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その前にオギノ諏訪店と西源 諏訪店をチョコ停(長野県諏訪市)

 今回の「その前」は いちやまマート諏訪店のことです。

 昨年、長野市へ遠征した帰りに松本市経由で諏訪にも寄っています。
その時、開店直前のオギノ諏訪店にも寄っている。今回の諏訪訪問に際してはいちやまマート社や西源とどのような競合になっているか知りたくてチョコ停(短時間の訪問も食彩賓館では“チョコ停”と言ってます。逆は“ドカ亭”)。

オギノ諏訪店 
長野県諏訪市四賀2286-1
℡0266-56-6200
開店日 2010/08/12
訪問日 2011/04/23

 
 あいかわらず、Jマートの黄色とオギノ社の赤は雨の中でも目立つなあ。
 「一頃、一斉風靡した」という話は以前も記したので割愛。
店舗左側に惣菜と青果売場を配置した、いわゆるダブルコンコース・ダブルトラックタイプなんだが、他店の同タイプとは少し異なる。不思議なダブルコンコース・ダブルトラック“風”。どのような仕組みがあるのでしょうか。5秒ほど立ち止まって考えたが良くわからなかった。
価格訴求もしている。商品作りも悪くない。時間帯MDっぽいことをしている。でも、厳しい状況なのは、当日、雨が降っているだけが理由でもなさそう。
以前、数点拝見した同社の店舗と比較すると少し洗練してきたとも思うが、CRMに頼る運営は新規出店地区ではなかなか厳しいし、以前、取り組んでいたような「顧客分析とそれを基にした売場作りや販促活用」が見えてこない。
誤解がないように言っておくが、食彩賓館はその手の仕事(CRMを含む販促等)の責任者として数年、取り組んできただけです。なので真髄も何もわかっていませんが、CRMに取り組むと1年は効果が出ます。何もしていない状況から仕掛けをするわけですから、必ず、伸びます。しかも分析すると、手を打った顧客グループ(デシル上位者)に対して見事に効果が出ていることがわかる。以下、何をしてきたかはこちらで語っています。
何が言いたいかというと、「特売同様に顧客に飽きられる」ということ。さらに新規に出店した地区の顧客に対しては無力だったりする。データを見て仕事をするのは楽しいし、何か自分が大それたことをしているような錯覚に陥る。でも、データは結果に過ぎません。あくまでも参考資料。自分が検証したデータから、ある仮説を想定。その仮説通りの結果を求めるようになると失敗します。つまり頭で考えたことが理想となり、現実とのギャップを実行部隊の努力不足、あるいは客の無理解だと思うようになりがち。さらに数値的効果がすぐに現れなくなると現場からクレームがきます。なにしろFSP分析した売場作りやメーカータイアップなどの販促は手がかかる。当初は効果覿面だった施策もだんだん尻すぼみとなり、最後はポイント経費の負担だけが目立つようになる。
 そんなことを思いつつカートを押しながら売場を見ていたら、一周してレジに到着。
結論「意外に頑張ってるじゃん」
●購入商品
 

●食彩賓館的印象
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★☆☆☆ 
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
価格(当日)★★☆☆☆
サービス  ★★☆☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★☆☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら

 

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西源 諏訪店
長野県諏訪市大字四賀1722-1
℡0266-52-9000
訪問日 2011/04/23

いちやまマート諏訪店に一番近い西源諏訪店。前回、うっかり見逃していたので、今回こそと思い、少し暗くなってきたがなんとか明るいうちにたどり着く。
低価格商品をコンテナに積み込んで大陳するタイプのグロサリー売場と“気合“で販売する生鮮ゾーンに分かれるのは他の西源社同様。
それだけ確認できれば目的は達成。
西源社については以前、記事にしているのでそちらを見ていただければ([E:happy01])