意外と言ってはナンですが、経済的に余裕の出てくる40歳代～50歳代の減り方が結構大きく、さらには時間的な余裕の出てくる60歳代以降の楽器演奏者人口が減少。
今後の人口の高齢化のことを考えると、第一次バンドブーム世代である現在の50歳代が60歳を向かえ、ある程度、時間に余裕が出てくる世代をターゲットにした商売方法を考案し、楽器店業界を再興する必要があるかと思われます。

　 自分の例を出すのはどうかとも思いますが、食彩品館.jpは1970年代前半のフォークブームの頃にギターを覚え、指の痛みに耐えかねて挫折を繰り返しながら1970年代後半の洋楽ブームの中ではエレクトリック・ギターを抱えてバンドもどきを体験し、卒業後は一人で仕事の合間を見て多重録音なんぞを楽しんでおりました。
1982～1983年のバンド演奏を最後にスッパリと楽器演奏から引退(アマチュアとしてですよ。念のため)。以来、自宅の倉庫というか収納スペースというか、書庫というか、家族の思い出の品をしまっておく部屋に永らく置いたままになっていたのです。
　音楽を聴く趣味は継続していたものの、基本的にはレコードとして保有している1970年代後半の洋楽のCD販売に合わせてCDを購入したり、昔聴いていたバンドが来日すると観にいったりするくらいでしたが、50歳代半ばにして転機が訪れます。
そうです。ポールマッカートニーの来日コンサートを東京まで観にいったのが大きな転機となりました。若い頃にちょこっとバンド演奏をした旧友がコンサート行に誘ってくれたのでした。
コンサートへ行って異常に盛り上がった私たちはバンド活動というか楽器を一緒に演奏するようになりました。
月一回のペースでスタジオに集まって約8時間ほど楽器演奏を楽しみます。
　
　私よりも5～6歳若い他のメンバーは楽器趣味を私よりも早く再開していたので持ち物がスゴイ(笑)。
私のは1970年代日本製の国産メーカーギターとこれまた70年代～80年初頭の日本製のエフェクターが持ち物でした。
メンバーはUSA製のギターが多いため、彼らとの差異化のために日本製、しかも1970年～1980年代初頭の洋楽・第一次バンドブームの頃に販売されていたグッズにこだわって収集することになったのです。
その間の経緯は過去記事にしているので今回は割愛するとして、今はギブソンを中心にギターを4本、手元に置いてあります。ちなみに仲間内の最多保持者は10台(笑)。

　前置きが長くなりました。話を元に戻します。楽器店の減少と再興についてです。
ずっと楽器演奏趣味を続けていた人は別として、60歳以降の生き方を模索している私たちのような50歳代後半の人々が楽器演奏を再開したり、あるいは初トライする時に相談に乗ってくれるショップが近くにあるかどうかがポイントになります。
食彩品館.jp家の近所にあるショップは大手チェーンもしくはコアな客層を相手とするショップで、当方のような「昔取った杵柄」タイプには最近の技術革新情報に乏しく、店員が何を言っているのかよくわからないことが多いのです。
「ギターは弾いてみて自分の感性にあったものを選ぶ」とか言われても自分で選ぶ自信はないし、良いと思ったギターは高値の、いや高嶺の花。それじゃあ、そこそこ見栄えもしてエエ歳したオッサンが持っても恥ずかしくないものを・・・。
ありました。工房のオリジナルギターです。
これならば時間をかけてアレコレやりとりしながら自分の気に入ったタイプのギターをオーダーすることができます。
さらにエフェクターもパーツ選択からこだわって・・・・。

　う～む。自分で作ってみようかな(笑)。

　ということで、菊川市に面白いギター工房があることを知って、ちっょと寄り道して訪ねてみました。
確かに面白い店というか面白いグッズを販売されています。
その店が11月8日にリニューアルオープンするということで、パンフレットをいただいてきました。
また、全国のハンドメイドギターのクラフトショップが集まって店内でちょっとしたギターショーを開催されるとか。
これは行きたいっ。が、珍しく仕事の都合が合うかどうかが課題。

◇菊川ハンドメイドギターショー11月28日～29日開催