原材料から時間をかけて抽出した旨味成分と節系の調和、そして「うま味調味料店内製造時不使用」のスープが好印象。あんくるてい(東京都杉並区下井草)しなそば700円。旨味成分濃い系です

03関東地方, 03食事, ラーメン, 実食記｜2019/03/23 posted.

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★食べログ記事をアップしました

・あんくるてい(東京都杉並区下井草)
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恒例のアカデミックな会議のための上京。今回は2月の遠征の話。
せっかくなので空いた時間に観光や美術展巡りをしています。
前日、懐かしい川越に寄って知人と会食。そのまま宿泊したので、早朝散歩を兼ねて川越小江戸を散策。その後、西大宮まで移動してヤオコーの新店でブランチをいただき、さらにオーケーストアの新店訪問のために井荻駅までやってきたのです。
オーケーの前にちょっと遅めの昼食ということで、駅近くでラーメン店を探すと推薦されたのが「あんくるてい(杉並区下井草)」。

　ピーク時間を過ぎているとはいえ、入場待ちができています。食券を購入して店内でスタンドのまま待機していると10分程度でカウンター席に案内。若いカップル、幼児を連れたファミリー、熟年の夫婦等々、多彩な客層。これは期待できそうだなと思いつつ、メニューは人気のワンタン系を避けて普通のしなそば700円を選択。ワンタン苦手です。

　
カウンターで従業員の皆様のテキパキとした動作を見ていて思ったのは、真面目な店なんだなという印象と、調理場以外の作業動線が複雑なのでちょっと改善が必要かなといういつもの悪いチェック癖(笑)

食券販売機のところに「無化調スープ」という表示を見ていたので、ちょっとガッカリしていましたが、出てきたラーメンの色を見て一気に食欲増進。丁寧な商品作りですね。
“無”という「存在しないと解釈されがちな文字」に加えて、“化学調味料を略した「化調」”という、日本うま味調味料協会からクレームがつきそうな表示を使っているのを見ていたので。
もし、私が表示するならば「うま味調味料を店内製造時不使用」くらいの表現にしておきます。
食品衛生、接客、表示、そして美味しい料理が揃ってはじめて、良い食事体験だったと思うことができます。

　動物系の原材料から上手に旨味成分を抽出し、組み合わせて製造された基本スープに、適量な魚介節系の旨味を調和させ、醤油の返しで完成させたスープ。良いですね。
一口では少し物足りないと思った旨味が、食べ進めるうちに口内に蓄積され、一杯を完食するまでには美味しさを堪能できるラーメンだと思います。
ラーメンスープに含まれる塩分量は4gと言われています。麺の塩分量2gと合わせて、昨今の世界的な塩分摂取量基準1日5gを１食で越えてしまうため、普段はラーメンスープを飲み干しません。今回はその禁をやぶってしまいました。完飲です。
麺の茹で加減もグッジョブ。適度な食感と麺の直径サイズがこのスープに合っています。
「しなそば」という名にふさわしいナルトも好印象。メンマとネギは自分で入れ放題。
良い食体験でした。

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●あんくるてい
東京都杉並区下井草5-22-17 1F ルメゾン井荻
℡03-6913-6770
営業日と時間
火、水、木、金、土、日営業
11:30~15:00
17:00~21:00
スープがなくなり予定より早く閉店
インスタグラム(公式)
開店日2018年2月20日
◇メニュー(価格は当日のものですが、確認はご自身で現地現物でお願いします)
・しなそば（中細麺140g） 700円
・肉わんたんそば（4コ入り） 900円
・海老わんたんそば（4コ入り） 1000円
・ニコニコそば（肉2コ、海老2コ） 950円
・特製そば（全種入） 1150円
・つけ麺 800円
※各種麺大盛り＋100円
・野菜すーぷめんなし500円
・野菜すーぷ半めん入 600円
・肉わんたんすーぷ（6コ入り）半めん入 900円
・海老わんたんすーぷ（6コ入り）半めん入 1050円
・サンサンすーぷ（肉3コ、海老3コ）半めん入 970円
・特製すーぷ（全種入）半めん入 1150円
・ごま豆乳カスタム（すーぷカスタム） +100円
・ピリ辛坦々カスタム（すーぷカスタム） +200円
・トッピング
　　チャーシュー1枚・ゆで野菜各60円
　　半熟玉子 100円
　　肉の焼わんたん（6コ）300円
　　海老の焼わんたん（6コ）450円
　　サンサン焼わんたん（肉3コ・海老3コ）370円