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松浦軒本店(岐阜県恵那市)カステーラ。近くに松浦軒本舗,かめや菓子舗もあります。

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松浦軒本店(岐阜県恵那市)カステーラ
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 「カステラ」というと長崎。長崎の福砂屋を思い浮かべるが、岩村町のカステラは「カステーラ」と表示されています。
もともと、江戸期に日本で紹介、あるいは製品化された当初は「かすていら」と呼ばれていたので岩村町の方が原型に近いカステラではないかと推測。
松浦軒本店では江戸期の製法を永年維持されているということですが、そのおかげで長崎カステラと差異化ができていて、郷土食にもなっているのではないかと思います。
今回は動向した家人がどうしても岩村のカステーラが食べたいと言うので、私が岩村醸造で買物している間に、通りを挟んで至近の松浦軒本店へ家人が行き、購入してきてくれました。 

松浦本店のホームページによると伝来については以下の通り
~松浦軒本店のカステーラは、江戸時代岩村藩の御殿医神谷雲澤先生が、蘭学を学ぶため長崎へ赴いた折、カステーラの製法も学ばれて帰藩され、当時、菓子造りを生業としていた、弊舗の先祖に伝授されたのが始まりである。
七代に渡り210余年間、江戸時代に長崎より伝わった、ポルトガル伝来のカステーラの製法を守り、作り続けております~

 ということなので江後期から当時の製法を継続されているということですね。
製造方法についても詳しく紹介されています。
~大正時代まで、松浦軒本店のカステーラは炭火で焼いておりました。(中略)ゆっくり、長時間攪拌することによって、弊舗の特徴である細かい木目の生地をつくり上げます。江戸時代、すり鉢を使って生地を作っておりました。(中略)
こだわりの、石臼を使って卵を攪拌しております。オーブンに入れて焼成します~

 原材料としては砂糖、卵、小麦粉、はちみつ、膨張剤。食感としてはもっちり感があり、製法とあいまって「昔ながらの」を実感することができます。

 岩村本通り界隈には他にもカステーラを販売する店舗として「松浦軒本舗」「かめや菓子舗」がありますが、以前、実食したことのある松浦軒本舗のカステーラは和三盆と水飴を使っているのが特徴で、しっとり感がありました。
味はさすがに和三盆を使ってしっとりと焼いた松浦軒本舗がお勧めですが、原型に近いという点では松浦本店の商品もグッドです。
◇資料

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松浦軒本店
岐阜県恵那市本町246
℡0573-43-2541
◇地図

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