白浜温泉の外湯巡り「崎の湯」「牟婁の湯」「白良湯(しらゆ)」「綱の湯」「長生の湯」【大辺路~中辺路2017年春の旅その4】
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【大辺路~中辺路2017年春の旅その4】
せっかくの白浜行。外湯巡りをしなくちゃと思いながら先を急ぐが、あちこち買物やら観光をしていたら白浜到着は夕刻。目的の「崎の湯」は閉まるのが早く到底間に合わないだろうと思っていたら、ナビの地図には掲載されていない「すさみICから白浜IC」までが開通(2015年8月30日)していた。
さらに営業時間を調べると、16時30分までの入場制限だと思っていたら、それは冬季(10/1~3/31)の営業時間だとわかり、なんとか間に合いそうな雰囲気に。
到着は入場制限の17時30分。「入場できますか?」と声をかけると「はいっ」と愛想の良い返事が返ってきました。
さっそく、記念のタオルを購入。
●崎の湯(白浜温泉)
和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668
℡0739-42-3016
◇営業時間
・4月1日~6月30日・9月1日~9月30日
→8:00~18:00
・7月1日~8月31日→7:00~19:00
・10月1日~3月31日→8:00~17:00
(最終入場は終業時間の30分前まで)
定休日 毎週水曜日
(水曜日が祝祭日の場合は翌日休業)
料金 420円 (3歳以上)(消費税込)
泉質 ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉 温度:83℃
効能 リュウマチ性疾患、運動器障害、更年期障害、婦人病
◇温泉分析表 (1993年10月6日調査)
源泉名 みゆき2号
湧出地 和歌山県西牟婁郡白浜町2993
泉温 86.0℃(調査時における気温 25.0℃)
PH値 7.4
知覚的試験
無色澄明にて、微弱硫化水素臭、中塩味を有する。
泉質 ナトリウム-塩化物泉(中性高張性高温泉)
(旧泉質名:純食塩泉)
浴用の適応症
創症および火症、皮膚掻痒症および角化症、リウマチ性疾患、運動器障害、慢性湿疹、虚弱児童、女性性器慢性炎症、卵巣機能不全症、子宮発育不全症および月経障害、更年期障害
※温泉浴室内撮影禁止
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●牟婁の湯
和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1665
℡0739-43-0686
営業時間 7:00~22:00
※最終入場は終業時間の30分前まで
定休日 毎週火曜日
料金 大人 420円 中人 140円 小人 70円 (消費税込)
□泉質
・砿湯
ナトリウム塩化物泉 温度:75℃
・行幸湯
ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉 温度:83℃
□効能
・砿湯
切り傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病
・行幸湯
リュウマチ性疾患、運動器障害、更年期障害、婦人病
◇温泉分析書(1992年6月30日調査)
・源泉名 礦湯(まぶゆ)2号
和歌山県西牟婁郡白浜町1664-2
・泉温 75.5℃(調査時における気温 21℃)
・PH値 6.6
・知覚的試験
無色澄明にて、弱硫化水素臭、中塩味を有する
・泉質
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(中性高張性高温泉) (旧泉質名:含食塩-硫黄泉)
・浴用の適応症
慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、やけど、虚弱児童、糖尿病及び一般的適応症
前回(2009年)入浴しているため今回は通過しただけ。崎の湯から近いが施設前の駐車場が狭い上に建物を挟んだ道路が一方通行のため、白浜海岸方面から来ると初めての時はどこから入ってよいのか戸惑うかも。崎の湯方面からの方がわかりやすい。
白浜温泉の旧称である「牟婁の湯」と名づけられたこの温泉の特徴は源泉にある。
1つの外湯施設でふたつの源泉「砿湯(まぶゆ)と行幸湯(みゆきゆ)」に浸かることができるのがありがたい。歴史は崎の湯同様に古く、1300年以上の歴史があるとか。
↓ 前回撮影 2009/04/30
(画像はすべてクリックで拡大表示)
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●白良湯(しらゆ)
和歌山県西牟婁郡白浜町白浜3313-1
℡0739-43-2614
営業時間 7:00~22:00
※最終入場は終業時間の30分前まで
定休日 毎週木曜日
料金
大人 420円 中人 140円 小人 70円 (消費税込)
※石鹸、タオル等販売有り
泉質 ナトリウム塩化物泉 温度:59℃
効能 切り傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病
◇温泉分析書(1992年12月14日調査
・源泉名 生絹(すずし)湯
和歌山県西牟婁郡白浜町868-25
・泉温 67.3℃(調査時における気温 10℃)
・PH値 6.73
・知覚的試験 微白濁、強鹹味無臭
・泉質
含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・中性・高温泉)
・浴用の適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、高血圧症、動脈硬化症。
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●綱の湯
和歌山県西牟婁郡白浜町3354-1
℡0739-43-0533
営業時間 13:00~21:00
※最終入場は終業時間の30分前まで
定休日 毎週木曜日
料金 大人400円 小人200円
・泉質
含重曹-引食塩泉 温度:63℃
・効能
慢性関節リウマチ、創傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人疾患
◇温泉分析書(1993年10月6日調査)
・源泉名 垣谷湯
和歌山県西牟婁郡白浜町2550-1
・泉温 55.0℃(調査時における気温 23.5℃)
・PH値 7.1
・知覚的試験
無色澄明、微弱硫化水素臭、中塩味を有す。
・泉質
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(中性高張性高温泉) (旧泉質名:含食塩-硫黄泉)
入江内に舟を接岸した時に綱が必要ないほど波が静かで“綱不知(つなしらず)”と呼ばれたのが名前の由来。白浜桟橋の近くにある昔から愛されていた共同浴場が改装されたのが2008年なので、すでに10年近く経過。白浜温泉街中心部から少し離れた場所にあるため車での利用がお勧め。施設前に少し駐車場が用意されている。
万葉集巻第九より
「風莫乃 濱之白浪 徒 於斯依久流 見人無(風莫の浜の白波いたづらにここに寄せ来る見る人なしに)」の“風漠浜(かざなしはま)”がこの地であるという説も頷ける。ちなみに万葉集巻第九の「風莫乃 濱之白浪 ・・・」は作者未詳歌で、701年(大宝元年)の持統太上天皇・文武天皇による紀伊国行幸時に長忌寸意吉麻呂(ながのいみきおきまろ)が詠んだという説がある。
観光案内の「柿本人麻呂に愛された風莫の浜」という説明は万葉集巻第九が「柿本人麻呂歌集」「高橋虫麻呂歌集」「古歌集」から収録されていることにちなむと推測。
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綱の湯から南部(みなべ)の宿泊先へ向かう途中にある立ち寄り湯。今回は入浴しなかったが、次回の楽しみにとっておく。
●長生の湯
和歌山県西牟婁郡白浜町古賀浦2763
℡0739-42-3010
営業時間 10:00~22:00
定休日 水曜(祝日の場合は翌日休、GW・夏休み期間・正月期間の水曜は営業、食事処は水曜と第2木曜休)
料金 大人600円、子供350円
駐車場 20台
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