートではない([E:happy01]) 
鮮魚前~精肉~惣菜売場までセミ多段の売場が続く。そこに「信州のうめえもんコーナー」など地元食材や昨今の話題食材もコーナー化。ここは見所が多い。
食材をひっくり返しては原材料を確認していたら、他のお客さんに不振の目で見られた。「ごめんなさい。調査じゃないんです。ただ、使用しているものが気になるんです~」と心の中で詫びる。

 惣菜前で鯉西さんが試食販売していた。もちろん知っていますよ。千曲川の堤防道路を走っていると「鯉西」と書かれた「つけば」(季節料理小屋)があります。ご存知のように食彩賓館はこういった地場の銘品に目がない。特に川魚は大事にしたい食文化です。食彩賓館の生まれ故郷は吉野熊野国立公園付近。だから清流が流れ、川魚もとなるはずが、川魚ってあまり食べる機会がなかったのです。これは地域の食文化の違いだけではなく、近隣にあった鉱山から出される汚染水のためもありました。もっとも、鉱山の廃水が流れる場所の上流には川魚がいっぱい。少し石をめくれば沢蟹が、泳いでいると小魚が足にまとわりつく。
想像するに、母が川魚が嫌いだったからだと思っています。
試食をしながらいろいろと話を伺う。鯉の刺身を揚げたものとか、はやの唐揚げ、そして購入した鮒の「すずめ焼き」。すずめ焼きは鮒を背開きにして焼き上げたもので、形が雀に似ていることから命名された郷土料理。とはいえ、全国に「すずめ焼き」はあるようですが。
鯉西本店はお城の近くにあります。
〒386-0025長野県上田市天神1-9-19
℡0268-22-5124

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 味噌の量り売りを眺めた後は惣菜売場へ。鮮魚対面に対して、惣菜売場では「テンプラ」ライブ。もっとも、きちんと売場と窓ガラスで仕切られた作業場なので安心して見ていられる。嬉しい。食彩賓館は高級料理店のテンプラ職人さんの手ほどきを受けているので、技術はともかく、技の良し悪しは判断できる。大抵のスーパーの揚げ物担当はきちんとした揚げ方で作業していない。ここもそうだろうと思って、パートさんがエビを揚げるのを見ていたら・・・・。きちんと泳がせながら油に入れている。お見事。
●六文銭巻寿司
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 さて、グロサリーはどうかなといろいろ見ていたが、チョコチョコ、高質っぽい商品はあるものの、あまりこだわりは感じない。そのかわり、オーソドックスだけど生活に必要な品々がきちんと品揃えされている。問題は価格。例えば関西人御用達の旭ポン酢を長野の店としては珍しく品揃えしているのだが、売価は698円。本場関西では598円以下が主流。「こだわっているから値段にはこだわらない」っていうのはアカンと思っています。スーパーマーケットの役割はできるだけ安全性と美味しさを担保しながら低価格で販売できるように工夫すること。関西じゃないからこれくらいの価格でいいだろうというのは×だと思います。
そういった一例だけでなく、ナショナルブランドの定番価格を確認していくとSM価格ではなく、GMS価格なのがわかる。チラシに掲載された価格だけを見て、高い・安いは判断できない。「買物価格」で判断しないとアカンよ。(ご参考記事)
ちょっとショツクだったのはプレミア焼酎をプレミア価格で販売していたこと。イオンは以前から平気でやっていたが、とうとうイトーヨーカドーでも。悲しいなあ。蔵元が儲かるならいいけど、蔵元から地元の問屋さんへの出荷価格はプレミアじゃないからなあ。どこがプレミア利益の恩恵を受けているのだろうかといつも気になる。

 総体的に見ると良い店であり、良いショッピングセンターだと思います。さらに上田の駅や六文銭表示の「信州のうめえもん」コーナーなど、パーツの組み合わせも良い。
食彩賓館は県外から来ているので面白いと感じる商品が多く、買物を楽むことができました。上田市の生活者として買物するとなるとどうなんでしょうか。

◇覚書
・寿司売場の上で日本酒ワンカップと五一ワインのミニカップを関連販売。
・総菜バイキングは蓋付きケースで実施。グッド。
・弁当コーナーで駅弁の「別所線丸窓弁当(ドリームくん)1,000円」と「真田三代」を販売。
・焼き鳥売場に置いてあるトングに「塩」「タレ」の表示をして使い分けを促している。
・米粉入り生パスタコーナー設置。最近、みかけることが多い。
・クッキングサポート周りで調味料の少量コーナー。小瓶や小パックのドレッシング、醤油など。
・「遠山ジンギスカン」。遠山とりじん、遠山ぶたじんも平台で量販。
・松阪牛A-5品揃え。~5,000円/100g(シャトーブリアン)まで品揃え。百貨店クラスの肉でした。
・信州牛は3等級「トモサンカク、ミスジ」。りんご和牛。
・「わさびで食べる大人のステーキ」提案。
・豪州産牛タンづくし5点盛り合わせ1280円。
・国産豚ロースと金山寺味噌漬け。
・「油を使わず、ホットプレートで簡単に」で「蒸ししゃぶ」提案。
・乾麺コーナーでラーメンと一緒に食酢を提案。「ラーメンにお酢をちょい足し」
・「軽井沢沢屋」をコーナー化

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●購入商品
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・戦国BASARAとオラホビールのタイアップ商品「六文銭赤備えビール(アンバーエール)」。カラメル麦芽と淡色麦芽をブレンド。ホップの風味が良い。他に「真田幸村・天羅絶槍(ゴールデンエール)」、「猿飛佐助・蒼天疾駆(ケルシュ)」がある。ただし、エビスビールの2本分の価格。
・カップワインは形の面白さに魅かれて購入。困ったぞ。飲めるかな?(笑)
・銀だこソースはスーパーで初めてお目にかかった。いちおう「築地銀だこ」で使用しているものと同じとか。
・マイバックを持っていながらわざわざ貰った「イトーヨーカドー上田店オープン記念バッグ」これが一番嬉しい品物。
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●食彩賓館的印象
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★★☆☆
品揃・商品★★★☆☆ 
売場作り ★★★☆☆
品質・衛生管理★☆☆☆☆
(鮮魚以外はグッド)
価格(当日)★★★☆☆
サービス  ★★★☆☆
(接客は丁寧。すれ違い挨拶も本部応援者以外は実施)
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★★☆☆
繁盛感   ★★★☆☆
上記の★☆の説明はこちら

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