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スルメイカ不漁の影響で好物がスーパーマーケットから無くなっている件

 
 毎週、毎週スーパーマーケットを訪問していろいろと買物したり、あるいは物件の進捗状況を確認したりしていた日々が懐かしい今日この頃ですが、土日はギター仲間との練習や家人との高山植物観賞旅行などのプライベートな用事が増えてすっかりと訪問記事アップ回数が減っております。
そうはいっても記事にしない訪問は毎週継続実施していて、そんな中でちょっとした変化に気付くことがありました。
嗜好する商品が売場から無くなっているのです。昨年の秋ぐらいからおかしいなと思っていたのですが、今年に入ってすべてのスーパーの棚割りからその商品が排除されてしまったのです。

この商品は原材料にイカを使っていて、他の商品にありがちな醤油味醂調味料が加えられていない、原材料の味を堪能できる“素焼き”タイプの商品でした。
価格は68gで300円前後で販売されていましたが、現在は630円でネット販売されているようです。

そんな中、刈谷のハイウェイオアシスの「えびせんべいの里」である表示を発見。
えびせんべいの里刈谷オアシス店
愛知県刈谷市東境吉野55
℡0566-62-7070
営業時間 7:00~22:00

↓購入した限定販売のゲソ空揚げ 

~平成28年度国産スルメイカの漁獲量は低水準だった前年を さらに40%下回る30年ぶりの大不漁今後数年は厳しいといわれております。引き続き、いか原料の入手は大変困難な状況でございますが、一部の店舗で限定販売をしておりました「げその唐揚げ」を全店舗にて販売致します。 尚、数に限りがございますので、通信販売では1回のご注文で3個まで とさせて頂きます。また、商品が欠品する事がございます。ご了承くださいませ。 「いか七味」「いかあまだれ」等当該商品をご購入ご希望のお客様には販売のめどが立っておらず、大変なご不便とご迷惑をおかけい たしますことを心より深くお詫び申し上げます。 一日でも早くいか製品を常時お手元にお届けできますよう弊社一丸となって努力していく所存であります。 今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。~
店頭文章及び同社HP文章

 

太平洋のスルメイカが不漁ということは知っていましたが、そんなに深刻な状況だとは知りませんでした。
年間の漁獲量が~30万トンだった2000年代の初めからどんどん減って、2016年は7万トン~まで激減。(参考:全国いか加工業協同組合)
原因は東シナ海の水温変化により、2月に孵化したイカが育たなかったことが影響したと考えられているようです。

鮭やサンマの不漁も言われているが、こちらは水温の影響によって存在場所が変わっただけに対して、イカは絶対数が減っているというのが深刻。
また、今年始めの新聞報道にもあったように、外国船の乱獲や巻網船の影響も言われているようです。対して政府は輸入量の枠を拡大させて対応しているようですが、国産スルメイカの不漁の影響は函館名物の活イカの釣堀催事ができない等にも影響が出てきたそうです。
ここで思ったのはおかしいなあの店にはあるぞということに気付くのですが、その店に今年の5月に行った時には「入ってこない時期もあったが今は在庫もあります」ということで、買いだめしたいところですが、この店には味醂味がついているタイプか、じゃがいものデンプンが多すぎるタイプのものしかないため、味醂味のものを6袋のみ購入させていただきました。

味がしっかりついているためついつい食べ過ぎてしまうのが難。というのもせっかく下がった尿酸値を上げない程度のイカ実食をする必要があるためです。
スルメイカのプリン体含有量は190mg/100g中でやや多い程度に分類されていますが、焼くとサイズが小さくなるため刺身なんかで食べるより量を多くとってしまいがち。プリン体の一日当りの摂取量は400mgが目安とされているので、ツマミでカツオの刺身を5~6カン(プリン体200mg)を食べて、ついでにイカを150g食べてしまったら、その2品だけで485mgもプリン体を摂取してしまいます。これにビールが加わると・・・・・。ああ恐ろしい。恐ろしいがやめられないとまらない。
ということで、1袋65g入りの私にとって適正サイズの素焼きタイプのイカせんべいの再販を願うばかりです。

 ところで、原材料の産地表示をしていないメーカーはどこのイカを原材料に使っているのでしょうか。気になりますね。

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