當麻寺(当麻寺)(奈良県葛城市) 国宝の本堂と東西塔その他、国宝と重要文化財拝観
◇GWに奈良の国宝拝観
・興福寺南円堂秘仏拝観と北円堂特別開扉。
・般若寺楼門(国宝)と東大寺 転害門(国宝)。
・霊山寺本堂(国宝)とバラ園
・當麻寺本堂、曼荼羅、三重東塔・西塔、梵鐘(国宝)
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奈良県葛城市にある當麻寺。当麻とも書く。読み方は“たいま”。
国宝建築物がまとまって揃っているものの、奈良市から少し離れているため訪れる機会がなく、ようやくの初参拝&拝観。
素晴らしいの一言です。
當麻寺(当麻寺)
奈良県葛城市當麻1263
山号二上山
宗派高野山真言宗、浄土宗
本尊当麻曼荼羅
創建年伝・推古天皇20年(612年)
開基伝・麻呂古王
◇国宝
・本堂(曼荼羅堂)
・三重塔(東・西塔)
・塑造弥勒仏坐像
・当麻曼荼羅厨子
・根本曼荼羅
・梵鐘(日本最古)
・倶利伽羅竜蒔絵経箱(奥院)
◇重要文化財
・金堂
・講堂
・薬師堂
・乾漆四天王立像
・阿弥陀如来坐像(2体・講堂)
・地蔵菩薩立像(講堂)
・妙幢菩薩立像(講堂)
・石燈籠
その他多数
寄棟造、本瓦葺で元は天平時代の建築で平安時代に改築。
内陣は須弥壇(鎌倉時代・国宝)に当麻曼荼羅厨子(天平時代・平安時代改・国宝)を置き、現在は中に本尊文亀曼荼羅(室町時代・重文)を安置。当初は根本曼荼羅(天平時代・国宝)を安置していた。
他に十一面観音菩薩立像(平安初期・重文)
入母屋造、本瓦葺で鎌倉時代再建。
塑造弥勒仏坐像(白鳳時代・国宝)を本尊として安置。後世の補修も多いが日本最古の塑像。
乾漆四天王立像(白鳳時代・多聞天は鎌倉時代・重文)は日本で二番目に古い作例。髭が特徴で異国風。
金堂前には日本最古の石燈籠(凝灰岩製)がある。
寄棟造、本瓦葺で鎌倉時代の再建。
本尊阿弥陀如来(平安時代・重文)の他にもう一体の阿弥陀如来(平安時代・重文)。その他、妙幢菩薩立像(平安時代・重文)、地蔵菩薩立像(平安時代・重文)を安置。
奈良時代の建築で東西両塔が現存するのは国内唯一。相輪は八輪。高さは東塔が14.4mで西塔が25.2m。
日本最古。当日は普段、間近で見ることのできない梵鐘を間近で特別公開していたが、時間が遅く断念。残念。
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