タバコを販売しないスーパーマーケット。カネスエフェルナでいろいろと考察。ついでに、社内行事の為2017年6月14日カネスエ・フェルナ・旬楽膳全店舗臨時休業らしい。
自分が経営者だったらそんな決断できるでしようか。
「タバコを販売しない」と宣言するスーパーマーケットが愛知県にあります。
カネスエ社は不思議なスーパーで低価格でも安全安心にはこだわるということで一部の合成保存料や合成着色料を使用した商品を販売していません。
また、品揃えを絞り込むということで同じカテゴリーの商品のNBメーカー違いを販売しない、例えば伊藤園のお~いお茶はありません。このあたりはオーケーストア社のポリシーをモデリングして展開されているのですが、客としては困ることがある反面、「だから低価格で販売できるのです」という説明をきっちり表示されると不思議と文句は言えない。
その他にもクレジットカードや商品券を使えないとか、かなり割り切った取り組みをされている。CS(顧客満足)を低価格販売に集中して取り組んでいます。
タバコを販売しないスーパーは中部地区では静鉄ストア社もそうですね。京北スーパー(千葉県)は昭和の時代からタバコの販売をやめています。
タバコを販売しないと嫌煙者にとってどういったメリットがあるかというと、店に喫煙所を設置しなくてよくなるのです。
嫌煙者の多くは店の出入り口でタバコを吸っている場所を通過する時に息を止めて小走りで通り抜けた経験があると思います。あの喫煙所設置はタバコを販売する小売業に対して「製造たばこ小売販売業許可等取扱要領」で義務付けられているからなんですが、小売業も施設のどこかに設置しなくちゃならないが、たまたま店舗の出入り口という嫌煙者にとってはなはだ迷惑な場所に設置されているケースが多いのです。
タバコは国にとって、重要な税収入源であり、店舗にとっては売上的に大きな商品です。それを止めるというのはなかなかできることではありません。
「健康や安全・安心をウリにしているのにタバコを販売するというのは矛盾している」。確かにその通りですが、個人が健康のために禁煙するよりも企業がタバコの販売を中止する判断をすることの方が難しいと思います。
その点、カネスエ社は偉いと思います。ホント立派な姿勢です。
以前、同社の表示で「競合店に対抗して・・・」というPOPを見て「品がない」とコメントしたことがありますが、今回、買い物した某店では「当店限定。更にお買い得」と表示。そうですよ。「競合店に対抗して」というのでは地域のプライスリーダーが競合店であると宣伝しているようなものです。
プライスリーダーは我が社であると自覚していれば「競合店に対抗して・・・」なんて表現はできないハズ。
ということで、合成保存料や合成着色料の排除よりも食彩品館.jpが感心したのが「タバコ販売しない」そして「地域のプライスリーダー自覚」の2点です。素晴らしい取り組みだと思います。
あと、パートアルバイトの時給。知人の奥方が高単価に惹かれて応募希望を店に伝えたらしいのですが、試験があったり面談まで時間がかかったりと結構、慎重な採用活動をされていると語っていました。
確かにそうですね。安い単価で使えなさそうな人を雇うよりも高単価で募集して応募者を振るい落とした方が得策かもしれません。
★購入商品
茹で麺12円、豆腐19円、もやし9円。1円じゃないだけマシか。
・カネスエ1円セール
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