食彩品館.jp

しずてつストア掛川店。3回目の訪問。ノックアウトされました。こういったリニューアルの方法もあるんですね。(静岡県掛川市)

しずてつストア掛川店
静岡県掛川市上西郷508-1
℡0537-62-0810
静鉄掛川ショッピングセンターSプラザ
初回訪問   2010/02/20(記事2/25)
二回目訪問 2011/07/28(記事8/9)
三回目訪問 2012/03/17(記事)

 

3回目の訪問となります。
今回の訪問を非常に楽しみにしておりました。前回、2月の掛川地区訪問時は残念ながら開店時間前だっので寄れませんでしたが、今回はこの店を訪問するための掛川遠征です。
雨の中、いつものように店舗外観写真を撮影してから入店。
青果売場の地場野菜コーナーは前回訪問時より「静農会」看板に変更。品揃えも増えています。市場仕入品を「地場野菜コーナー」として販売しているのではなく、地元生産者持ち込み野菜を青果担当が陳列するスタイルのようです。
青果多段オープンケース売場の中にハムコーナーを設置。良く見る売場作りですが、生ハムとスモークチキンを下段に陳列。「ほぉ」と少し感心。

青果から鮮魚へ続く売場は和日配。店全体でも「春の御彼岸」をアピールし、和日配売場でもきちんと提案売場作成。
そんな中で「春の炊き込みごはん」提案で、副菜を関連として提案しているのですが、それぞれのこだわりをPOPで紹介しています。くどい表現でなく、伝えたいことが素直に伝わってきます。グッジョブ。

鮮魚でちょっとした変化に驚く。ありがちな単品訴求売場だけど、2003年頃のヤオコー社を彷彿とさせる「冷ケース6尺1本単品種・多SKU提案売場」。これが、カツオ、ブリ、サーモンと揃っている。「選ぶ楽しさ」を満喫できます。グッジョブ。
特筆は、調理過程で出るカツオのハラモやその他アラ類、魚卵などをきっちりと商品化していること。沿岸部の産地スーパーで見るような商品提案をしている。良いと思います。
鮮魚チーフの意識と技術の高さを垣間見ることができます。
同様に刺身の商品化でも刺身の切れ端を集めた「刺身盛り合わせバラエティ」の商品作りがグッド。刺身の切れ端をきちんと商品化すると480円で販売することができる。こういったロスを出さない商品作りを見ると嬉しくなってしまいます。

精肉ではミンチの商品作りを確認し、生の鴨や名古屋コーチン、生ラム、馬刺しなどもしっかり品揃えしていることを確認。
惣菜売場では弁当やおはぎの売場作りや商品作りに感激しながら、壁回りをぐるっと一周。

生鮮もさることながら、実はこの店の見所は加工食品の提案売場にあります。
エンドの商品の組み合わせと提案方法に感激し、酒売場の提案にはノックアウトされました。
ワイン、洋酒、日本酒、リキュールをぐるっと円形に陳列して、それぞれオリジナルな提案売場を作っている。
売場作りを見てノックアウトされたのはヤオコー南古谷店とヨークベニマルの日用雑貨エンドの売場作りを見て以来です。
決して、整然でもなく、見栄えする売場ではないけれど、(売場を)作った方の意気込みが伝わってくるナイスな提案売場でした。
食彩賓館は写真映りの良い、整然とした商品作りや売場提案よりも、こういった作者(店側)の意図が素直に伝わってくる売場に魅かれるのです。
決して、他店の真似ではなく、コンサルタントの方の指導でもない。作者(店側)が自ら考案し、提案した売場です。
もったいないのでここではどういった提案だったのか紹介しません(笑)
でも少しだけ紹介すると、「カリモーチョ」「オペレーター」「スプリッツァー」。
さらに、「店長セレクト」と表示されたワイン売場がすべて国産ワインなのも好印象。
ここの店長、達人ですな。

良い品をただ単に置いてあるだけの店だっのに、日常品を含めて「提案売場」をきっちり作っている。
リニューアルっていうのは店舗の外観を変えたり、品揃えを変更したりするだけじゃないんですね。こういったリニューアルの方法もあるんだと感心した掛川店訪問でした。

P.S. 佐賀産いちじくのPOPもナイスでした。気付く人は少ないかも知れませんが、食彩賓館は気付きましたよ。売る側も買う側も楽しまなくちゃ。
●資料

 

 

 

==================
●購入商品

 

・赤いセロリ。良いですねぇ。こういう商品。大好きです。

 

・カットぶなしめじはエコ提案。

 

・一本釣り鰹のたたき。藁焼き。海のエコラベル認証。タレの味が良い。お昼ごはんにぼたもちと一緒に食べた。
・御前崎産の生かつおの色の魅かれて購入。

 

・手づくりぼたもち(つぶあん)。ぼたもちは春。おはぎは秋。きっちりと提案分けされているのは立派。それにしてもこのおはぎ、美味しいのです。餡の作り方に相当、こだわりを感じます。北海道産のえりも小豆を使用し糖度30度。
・手作りこんにゃく煮。これ結構、美味しいんです。

 

・天神蔵ビール ピルスナー。浜松の会社が製造。
・富士燦燦はあの米久さんが作っているビール。こういったビールを飲むと幸せに慣れる。こちらもピルスナータイプ。

 

・レスキューウォーターのボトルにはいろいろと災害時の対応方法が表示されている。SSK製造。
・弓削田の有機JAS認定の醤油。国内産の有機栽培大豆・小麦を使用し、天日塩で天然醸造。

==============================================

 ●しずてつストア社に関する食彩品館.jp記事(一部)

・2008/7/7しずてつストア(沼津駅前、興津、駒形)
・2009/3/10しずてつ新静岡センター店移転
・2009/8/6しずてつストアMoldiy静岡パルコ
・2009/10/5しずてつストア富士吉原店(1回目)
・2010/02/05しずてつストア掛川店(1回目)
・2010/03/03金谷とりたて新鮮組(しずてつストア)
・2010/07/01しずてつストア全店訪問の旅終了
・2011/08/09しずてつストア掛川店(2回目)
★2011/10/07しずてつストア新静岡セノバ店訪問記
・2012/01/07【その5気に入ったッ!!編】2011年振返
★2012/03/20しずてつストア掛川店(3回目)
・2012/04/24しずてつストア宮本町店訪問(part5)
★2012/05/11しずてつストア富士吉原店再訪
・2013/04/11しずてつストア菊川店訪問記
・2013/04/19しずてつストア末広店移転訪問記
・2014/01/01しずてつストア千代田店改装中買物訪問(1)
・2014/01/22しずてつストア富士駅南店訪問記
・2014/11/05しすてつストア千代田店<R>訪問記

===============================================

201203171209
1_1_2
1_3

20120317_4_2

20120317_4_3

20120317_4_5

20120317_4_6