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遠鉄ストアフードワン高林店 オープン訪問【その1】売場編(part7)

遠鉄ストアフードワン高林店
静岡県浜松市中区高林一丁目5番20号
店舗面積 1,455㎡
開店日     
2012/03/30
開店前訪問日 2011/11/09(part1記事11/11)
開店前訪問日 2011/12/11(part2記事12/12)
開店前訪問日 2012/02/04(part3記事なし)
開店前訪問日 2012/02/17(part4記事12/19)
開店日情報  
2012/03/28(part5記事3/28)
開店日記事  
2012/03/30(part6記事3/30)

訪問記事(売場)2012/04/04(part7記事4/4)
訪問記事(商品)2012/04/05(part8記事4/5)
↓ 撮影日 2012/03/31
201203311255

  午前中に仕事を片付け、静岡県浜松市に向かう。
到着は13時過ぎだが、昼食はこの店の商品で取ることにしょうと決めていたのでちょっと空腹。店前駐車場はほぼ満タンだが、国道側の駐車場が空いている。
まずはいつものように外観を撮影。雨が激しく綺麗な写真が撮れないのが残念。

店内の開放感と壁面装飾のセンスの良さに見とれながらもキッチリ商品をチェックして壁周りを一周。
青果売場の壁面表示は英語と日本語併記。例の“PRODUCE”表示だが、日本語も合せて表示してくれているため違和感はない。

「良心市」と表示された青果直売風売場の壁面上部は野菜の絵。陳腐でないところが、デザイナーの力量。良いと思います。

急斜面に設置された野菜のオープンケースの品揃えを確認。「少量野菜」のコーナーが目を引く。他部門もこの「少量コーナー」を提案しているので、店舗の統一的な取組だと思う。
肉や魚の場合は「1人前」が少量だと思うが、青果の「少量」の基準決めは難しい。白ネギは1本が少量なのか1本を1/3~1/2カットにしたのが少量なのか。何をもって「少量」とするのかを決めないと、ただ単に量目を減らしただけのコーナーになってしまう。
使う人を想定すると、小分けよりも使い切りパックを充実させた方が良いように思う。

 壁周りの売場を中心にPOPが相変わらず多い。多いが、「私がお勧めします」的POPはムダのように思います。知らない人(その店の担当パートさん)から推薦されても、その人の好みを知らないので、自分に合うかどうかまではわからない。それよりも、商品説明をきっちりと表示してくれた方がありがたい。たとえば、惣菜売場で実施していた餃子の表示なんかはなかなかグッドでしたよ。
一応、POPでいろいろ説明してくれていたり、提案売場もチラホラあるが、気持ちが伝わってこない。
例えば鮮魚売場平台の「新わかめ」の提案売場。関連商品と合せて、わかめを大量陳列している。上手に提案しているんだけど、「買いたいっ」という気持ちになれない。よく考えられた提案売場なんだけど。
このあたり理屈ではなく感覚の問題なので説明しにくいんです。
おそらく主役と関連商品がオーソドックスな組み合わせばかりなので意外性に乏しいと感じたからかも知れない。「目から鱗の使い方」提案がいくつかあった方が買う側としてはありがたいし、商品に手を伸ばしやすいんじゃないかと。

 売場作りはともかく、商品は魅力あるモノを多数配置しています。
鮮魚の寿司なんてホントに「鮮魚売場ネタ使用感」があるし、丼のネタもグッドです。購入したいと思わせてくれた商品が多数あります。実際、購入しました。
先日、拝見したしずてつストア掛川店はグルーピングで購入動機付けする提案だったが、遠鉄ストアフードワン高林店は単品の商品作りで客(つまり私)のハートを射止める手法。
ところが、精肉では逆にちよっとガッカリな売場を見た。
「幻の焼肉 ミスジ、ランプ、イチボ、ヒウチ、マルシン」「幻のステーキ ミスジ、ランプ、イチボ、ヒウチ、マルシン」というPOP表示があったので売場を隅から隅まで探したが肝心の「幻」を見つけることができない。しかたないので売場の人に聞いたら「すみませ~ん」とPOPを片づけた。
あと、POP色使いやサイズにも配慮した方が良いかなとも思いました。多すぎると情報過多で結局、目立たない。例えば「新鮮宣言」のPOPはほとんど意味のない(と思われる)内容が多く、ムダなように思いました。せっかくの宣言なら「当店の寿司や惣菜は2時間販売をしています」くらいのことを表示して欲しい。
ちなみに6時間以内や4時間以内という表示をするところもあるが、食彩賓館としては「2時間販売」が『超鮮度』だと思っています。なぜ2時間なのかは説明しませんが、きちんとした理由があったりします。

 店内左側はこの店のウリである惣菜売場~ベーカリー売場が続きます。
ここで遠鉄ストアおなじみの店内ライブ販売を実施。
惣菜前の通路ではいつもの餃子を焼きながら販売。そしてもう一ヶ所はパイシューにその場でクリームを注入してくれるライブ販売。
食彩賓館ではこういった保健所から許可された調理作業場以外での販売を『ゲリラ販売』と呼んでいますが、衛生・ルールの問題はともかく、せっかくなので二つとも購入([E:happy01])。

 惣菜・寿司の商品作りはさすがですね。見映えがグッド。店内製造品以外では、いつもの鳥善さんの商品もありました。

 さて、あとはグロサリー売場を確認するだけということで、中ノ島のゴンドラを徘徊。
レトルトカレーは例の『本棚陳列』(食彩賓館命名)。背面ラベルを見せる陳列ですね。
<ご参考: グローバルキッチン>
トリイソースの品揃えもバッチリ。地元老舗・人気店の商品もきちんと品揃え。このあたり、さすがです。
アマノフーズとコスモス食品のフリーズドドライ商品のエンドもなかなか見ごたえありました。

 ということで、売場編はこのあたりで。
次回は「購入商品編」へ続く。
↓ こんな感じの商品を購入しました。
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●資料
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・レイアウト

Photo

・値札につけられた「食卓応援価 宣言」「毎日がお得」「おいしさでおすすめ」

・「チャチャッとクッキング」
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 レジ後ろのデジタルサイネージ“風”演出はともかく、青果売場後ろのクッキングステーション売場の使い方が少し物足りない印象。

・浜松まつりパンフ
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