愛知県の隠れ避暑地「段戸高原」で 食のプロ集団による野外料理研究会 開催。海の幸と夏野菜のアラビアータ、浜名湖産クロダイの彩りアクアパッツァ その他。
◆足助~段戸2012年7月の旅
1. 「塩の道づれ家(愛知県足助町)でそばと藻塩。足助のかじやさん。広瀬重光刃物店。うなぎの川安。村定酒店」より続く
食のプロばかりが集まったグループであちこち出かけては、食事をしています。年に10回程度は開催しているでしょうか。多い時は30人ほど、少ない時でも10人ほど。行く場所も遠くは九州、東北、近くは愛知県内で、特に高尚な会話や議論もなく、何の目的も持たずに皆でワイワイやろうじゃないかというお気楽な会。仕事の話はタブーだったりします[E:happy01]。
もちろん、お店に行って食事や飲み会なんてのもありますが、そういったありふれた宴会や料理では満足しない面々なので、時々、自分達で作っちゃおうじゃないかという会もあったりします。
前回、野外バーベキュー料理の時に作った「天然真鯛のアクアパッツア」が好評で、気を良くした元シェフが新作にチャレンジしたいということで、今回は避暑を兼ねて高原で開催することになったのです。
年齢は23歳から70歳までの男女。参加人数は30名。
今回は宿泊幹事を受け持ったので、どこにするかあちこち探すうちに見つけたのが段戸高原にある「きららの里」。
豊川市野外センター きららの里
愛知県北設楽郡設楽町田峯字段戸1−1
℡ 0536−62−2555
標高900m越えの高原にあります。
名古屋市北部からだったら車で約1時間半程度で到着することができます。
もっとも、ナビのルートで行くと伊勢神トンネル越えを案内されますが、我々のルートは:足助から百年草前を通過する県道33号線を選択。このルートがイチバン安心して運転できます。
1泊1,000円×30人でカナダ産の建築費 約1億円ログハウスを貸切できます。カギのかかる個室が7部屋で男女別の大きなトイレとシャワールームが設置されています。
ログハウスは定員44名の大きなサイズが4棟。別に家族用ケビン(8人用16,000円)も3棟あります。
調理場はログハウス毎に外についていて、ログハウスの裏にはバーベキューができるスペースもあります。
↓ ささゆりやホタル袋が咲いていました。
ネックはハウス内で料理ができないことですが、まあなんとかなるでしょうということで、セッティングしました。
前回は天然真鯛とか黒毛和牛とか素材調達にこだわったのですが、今回はできるだけ自分達で調達しちゃおうということで、釣師や庭師(家庭菜園)が自慢の品を持ち寄ったのです。
レシピも数種類事前に用意してもらって、材料も準備。肉はもちろん国産黒毛和牛メイン。肉だけは自分達では作れないので、専門家に調達を依頼。
魚は天然の鮎や岩魚・山女を予定していたのですが、前日の大雨で川が濁りあきらめることに。浜名湖から天然黒鯛15尾。
野菜は自宅菜園や実家の畑からメンバーが調達した朝採り・朝もぎ・朝掘り野菜。
↓ 朝採り野菜
★料理の一部
・↓ これぞバーベキュー焼きそばコーミソース仕立て 24人前
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皆さん年寄りなので夜は早く寝て、朝も早い[E:happy01]。
★朝食
・黒鯛風味とアオサの味噌汁。鯛をバーナーで炙るのが野外流。
バーベキューをしていても涼しく、さらに山の中なのに虫がいないのがありがたい。夏なので薮蚊が心配だったが、快適な野外料理研究会でした。
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最後、各部屋の鍵のチェックや窓の開閉をしていたらミヤマクワガタの70mm弱サイズが窓枠に引っかかっているのを発見。
ナイスなお土産ができました。秋までかわいがってあげよう。
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解散後、すぐ近くの段戸裏谷へ一人ででかけました。
実は、この場所、一時期毎週通っていたのです。目的は鳥。食べる方ではなく見るだけ。
4月頃、高原の鳥を普通に見ることができます。オオルリ、ルリビタキ、キビタキなどの美しい鳥からコルリ、ミソサザイなど美声の鳥、ツツドリやカッコウの声も遠くから聞こえてくる。
そしてアカゲラやアオゲラのドラミング。
毎週通っていた頃にたまたまオオアカゲラを発見し、感動したのを覚えています。
そのオオアカゲラがドラミングしていた樹を公園整備の工事で切られてしまってからは、段戸裏谷へ通わなくなってしまいました。
もう20年近く前の話です。
久々に裏谷原生林を目指して歩いていたら、立派なミズゴケを発見。めぼしい鳥はすでにもっと高い場所へ移動してしまっているので見ることはできませんでしたが、美しいミズゴケを見ることができたので良しとする。
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3. 「百年草(愛知県足助町)でZiZi工房、バーバラはうす、こもでしの会野菜直売、クジャクシダ」へ続く