この法性寺ねぎは九条ネギに近い品種で甘くて香りが強く、柔らかくて食味の良い葉ネギです。外観は葉部が多く、少し曲がっているのが特徴といえば特徴。
鮮度の良いうちは食味が良いのも特徴で、これが大量消費地へ出回りにくい理由。
ウィルス性の病気に弱いため栽培が難しく生産量が減少していたのですが、愛知県伝統野菜に登録後、生産が増加しています。
増殖は株分けで増やすのですが、例年、2月頃になるとJAあいち三河で入手した親苗を1本植えて、6月に株分けをして植え替え。育った苗は8月下旬頃に定植苗として確保し、9月に定植。12月～3月にかけて収穫して出荷されます。最近では11月に出荷されているのを見かけますが、冬の寒さで葉の厚みが増して食味が向上するため、旬は1月～3月とされています。
　ネギ好きの揃う食彩品館.jp家でも、葉ネギではこの法性寺ネギの評判が良く、購入して持ち帰ると喜ばれます。
“三河流”味噌煮込みにはかかせないネギですね。他にはみそあえや薬味にも使える万能タイプです。

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