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オークワ美濃加茂店で「530坪年商予定10億円」と「戸井産本マグロ」

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この記事の前段として「バロー富加店オープン日訪問して、新店出店計画のことをあれこれ考えてみた」があります。
前記事同様、専門誌のライターや開発部門に関わる人は、本日の記事を読むのやめてっ!([E:catface])
ついでに、プロトタイプとかチャネルとか、格好つけた本部要員以外、現場では使わない横文字が好きな人も禁止っ([E:happy02])

・9/23グランド 9/22プレオークワ美濃加茂店
 〒505-0015岐阜県美濃加茂市今322-1
 ℡0574-24-2521 ニュースリリース
 敷地面積 7,007㎡(2,119坪)
 建物延床面積 2,467㎡(746坪)
 直営売場面積 1,754㎡(530坪)
 駐車台数 110台 
 営業時間 7時~24時
  ・プレオープン営業時間 9時~24時
  ・グランドオープン営業時間 9時~24時
 年商予定10億円

201009231721

ニュースリリース(オークワ社のニュースリリースいつもなんかしっくりこない部分がある)を読むと、「SSM」となっている。直営売場面積からすると「レギュラー」じゃあないのかなあとも思うが、なんと呼ぼうとオークワ社の勝手。おそらくマツキヨ的オードラックがあるのが理由か? それとも延床面積の関係か。と、思ってホームページを確認すると・・・「レギュラー店」がなくなり、「SSM」までが紹介されている。それ以下の店はなんと呼ぶのだろうか。
・和歌山  オークワ 新宮駅前店   オークワ野田店
・三重県  オークワ  神志山店
もっとも今回はフォーマットのことではなく、「年商予定10億円」に注目しての訪問。
この記事の前に「バロー富加店」の記事でちょこっと新店の売上高について記しています。そちらを読んでいるという前提で以下を記します。
530坪で10億円目標。居抜き(退店したスーパーの資産をそっくり引き継いで新店オープン)や準居抜き(土地・建物は使用するが店内設備や装飾を手直し・・・食彩賓館用語)ではなく、まったくの新店で。
※居抜きについて専門家が「特に区別していない」「どっちでも良い」と発言したらそいつはモグリだぜ(笑)
ものすごく質素に造ったのかなあとか予想していたが、ちゃんとしたオークワスタイル。床材もセラミックタイル。店内装飾こそ、凝った造りではないが、バロー社よりは・・・・。ということで、バロー社とオークワ社の直近の出店店舗の面積の売上高予定比較してみた。オークワ社は店舗面積について、バロー社のように細かく紹介されていないので、両社の単純比較はできないが、オークワ社の過去推移で比較すると、オークワ美濃賀茂店だけが極端に低い数値で年商予定金額を設定している。
何か思うところありと見たが。そこについてはあえて触れない。
Photo_2

さて、新店の話。
バロー富加店の後、西進すること約20分強、オークワ美濃賀茂店には右折入場しなくちゃいけない。でも当日は右折入場禁止ということで、ぐるっと大回りしてから左折で駐車場へ。どうも出入りに手間取りそうな配置。
ここんとこオークワ社の新店訪問として、西は兵庫県加古川市まで行っている。今回は最北(かな?)に位置するオークワ美濃賀茂店。オークワ社の出店地域拡大に合わせて、食彩賓館の行動も広がっている。オークワ社はともかく、食彩賓館の方はいつまで続くのか本人もわからない。
オークワ加古川野口店同様に地元特産品を店舗のイメージキャラクターとして採用。
Photo_2 美濃賀茂店は「蜂矢(はちや)柿」。
オーカードの床POPを確認しているとこちらも加古川野口店同様にキャラクターを入れたデザイン。力入っているなあ。
青果のそこそこ安い特売を見ながら、本拠地(といっても少し離れているが)岐阜県に出店したバロー社と遠隔地に出店したオークワ社の違いを感じる。特売価格はオークワ社の方が無理しているように思う。おそらく、地元の人はバロー社の方が安いと感じたと思うが。
鮮魚売場を見ていると、「・・・・なんです」という説明POPに気付く。そういえば各カテゴリーでランキング表示も実施している。とうとうオークワもM氏的売場作りの仲間入りか。ただし、「○○宣言」はまだしていないようだ。
鮮魚「さかなやの寿司コーナー」。「鮎甘露煮寿司」なんて完全に岐阜を意識しているなあ。それともこの時期になると他県のオークワでも販売するのかな? そういえば和歌山も鮎の産地だった。
マグロ売場の端に見事な本マグロが少し残っているのを発見。
「北海道産 天然 生本マグロ」とある。もしやと思い、売場の方に「戸井産?」と訪ねると、ビンゴでした。いつも養殖の本マグロを使用している「さかなやのお寿司のまぐろ寿司」も同色だったので、産地を確認すると「こちらも戸井産」。おそらく、前日の「プレオープン解体セール」の残り物と推測。発色も良い。すでにバローでアオダイを購入しているが、刺身と寿司を購入してしまった。(関連記事「本まぐろ当選」「まぐろ到着」「本まぐろ中トロと赤身」)
オークワは時々、国産天然生マグロをオープンセールで解体販売することは承知済み。愛知県初出店の愛西店オープン時は大間産だった。プレオープンチラシを地元の人に確保してもらっていたので、それを訪問前にあらかじめ確認していたのだが、解体セールは天然・養殖・その他産地表示がしずらい。でも、購入側は「天然 生 本マグロ」という言葉に弱い。しかもそれが、旬の時期や当日のモノの良し悪しは別として「大間」「戸井」などのブランド産地をありがたがる。もちろん、若い頃に鮮魚売場にいたので、きちんと処理した解凍品や旬の産地や、魚種・魚体によって品質や味がまちまちなのは承知済み。でも、それと日本人のブランド信仰とは別物です。品質の良い鞄を引き合いに出して、ブランド好きの女性にシャネルやビトンより品質が良いと言っているようなモノ。例えが見当違いか(笑)。
「(生・冷凍・魚種・養殖・天然にこだわらず)美味しいマグロを食べたい人」、「有名産地マグロを食べたい人」「マグロを安く食べたい人」「誰がなんと言おうとオレはトンボシビが好き」とかいろいろあると思います。どのタイプの人に対して商売するのかを決めるのはスーパーマーケットの仕事だけど、お客の嗜好に合わなければ、いくら“自称 良い商品”、“自称 良い売場”を提案してもアカンと思っています。良い悪いを決めるのは経営者でもコンサルでもなく、ましてや食彩賓館のような知ったかぶりのブロガー(ブロガーと言われるの嫌いだが)ではなく、お客様。お客様が川上なんです。それを忘れると「正々堂々たる敗者の弁(できない理由「できない、獲れない、採れない、入荷ない」等の理由を天候不順などの所為にして、理路整然と言い訳すること)」で終わってしまう。敗者の弁の後に、それならどうするかの「勝者の弁」を語り&実行しないと。(熱いなあ[E:delicious])
新店オープンという祭りには「天然、生、本マグロ」が良く似合う。さらに「本間・戸井」となったら、せっかくだから購入するか、となる。「“養殖マグロ~”とか“生キハダマグロ解体セ~ル~”」とか言われても、ねぇ。
専門家なら良し悪しがわかるんでしょうが、いつも冷凍マグロ100g198円以下ばかり食べさせられているお父さんにはテレビや雑誌で見たことある産地の方が嬉しい[E:happy01]。なんといっても「毎日の食事で、刺身(のような高価な食材ばかり)にお金をかけられないっ(妻)」と言い切られる悲しい食彩賓館[E:crying]。日本のお父さんはそんなモンなんでしょうねえ。だから自分のお小遣いで買って帰るんです。

また、余談が過ぎました。話を元へ戻します。
 その他、精肉~惣菜と品揃えを確認して、弁当の価格帯が岐阜では厳しいかなと感じた。あえて、298円弁当とかは出していないようだが、今後どうなるのか楽しみ。
中エンドに「和歌山コーナー」設置。北山産のじゃばら飲料(じゃばらポン酢はあった)はなかったが、代わりに湯浅醤油の丸新が製造する「うめマヨネーズ」を購入。先日、博多で購入した明太子マヨネーズがなくなったらこちらを試したい。

食彩賓館的印象(2010/09/21改訂) 
(評価ではありません)
総合    

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