ウォルグリーンアラモアナ店(Walgreens:ハワイ州オアフ島)ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス

001訪問記録, 01スーパーマーケット, 10海外｜2018/07/02 posted.

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↓　ウォルグリーン(左)　　ターゲット↓(右)

“Walgreens”と表示しているが日本では「ウォルグリーン」と読むのが通例。時々、“s”を忘れて表記してしまうことがあります。一気に素人であることがバレますので要注意。
2003年以来のアメリカの商業施設で買物して一番驚いたのはこのウォルグリーンです。

私の知っているウォルグリーンは西海外(ロスとシスコとラスベガス付近)の店、しかも15年前。
ドラッグストアとバラエティストアを融合させて、尚且つ価格も抑えめでこじんまりとした使い勝手の良い店というイメージでした。
何がどう印象を語る前に、いつものように企業情報のおさらい。
ウォルグリーンは1901年にイリノイ州シカゴで設立し、本社は同州ディアフィールド。
2010年にデュアン・リード（東海岸を中心に257店舗）を買収し、同社開発の「ルック・ブティック(美容部門)」を導入。
2012年にアライアンス・ブーツ社(本社スイス、ドラッグストアを11カ国に3,300店)を買収。CVSヘルスに次いで全米2位の店舗規模。
店舗数は2016年には約13,000店(アメリカ約8,100店、欧州その他4,900店)
◇Walgreens(2017年8月期)
売上高　1,182億1,400万US＄
日本円換算(109円として)約12兆8,853億円
営業利益 55億5700万US＄
日本円換算(109円として)6,757億円
営業利益率4.7％
営業キャッシュフロー72億5100万US＄
ROE(自己資本利益率)14.22％
ROA(総資産利益率) 5.88％

◇CVSヘルス・コーポレーション業績(2017年12月期)
売上高　1,847億6,500万US＄
日本円換算(109円として)約20兆1,394億円
営業利益　95億1700万US＄
日本円換算(109円として)約1兆374億円
営業利益率　 5.15%
営業キャッシュフロー　80億700万US＄
ROE(自己資本利益率)17.77％
ROA(総資産利益率) 6.99％

◇マツモトキヨシ業績(2018年3月)
売上高　5,588億7,900万万円
営業利益　335億6,500万万円
営業利益率　 6.01%
営業キャッシュフロー　279億3,800万円
ROE(自己資本利益率) 11.7％
ROA(総資産利益率) 7.57％
※数値は思い違いや計算間違いもあるためご自身で再確認をお願いいたします。転用禁止でお願いいたします。

　こうやって日本の流通企業と比較するとアメリカの流通企業の規模の大きさに愕然としますね。ただし、日本を代表するマツモトキヨシは営業利益率が高く、この点はサスガの印象。

　ターゲットの時にも記したように(・ﾀｰｹﾞｯﾄｱﾗﾓｱﾅ店訪問記2018/06/29)、財務諸表を分析したりするのは食彩品館.jpではあえて避けてきましたが、アメリカの流通業の情報に関しては浦島太郎状態なので、自分のための資料として記したわけですが、ウォルグリーンの買収等の規模拡大によって、現在の食品や美容品の拡充が実現できているのかなとか思ったのです。
実際にウォルグリーンの店舗の中央には「up market」という飲食販売コーナーを配置して、職人による握りたての寿司やドールのパイナップルソフト販売機(セルフ)、フローズンヨーグルト販売機、その場でオーダーによって作るフレッシュジュースやスムージー。
そして色鮮やかなコスメ商品にハワイならではの地元バラエティグッズや地元製造食品等々。食品の品揃えも充実してます。
驚きました。15年前と比較すると驚くべき変貌ぶりです。
↓　キティコーナーが目立ちますね