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おとうふ市場 大まめ蔵で「豆腐田楽と季節の天ぷら御膳」「まめづくし御膳」。帰りにショップで「高浜とりめしタレ」「プルルンたまご」「とろける湯豆腐の素で王水鍋提案」

    食彩賓館がまだ若かった頃、入社したてで確か2~3年目だったと思う。今から30年前。
私が所属していたのは結構な大型店。いわゆるGMSタイプ。毎日、各部門メーカーの試食販売が入っていました。ほとんどは「マネキンさん」と呼ばれる試食販売専門の人たちですが中にはメーカーの方が直接、商品を試食販売することもありました。
みんなで「あの人、凄いね」と言っていたのが「おとうふ工房いしかわ」の方。
実に堂々としていて、自分の商品に自信を持って案内されています。客もその方に「どうぞ」と試食を進められると断らずに試してしまう。“迫力”というよりは、何か“神通力”があるんじゃないかと思うくらい、次々と豆腐の試食を通りかかる客すべてに食べてもらっていました。
あれが「販売員」なんだなあと少し畏敬の念で毎週末にやってくるその方を見ていました。
当時の生鮮食品部門はまだまだ黎明期で、「販売(売ること)」よりも「作業(商品を作って出す)」を優先する傾向にあったんです。なので、私たち若い社員は「君たちは作業員ではない販売員だ」と教えられていたのです。

 そういうことがあったので「おとうふ工房いしかわ」社の商品を見ると食彩賓館が若かりし頃の思い出が蘇ってくるのです。
愛知県の西三河のさらに西。高浜市に工場があります。
その隣に直営ショップとレストランがあり、今回レストランで食事してさらにショップで買物をしてきました。

おとうふ市場 大まめ蔵
愛知県高浜市豊田町1丁目205-5
TEL:0566-52-0140
1階物販   :0566-52-0140
2階レストラン:0566-52-0666
営業時間
ショップ  9:00~18:00
定休日   無(年末年始除く)
大まめ市  毎月第一土曜日7:00~
(朝市開催日のみ2階レストランも7:00~)
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 まずは2階のレストランで食事。入ってすぐの場所に緑提灯(地場産品応援の店)五ツ星がお出迎え。
開店時間を少し過ぎたくらいですが席が半分ほど埋まっています。
客は家族連れで、しかも三世代とか、熟年夫婦、中には男性一人や女性だけのグループも。年齢層が高いのがこの店の特徴。
理由は料理が和食中心だから。
もちろん豆腐屋さんなので大豆系の原材料を使い、こだわったオリジナル調味料を使っています。
私は「豆腐田楽と季節の天ぷら御膳」を選びました。
定番メニューに季節感を持たせた期間限定バージョン。
田楽の味噌は赤・白・緑。
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まめづくし御膳
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・胡麻とくるみと黒豆粉をすりこぎでつぶす。
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豆腐は「だしたまり」と「ゆずたまり」のいずれか。
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当日の野菜はタラの芽、大葉の包み揚げ、エビ、たまねぎ。
 味付けもやさしく、化学的に合成された旨味調味料ばかりに頼らない、素材と出汁の旨みを引き出すタイプの料理です。
 そういった味付けもそうですが、何より食彩賓館好みなのが、やたらと安全・安心をアピールする心地よい響きのフレーズを多用しないこと。
マクロビ、スローフード、オーガニック、無添加、無農薬などの素人さんが喜びそうな言葉を使用しない仕様なので安心して利用することができます。
食彩賓館はそういった心地よい響きの言葉を大げさに使う店に行くと、どうやってその表示内容の確認と表示責任を担保しているのかと余計な心配をしてしまう。
つまり“安全と安心”をアピールするのに事実説明ではなく「言葉」でアピールしようとする店が苦手で、店側が「安全」と言うほど、「不安」になってしまう
のです。
先日の伊賀の里モクモクファームの記事でも述べましたが、この店には「事実」のみが表示され、「ファッションとしての食の提案」をしないタイプの店です。
好印象。
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 食事の後は1階のショップへ。野菜、惣菜、ベーカリーや地元原材料を使った加工食品、そしておとうふ工房いしかわ社のオリジナル商品を販売しています。
買いたいもの沢山ありましたよ。食彩賓館的に([E:confident])
◇ショップ
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・オリジナル紙袋 1枚50円か豆蔵スタンプカード2ポイント分で交換
・キリンラーメン3種大量陳列
・高浜とりめしタレ
 「たまりしょうゆ、砂糖、みりん、チキンオイル」
・アップルシナモン
・ベーカリー 焼き立て
・プルルンたまご
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・とろける湯豆腐の素
 「食塩、炭酸水素ナトリウム(重曹)」
豆腐の王水鍋で4種類の楽しみ方を提案
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◇資料
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