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「斎王(さいおう)は」天皇に代わって伊勢神宮に仕えるための役目として皇族女性(未婚の内親王)の中から選ばれて現在の明和町に京からはるばると赴任してきました。その派遣行を「群行(ぐんこう)」といい、歴史博物館で再現映像を見ることができます。 斎王の宮殿と役所である斎宮寮(さいくうりょう)のあった場所を「斎宮」といいます。読みは濁らずに「さいくう」。これは伊勢神宮の内宮(ないくう)同様に濁りません。 「いつきのみや」と呼ばれることもある「斎宮(さいくう)」は現在の三重県度会郡明和町にありました。 今回はその斎宮跡地周辺を訪れた紀行記録を2回に分けて紹介させていただきます。
まずは歴史博物館で基本的なことを学ぶ
<伝承期: 斎王の始まり>(日本書紀) ・崇神天皇が皇女豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に命じて、宮中に祭られていた天照大神を大和国の笠縫邑(かさぬいむら:桜井市~田原本町周辺と推定)に祭る(日本書紀) ・次の垂仁天皇のの時代に皇女倭姫命(やまとひめのみこと)が各地を巡った後、現在の伊勢神宮の場所に天照大神を祭った。 ・斎王は天皇の代替わり毎に置かれ、天照大神の「御杖代(みつえしろ)」として伊勢神宮に奉仕。 <制度としての斎王>673年~1333年頃 ・天武天皇が皇女 大来皇女(おおくのこうじょ)を斎王として伊勢神宮に奉仕させたのが制度としての初代。就任は673年で伊勢へは674年に赴任。 ・後醍醐天皇の時代まで斎王制度が続き、その間、60人~67人の斎王がいました。
尚、葵祭でも知られるように上賀茂神社にも斎王がいましたが、伊勢の斎王とは別となります。
斎宮の任務は天皇に代わって伊勢神宮の祭祀である「神嘗祭(かんなめさい:9月)」、月次祭(つきなみさい:6月と12月)に参加することで、年3回伊勢神宮へ赴のが役割でした。 まず、外宮で1日祭祀に参加し、翌日に内宮での祭祀に参加します。 斎王の暮らす斎宮には斎宮寮の官人も含めて500人ほどが働いていました。その人たちの生活を含めて博物館では発掘された土器等も含めて常設展示されています。 今回の博物館での特別展示は、伊勢志摩サミット開催記念春季企画展「斎宮の耀き」が催されていて伊勢物語図屏風、源氏物語図色紙貼交屏風等が展示されていました。
たまたま映像展示室の豊栄時間と重なり「斎王群行(18分) 」の映像を観覧。 後 朱雀天皇の皇女良子(ながこ)内親王(10歳)が1036年~1045年に斎王に任じられ、供の藤原資房が群行の様子を体験記した「春記(しゅんき)」を もとにして再現された映像はなかなかの出来で、斎王が都を出発して斎宮に到着するまでの行程や苦労の様子がよく理解できました。 簡単に群行程を紹介。 1. 天皇が代替わりをすると、斎王を卜定(ぼくじょう)という占いの方法で、未婚の内親王または女王から選ばれる。 2. 宮城内の初斎院(しょさいいいん)で1年間の斎戒生活を送る 3. 出立前の8月上旬に黒木の鳥居のある「野宮(ののみや)」と呼ばれる宮城外に造営された施設で翌年9月の出立まで引き続き斎戒生活を送る。「野宮」は能や源氏物語の題材となっています。 4.初斎院で1年、野宮で1年を過ごしたあと、ようやく3年目の9月に伊勢に向けて「群行(ぐんこう)」が出発します。まずは桂川で禊の後、宮中で群行の儀が執り行われ、別小櫛(わかれのおぐし)を天皇が自ら斎宮の額の髪にさす。 5.「京の方に趣き給ふな」の勅語をいただき、斎宮は振り返らずにそのまま葱華輦(天皇・皇后のための特別な輿)に乗り、500人程が伊勢を目指します。これが群行。 5.群行は5泊6日で、途中、「頓宮(とんぐう)」と呼ばれる仮宮で宿泊。勢多・甲賀・垂水・鈴鹿・一志を通過するのが平安時代のルートでした。 6.天皇の譲位または崩御、斎王の親族の喪等があると斎王は「退下(たいげ)」して帰京します。
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●斎宮歴史博物館 三重県多気郡明和町竹川503 ℡0596-52-3800(代)
★記念品
◇斎宮歴史博物館総合案内 719円
◇喫茶「ルインズ」の売店で伊勢笛を購入
伊勢特産玩具ですね。低価格の竹笛玩具も販売されていました。 伊勢笛も1000円~5000円程度と本格的な数万円するような篠笛はありませんが、初心者にはこのくらいの価格がお手頃かなということで2000円の総巻のものを購入。
============================= 歴史博物館に隣接した駐車場にあるアンテナショップでお土産。 ・特産品販売所 あざふるさと 三重県多気郡明和町大字竹川566 斎宮歴史博物館駐車場内 ℡0596-52-7295
★伊勢の和紅茶(松阪マルシェ) ・三重県松阪市産のヤブキタ茶葉を紅茶製法で発酵させて作ったものが「和紅茶」らしい。 茶葉も販売していたが、まずはペット飲料で試し飲み。紅茶を飲んでいるという感覚はないが日本茶でもないという不思議な飲み物。面白いと思います
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