花しょうぶまつりと知立神社(愛知県知立市)重要文化財多宝塔,池鯉鮒大明神,トネリコ,御神鶏
まずは知立神社に参拝。
そして国の重要文化財の多宝塔を拝観。
明治の 廃仏毀釈の折に、本尊と仏壇を塔内より撤去したのが他の多くの神宮寺のような廃棄を免れた理由という。
三河国二の宮ということで、風格ある佇まいの本殿といい、素晴らしい文化遺産です。大事にしたい。
境内で放し飼いされている御神鶏は尻尾やとさか等、名古屋コーチンの形状を持っているので名古屋種の血が混じった品種でしょうか。
参拝客に慣れていて私達夫婦の後をついてきます。もしや神の使いとして我々の境内での振舞いを見張っているのでしょうか。
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●知立神社
愛知県知立市西町神田12
電話番号
℡0566‐83‐1111
池鯉鮒大明神
三河国二宮、東海道三社のひとつ
創建
(伝)第12代景行天皇年間
本殿の様式
三間社流造檜皮葺
(社殿は尾張造)
主祭神
鸕鶿草葺不合尊(神武天皇父)
(うがやふきあえずのみこと)
彦火火出見尊(鸕鶿草葺不合尊の父)
(ひこほほでみのみこと)
玉依比売命(鸕鶿草葺不合尊の妻)
(たまよりびめのみこと)
神日本磐余彦尊(神武天皇)
(かむやまといわれびこのみこと)
相殿神
・青海首命 (あおみのおびとのみこと)
・聖徳太子
創建の伝承としてヤマトタケル(日本武尊)による第12代景行天皇時代説(西暦71年~130年)とは別に第14代仲哀天皇元年(西暦192年)の創建とする説がある。
創建時の鎮座地から現在地に移ったのは1571年~1573年(元亀2年~天正元年)。
□本殿
・檜皮葺三間社流造
・1831年(天保2年)
□幣殿
・檜皮葺切妻造妻入
・1912-1926年(大正時代)
□祭文殿・回廊
・檜皮葺切妻造
・1887(明治20年)
□石橋
・花崗岩製の太鼓橋
・1732年(享保17年)
東側はまだまだの様子でチラホラと咲いています。
今度は神社を横切って西側の園地へ。そちらも訪問当日はパラパラと咲いている状況。
それでも色とりどりの花ショウブを堪能させていただきました。
平日なので空いていることもあり、しばしベンチで見物。
庭園の面積は、東西合わせて約7,500㎡。明治神宮から御下賜された花が咲き誇る時期に合わせて「知立はなしょうぶまつり」が開催されます。毎年5月25日~6月20日で約15万人程が訪れるとか。
ベンチに座って家人との会話は「花ショウブとショウブは違うのか」「カキツバタとショウブとアヤメの違いは」。もちろん、私が一方的に話して、時折家人が頷くといういつものパターン。
簡単に知っている限りの知識でまとめると、
1.花を愛でるのが「花ショウブ」「アヤメ」「カキツバタ」でいずれも、アヤメ科アヤメ属。
2.菖蒲湯に入れるのが「菖蒲(しょうぶ)」でショウブ目ショウブ科ショウブ属の多年草。
尚、2の菖蒲を「サトイモ科」とするのは旧の分類体系であるクロンキスト体系(1980年代~)や、新エングラー体系(1953年~)ではサトイモ科ショウブ属とされています。
いずれにせよ花を愛でる品種と湯に入れる品種は属が異なることはわかりますが、混同されがちなのが「花ショウブ」と「ショウブ」。花ショウブはショウブに似た草茎のため「花ショウブ」と呼ばれるようになったとか。
それでは花を愛でる同属の「花ショウブ」「アヤメ」「カキツバタ」の違い。
◇アヤメ(菖蒲)
・アヤメ科アヤメ属。草地に自生する。花びらに「網目」模様が入る。網目が“あやめ”に変化したという説がある。咲き始めが5月上旬からということで少し早い。愛知県では東郷町が町の花としている。
◇カキツバタ(杜若)
・アヤメ科アヤメ属。水中や湿地。花びらに網目がなく、白い斑紋があることが特徴。愛知県の県花で、知立市の市花。
◇花ショウブ(花菖蒲)
・アヤメ科アヤメ属。ショウブもアヤメも漢字表記は“菖蒲”と書くためややこしい。外花被片に網目模様がなく、黄色の斑紋があることで他の品種と区別可能。6月に花をつける。愛知県では碧南市が市の花としている。
ということで、西公園の花菖蒲↓
・2012/11/23段戸高原の紅葉と屋外料理(愛知県設楽郡)
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・2008/09/03バラの思い出と建替(食彩品館.jpのこと)
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