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フレスコ新店2店。亀岡店(京都府)と国分店(大津市)。地域に溶け込む技を確認

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フレスコ 亀岡店
〒621-0835京都府亀岡市篠町浄法寺中村45-1
℡0771-29-6661
開店日 2010/10/16
訪問日 2010/12/11
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フレスコ国分店
〒520-0844滋賀県大津市国分1丁目34-45
℡077-531-2451
開店日 2010/12/01
訪問日 2010/12/11
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  同じ日にわざわざ大津市と亀岡市へ行ったのか?という疑問をお持ちの方。
さらに当日は大津市周辺及び、京都市~宇治市~亀岡と移動して神社仏閣及び新店訪問をしています。
 
 国分店は住宅街の中にある小型店。新店とは思えないほど周りの景色に溶け込んでいる。品揃えも販売方法も住宅街にある“レギュラー”フレスコ。特に感想もなく、購入品もないので、こちらはコメントなし。
で、今回の記事のメインは買物したフレスコ亀岡店。
京都~滋賀で定期的に新店や改装をしてくれるフレスコ社は食彩賓館にとってありがたい存在。京都周辺の神社仏閣参拝に合わせて、いろいろなタイプのフレスコ店を見せていただいています。
食彩賓館でフレスコ社のことを紹介する時にいつも使うのは「つかみどころのないスーパー」。
高質的品揃えがあるかと思えば、通路へのはみ出し陳列があったり、ローコスト運営店舗かと思いきや、妙に手の混んだ商品があったり、低価格訴求品もある。
さらに立地に合わせて、都会的な店もあったり、住宅地に溶け込むローカルスーパーだったりと、どの店にいっても「ネタ」に困ることはない。新店・改装が多いことと合わせて、食彩賓館にとって非常にありがたい企業です。
 今回訪問した亀山店は今までのフレスコ店の印象と異なる売場を見せてくれました。
訪問時間帯に丁度、生メバチマグロの解体販売を売場というよりは通路で実施。普段なら顔をしかめる通路でのゲリラ販売ですが、何故か笑って許してしまう(オイオイ)雰囲気がこの店にはあります。
近くに京都市内進出が進んでいる地元ローカルマツモト社があり、平和堂社のGMSタイプ(食彩賓館的にはSSMだが)のアルプラザがある。食品中心の小型店が、そのような手強い競合に対抗していくには、甘っちょろいことを言っていては勝負に負ける。同じ土俵で戦えば勝ち目がない(かもしれない)。なので、少々、乱暴な販売方法でも・・・・・というわけでもないが、なんとなく微笑ましい努力ではあります。これがIY社やAE社、U社のようなビッグやHO社のような高質志向店がやると「何 考えてんだか」になってしまうのだが。
その鮮魚の中に「宮津港直送」シールが貼られた商品がある。
小アジがかなりのボリューム入って100円とか、サンバソウ(石鯛の幼魚)、コショウ鯛やグレ(メジナ)のコンテナバラ売り(ハッポースチロールではなく出荷コンテナのまま)があったりと、非常に楽しい&嬉しい。これに先ほどのマグロ解体セールが重なる。丁度、一番活気のある時間帯に訪問できたようだ。
刺身も、宮津産の商材を中心に、小型パックがあり、魚種では「マトウ鯛」の刺身等、“探し、&見つける楽しみ”もある。
隣の精肉売場はフレスコ社お得意の熊本産黒毛和牛「プレミアム和王」を販売。
熊本経済連HPより
~(社)日本食肉格付協会「枝肉肉質ランク」の最上級格付5等級と上位格付4等級を獲得した枝肉を持つ、生後28ヶ月以上のJA熊本経済連の黒毛和牛であること。さらに、12段階に分けられている霜降りの度合い(BMS値)が6段階以上のものだけが、『和王』という名を受けることできます~
ということだが、まだ未食なので、次回は一度試してみたいと思っています。
(・食彩賓館の和牛に関する記事)
実はプレミアム和王を使用した手作りハンバーグがあったのだが予算の関係もあり、ぐっと我慢。これも次回の楽しみとする。
「和王」ではないが、黒毛和牛ユッケもある。生食の牛肉に抵抗がある(きちんと生食用に管理されて処理されたものか確認できないので)のと、生食用のトレーの中にうずらの卵が殻付きのまま入っていたので、さすがにこれにはちょっとビビる。他人様の店とはいえ、なかなか勇気があると妙な感心をする。(静岡県29店で購入したうずら卵106検体のうち、1検体の卵の殻からサルモネラ菌が検出された・・<「うずら卵と養鶏場におけるサルモネラ汚染状況について」東海公衆衛生学会講演集1994年7月発行より>)。1%以下の確率なのと食べたから即発症というわけでもないので購入客は自分で判断して購入すれば良い。神経質になりすぎるとせっかくの美味しいお肉を食べそこなうこともある。食彩賓館はビビリなので買わないだけです。理由はこちらの記事に書きました<玉子のサルモネラ鶏肉のカンピロバクター>。鳥インフルエンザは食べる分にはさほど怖くない食彩賓館だが、サルモネラとかカンピロバクターにはビビるのです。

 グロサリーについて。
価格的に非常にお値打ちなものがある。それは地元の人気商品だったりする。低価格販売として選定された商品を見て、思わず「ウマイッ(“旨い”ではなく“上手い”)」と唸ってしまう。旭ポン酢しかり、粉モン関係のソースしかり。これ大手ではなかなか真似できない「技」。グロサリーの売価付けにもセンスが必要なんです。「何をどこまで下げるか」。卵、砂糖、食用油ばかり安くするだけでは芸がない。スーパーにも技と芸が必要だと思っています。
そのうち、「匠技の売場作りと商品作り」とか「売価付け人間国宝」とか出てこないかなあ。スーパーだと認定する根拠が曖昧になるだろうなあ。

 最後に、もう一つ、感心したこと。「お客様の声」。通常の店舗に備え付けのものと、ハガキも用意している。
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●購入商品
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・おはぎ。見せ方がうまいと感心。味は先日食べたヤオコーがお気に入り。ちなみに「佐市」は食彩賓館的には「殿堂入り」になってます。
・バナナは68円。最近、100円だと高いと思ってしまう(笑)。価格訴求はホントに難しい。
・生メバチマグロ。実は生メバチ大好きなんです。あっさり系が好きなので、クロマグロ(本マグロ)でもメジのような小型が好み。“食通”ではないので、わざわざ高いお金出してまで高級な部位とか手に入れたいとは思わない。でもオープン特売で安ければブランド物も欲しいと思う食彩賓館なのです。今回はノーブランドのダルマ(小型メバチ)ながら、脂のノリも適度で、なかなか美味しいものをゲットできました。娘に「紀州のスーパーでもこの味のメバチはなかなか買えないよ」と食彩賓館流の食育実施。あれだけ買いまわっているので説得力あるでしょ(笑)
・アジは中サイズのものを購入。さすがに紀伊長島のスーパーで見るような「朝獲れ鮮度」とはいかないが、金色に輝く肌がまぶしいナイスな鯵。一尾選んで刺身に。娘も喜んで「旨いっ」と二人でペロリ。
残りの5尾は開いて一夜干しにしたり、塩焼きや煮付けにしたりと翌日までにいただきました。これで198円とは本当にお値打ちだと思います。
・オリバーのたこ焼きソース。オタフクを特売していたが、家族にウケの良いオリバー社の未購入品を選定。。「どろソースを加えた辛口」とか。まだ未食。
・「京都のむら」のぜいたく煮。この商品だけで記事が一本、書けそうだ(笑)。“ぜいたく”の名称は、「そのままでも食べられるのにわざわざ手間をかけた贅沢品(wikiより抜粋)」という意味だとか。「京都のむら」があの「野村佃煮」とは知らずに購入。関西のスーパーや百貨店ではどこでも販売しているメーカーです。
ぜいたく煮は、確か歳暮ギフトの京料理とかのセットに小袋で入っていたように記憶しているが、定かではない。感想としては「これがあの“ぜいたく煮”か」と思った程度です。先斗町や木屋町にある小料理屋で食べないと雰囲気がでないな。

●食彩賓館的印象
 (2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★★☆☆
(宮津港直送鮮魚で1ツ★) 
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理☆☆☆☆☆
(通路でライブ販売はちょっと・・)
価格(当日)★★☆☆☆
サービス  ★★☆☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★★☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら


●資料

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●フレスコ関係の食彩賓館記事
・2009/4/4 東寺と東寺駅付近のスーパー(京都)フレスコ東寺店
・2009/8/28「京の旬野菜」とフレスコ今熊野店7/14オープン
・2010/03/17北野白梅店・烏丸店・嵯峨野店(京都市)
・2010/06/23フレスコ最新店4店を駆け足で訪問
・2010/11/26四条烏丸のラクエ、フレスコ、大丸地下

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