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●栂池自然園 中部山岳国立公園 (第一種特別保護地域) ・開園時期 2016年は6月1日(水)~10月31日(月) ・入園料 大人 300円、小人 250円 ・マップ
↓ あいにくの曇天
↓ 天気がよければこんな景色
↓ 2000年8月5日
↓ 1989年9月5日
園内は木道が整備されていて(約80%)一周約5.5km、所要時間は約3時間30分。標高1,880m~2,000m ゾーンとしては「ミズバショウ湿原」「ワタスゲ湿原」「浮島湿原」「モウセン池」「展望湿原」「展望台(ヤセ尾根付近)」。それぞれ植生や景色が異なり飽きることなく高層湿原を堪能することができます。 ところで、高層湿原といっても標高の高い場所にあるから「高層」がつくわけではなく、湿原を構成する泥炭が水面よりも上にできるかどうかで、高層(水面よりも上に)と低層(水面よりも下)に分かれます。 しかしながら尾瀬や霧ヶ峰(八島湿原)等、標高に高い場所にあることが知られていることもあり、意外と高い場所の湿原が高層湿原であると誤解している方も多いそうです。 低層湿原ではヨシ・スゲ類の植物が地下水から栄養をとり生育しているが、高層湿原では土壌が酸性になり、ミズゴケが生育する。そのミズゴケの生産量に対して、枯れた植物の微生物分解量を上回ると泥炭が堆積し湿原となります。
栂池自然園に入るとまずはミズバショウ湿原がお出迎え。花というか包の時期は6月中旬から7月上旬までなので残念ながら葉ばかり。
↓ ミズバショウ
↓ こちらは乗鞍高原のミズバシヨウ1988年5月17日
以下、ミズバショウ湿原で特定した植物 ・イワイチョウ
・イワショウブ
・ウラジロ ナナカマド
・オオハナウド
・オタカラコウ
・オトギリソウ
・オニシオガマ
・オニシモツケ
・カラマツソウ
・キヌガサソウ
・クルマユリ
・サラシナショウマ
・サンカヨウ
・シラネニンジン
・タテヤマリンドウ
・ヒオウギアヤメ
・ミヤマアキノキリンソウ
・ミヤマキンポウゲ
・ミヤマシシウド
・モウセンゴケ
・ワタスゲ
・その他
今年は雪融けが早く、花の時期が早まったと聞いていましたが、確かに過去画像を確認すると、2000年8月5日の時にはゴゼンタチバナとマイズルソウも咲 いていました。その時よりも2週間早く訪れた今回(2016年7月23日)訪問時はすでに両花とも花が散っていたので「今年は花の開花が早まった」という のは事実のようですね。 ↓ 200年8月5日 ・ゴゼンタチバナ
・ゴゼンタチバナとマイヅルソウ
・マイヅルソウ
・シナノキンバイ(たぶん)
・ニッコウキスゲ
========================== ・白馬その5.栂池自然園part2「風穴の風景」へ続く
============================ ◆白馬の夏
テンプラの原材料がグッド。蕎麦も美味しい。ライブの演奏会も開催される。そば神(長野県北安曇郡白馬村神城)是方博邦さんのストラトキャスター -PREV POST <
「風穴」周辺の景色2016年と2000年当時の比較。標高1,870m~2,000mの「栂池自然園を堪能part2。2016年夏の白馬山麓の旅その5」ゴゼンタチバナ,キヌガサソウ,コガネイチゴ,ミヤマアキノキリンソウ,ヤマハハコ,コバイケイソウ,エンレイソウ -NEXT POST >