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ゲンキー揖斐南方店(岐阜県揖斐郡)2014年11月20日オープン(part4)

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●11/20ゲンキー揖斐南方店
岐阜県揖斐郡揖斐川町上南方字松原184番地
℡0585-52-9220
営業時間 9:00~21:00

げ ゲンキー揖斐南方店

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【以下、過去記事より抜粋】

予想通りの場所で工事が開始されていました。
店舗を地図Bの場所に配置して駐車場を国道側のA場所に設置。

・<11月中旬>ゲンキー揖斐南方店
岐阜県揖斐川町上南方字松原184番 外
店舗面積1,364㎡
開店日  2014年11月中旬
紹介日         2013/11/01(part1記事11/1)
開店前訪問日2014/01/18(part2記事1/21)
開店前訪問日2014/05/31(part3記事6/20)
開店前訪問日2014/08/23(part4記事9/5)
↓ 撮影日 2014/08/23

●20140823ゲンキー揖斐南方店 genkiibinanpou

 ●20140823ゲンキー揖斐南方店 genkiibinanpou-2

Photo_6

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↓ 撮影日 2014/05/31
20140531genkiibinanpou

出店場所の近くで大掛かりな造成工事が行われていた。あれ?と思って近づくと「揖斐川町地域交流センター(記事)」工事でした。
肝心のゲンキー揖斐南方店は造成前の状況で待機中。
当然、当初予定の出店予定日は過ぎているので、オープンはかなりの遅れが予想されます。

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↓ 撮影日 2014/01/19
20140118genki_ibi_nanpou_2

岐阜県揖斐郡揖斐川町は岐阜県の西部、滋賀県と県境を接し、伊吹山など1000mを越える山々の麓に位置する自然環境豊かな町です。
Photo_4
2014年1月1日現在の揖斐川町の人口は23,118人、世帯数8,007世帯、男性11,073人、女性12,045人。
また、岐阜県に占める総面積の割合は7.57%で、岐阜県第4位となる広い地域にまたがり、揖斐川町、谷汲村、春日村、久瀬村、藤橋村、坂内村が合併して現在の揖斐川町を構成しています。
人口ピラミッドとしては若い世代が少なく、中高年層に厚みのある年齢構造で、65歳以上が全体の約30%を占め(県内9位)、今後さらに増加する見込みとなっています。
特に平成元年~2年を境に死亡数が出生数を上回るようになり、その差は毎年開く傾向にあり、自然減少が続いている状況。さらに県内外への転出も毎年大場な転出超過となっているため人口の減少が予想されています。
転出超過の理由としては20代の就職によるものと、20~30歳代の結婚等を理由にするものがあげられます。
若者が去り、人口の自然減が続くということは世帯構成人数も同様で、単独世帯が直近25年間で1.5倍に増加しています。
それでは、揖斐川町に残っている人々はどのような仕事に従事しているのかということですが、意外にも第1次産業に従事している方々の構成比は低く、製造業とサービス業の割合が高くなっています。
気になる小売業の商品販売額合計は96億円(平成24年経済センサス活動調査による数値)で、これを町内の小売業で分け合うというか、競い合うことになるわけです。
尚、経済産業省と岐阜県の「商業統計」のデータと「経済センサス活動調査」のデータでは調査・集計方法が違うので単純な比較はできません。

以上の揖斐川町の現状を踏まえて、今回、出店地の現地現物確認訪問をしてきました。
まず、出店地ですが、揖斐川町役場に近く、町内でも人口が比較的集中していると思われる地域に出店していると思われます。いかんせん土地勘がないので、あくまでも想像です。
バロー揖斐川店、Vドラッグ揖斐川店が出店している場所より約200mほど離れた国道303号線沿いにゲンキー揖斐南方店が出店します。
Photo_6
20140118genki_ibi_nanpou
場所は地図Aと農道を越えたBの場所。
バロー・Vドラッグ揖斐川店現地訪問は土曜日の午後1時ということで、時間帯的にピークではありませんが、週末にしては来客駐車台数が少ない。バロー側は約20台、Vドラッグ側は5台という状況でした。
この状況の中にゲンキーが出店するとどうなるかは大凡、予想可能。当然、ゲンキー社としても近隣の池田店を含めてハフ分析等で獲得できる客数や売上期待値は計算済みと思われ、同社にとっては「勝算あり」と判断したと推測されます。
「ある地域の消費者が、ある地域の商業集積での購入確率は、商業集積の売場面積に比例し、そこへ移動するための距離(時間)の二乗に反比例する」という考えに基づき、立地条件から小売商圏を数学的に算出する手法

昨年、バロー社既存店の数値が厳しかった状況に対する同社関連の記事の中で、「ドラッグストアの進出と競合」を理由としたものを読んだのですが、当然、北陸方面から進出したクスリのアオキやゲンキーとの競合は、バロー社が他県へ進出した際に、進出した地元企業が味わったものとは別の次元にあります。
生鮮を主体とする食品スーパーマーケットは非食をメインとするドラッグストアに対して、ある程度の油断があったかと思われます。つまり、青果・精肉・鮮魚・ 惣菜・ベーカリーを揃えた食品スーパーマーケットの方が、集客に対してあきらかに優位であるという想い、あるいは願望が根底にあり、ドラッグストアの食品 強化を侮っていたのではないかという印象を持っています。
若い主婦を中心とした生鮮離れが予想以上にあり、尚且つ、中途半端な中食提案(タレつけただけとかトッピングしただけで「付加価値」と思っている商品等々)しかできない食品スーパーが、加工食品や日配商品、冷凍食品を中心としたディスカウンティング(ただの安売りではない)を実現したゲンキー社が、バロー寡占状況地域へじわじわと侵食していることにようやく焦りだしたのが昨年のバロー社では なかったかと思います。
ディスカウンティングには圧倒的な規模の調達力とチェーンストア的運営能力が必要ですが、残念ながら食品スーパーマーケットや大手流通業の多くは調達力はともかく、チェーンストア的運営能力の向上ができていないと感じています。
そうなっている理由は簡単。科学的なアプローチ不足です。
スーパーマーケットは未だに「頑張る」「前年(過去成功事例)思考」「ヒト・モノ真似(モデリング)」が主体で、経営者や業界リーダーが欧米のスーパーマーケットからの単純な横展を我が社・我が業界の未来の拠り所としていることにあります。
「店を多く見た」「最新の情報を得た」も大事ですが、そんな外部の情報よりも、今の顧客や、今後、来店を期待できる客へのエンドレスなアプローチこそ重要だと 思っています。常に「顧客心理を追及することが最も重要な課題」であり、それは紙面上のデータ分析では解析できません。現場でお客様の行動を予測し、自身 の予想と結果の差異を分析し、不足したことを補い、さらに発展させた手法での「継続実践」あるのみです。

机上の理屈は「現地・現物・現実」に対して通用しません。

話を元に戻します。
『運営経費比率<販売利益率』で利益を出すためには、調達能力の向上と店舗運営の低経費化を車の両輪のようにハンドルをまっすぐにして日々邁進する必要があるのに、運営経費比率の低減がなかなか実現できていないところが多いのが食品スーパーマーケットの最大の弱点。
同じように生鮮食品を扱っている、いわゆる“ディスカウント企業(オーケーやベイシア等)”と販売管理比率を比較すると良くわかります(唯一、愛知県内の食品スーパーで合格ラインはアオキスーパーくらいか)。
利益を出すテクニックは長けても、それが『運営経費比率<販売利益率』ではない部分で利益を稼ぐ状況では、先にあげたゲンキー社との競争に商売で勝つのは難しいと思っています。
生鮮食品を持っている以上、しかも昔のように利益頭ではなくなった生鮮食品部門をいかに、ドラッグストアの調剤部門のような利益頭にできるかが課題ということで、中途半端な内容になってしまったがこれでこの稿は終わりにしたいと思います。
バロー社は「売場面積(つまり出店数を増やすことによる商品取り扱い金額・数量)を増やせば利益を出せる仕組みができた」と食彩賓館ではある意味を含んで 記事にしてきましたが、同じ「売場面積を増やせば利益を出せる仕組み」でも手法が違うというか本来の『運営経費比率<販売利益率』の仕組みを確立さ せた(と思われる)ゲンキー社との競合は厳しいと思います。

今回の出店地を現地現物確認し、現実に感じたことを記事にしました。
あくまでも当方の勝手な印象なので実際の当事者間の事情はわからず記事にしています。
この件に関して、いつものように「意見・質問は不要」とさせていただきます。

食彩賓館 元主筆 kentnk
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【以下、過去記事より抜粋】
バロー揖斐川店、Vドラッグ揖斐川店が出店している場所より約200mほど離れた国道303号線沿いにゲンキー揖斐南方店が出店します。
Photo_3
場所はおそらく、地図Aの場所。もしかすると農道を越えたBの場所までかも知れません。
後日、現地現物確認にでかけたいと思っています
Photo_2

Photo
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●近隣商業施設
・バロー揖斐川店
岐阜県揖斐川町上南方130番地
℡0585-21-0155
AM10:00~PM8:00
※土日はAM9:30に開店
20140118_86

・V drug揖斐川店
岐阜県揖斐郡揖斐川町上南方中島122
℡0585-21-2033
営業時間 通常10:00~20:00
20140118_81

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