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デイリーカナートイズミヤ天六樋之口店「Ready to cook」「クッキングコミュニティ」「Ready to eat」を見る(大阪市)

デイリーカナートイズミヤ天六樋之口店
大阪市北区樋之口町3番20号
TEL 06-6136-1238
敷地面積 2,551㎡(772坪)
延床面積 3,600㎡(1,089坪)
店舗面積 1,123㎡(340坪)
*イズミヤ直営部分
テナント総面積882㎡(267坪)
年商予定    1,850百万円[直営・初年度]
開店日 2012/03/23(紹介記事3/23)
訪問日 2012/05/01(訪問記事5/30)
ニュースリリース 
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 イズミヤ久々の新店は「ディリーカナート」フォーマット。こりゃ早速行かなくちゃと思いながら1ケ月以上経過。さらに訪問してからアップに一ヶ月[E:coldsweats01]。
GMSタイプの企業によるSM店は品揃えが中途半端になりがちな印象がある。理由は“足し算”の品揃えではなく、“引き算”の品揃えをするから。
GMSタイプを主力とする企業がスーパーーマーケット規模(500坪以下)店舗を出店する際のMD会議では、各部門の責任者間で売場面積の争奪戦になる傾向。大抵は声の大きな部門(人)が勝つことになりがちだが、それを無くそうと各社、いろいろと工夫というか調整をして出店規模にふさわしい品揃えを決めています。
例えば、棚・坪効率であったり、PI値であったりと事務局はあっちこっちから意見を言われてクタクタになって調整案を提出、そして「これで決まりっ」と思ったら、最終段階で鶴の一声で覆されてやり直し。
そんな経験をされている方が多いと思う。最初からオーナーの鶴の一声で決められても困るのだが、議論しつくして提出したものを「気に喰わんっ」の一言で片づけられても・・・・。

 ということで、この天六樋之口店はほとんどGMSからの引き算で決めている印象。
レイアウト表を見ていただくと、青果と鮮魚の間に「Ready to cook」「クッキングコミュニティ」「Ready to eat」のコーナーが連続配置されているのがわかる。今回の新店の目玉はコレ。ここだけ“足し算”の売場になっています。
この売場をミールソリューション全盛期の7~8年前に作っていたら、「オオっ!! やるじゃんイズミヤ」ということになるが、いまさら「クッキングコミュニティ」「Ready to cook or eat」といわれてもねぇ。
だいたいが、お客さんの多くは「なんじゃ。そりゃ」か「誰もわからない」のどちらかだと思います。わざわざ解り難い英語表記を使う必要がどこにあるのかということも合わせて言いたい。提案方法自体は良いと思いますが。
でも、チョットかっこよろしい([E:confident])
青果売場から見える「Ready to cook」のケースと表示。「クッキングコミュニティ」の天井から吊るされた円形の装飾。そして大きなメニュー提案ライブ放映のディスプレイ。
イズミヤ社として渾身の提案だったと思います。
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 そんな小賢しい提案売場よりも一品一品の商品作りがなかなか良いのです。「素晴らしい」というほどではないのですが、最近、荒い仕事をするスーパーマーケットばかり見ているので、こういったちゃんとしたスーバーの商品を見るとホッとする。

 ところで、道路から2階駐車場へ入るのにも苦労したが、出るのはもっと苦労した。混雑している道路で、しかも信号手前の出入り口は大変厳しい。特に出口付近は渋滞の中、自動車もちろん、歩行者にも自転車にも注意しながら、渋滞の列に頭さげて割り込みさせていただかなくちゃいけない。
日々、この状態だとすると、利用するのを躊躇うなあ。
●購入商品
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・添加物表示を忘れている。つぶ餡が少し甘い。

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・合鴨パストラミスライス。 REDY to Eat コーナーで購入。

●資料
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・屋上に設置された緑化部分はコンテナ栽培。移動可能。