くしろ湿原散策でタンチョウを眺める。ノロッコ号乗車で釧之助本店(せんのすけ,マルサ笹谷商店)海鮮チラシ弁当を食す。釧網本線,釧路川,塘路,根室,温根内ビジターセンター,ヤチマナコ,ヤチボウズ,谷地坊主,ヤチツヅジ,ホロムイツツジ,【ノロッコ号動画追記】 

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北海道道東の旅2022年5月,知床,ウトロ,網走,標津,野付半島,厚岸,釧路,ノロッコ号,釧路湿原,摩周湖,

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釧之助本店(北海道釧路町)海鮮チラシ弁当

30年ぶりの道東の旅。

 中標津空港から野付半島を周遊し、ウトロを起点に知床半島観光。
その後、網走から摩周湖、そして厚岸と移動し、釧路へ到着。
釧路湿原散策の後はノロッコ号に乗車して中標津空港からセントレア空港までの旅行記。
今回は釧網本線「くしろ湿原ノロッコ号」乗車とノロッコ号で食した釧之助本店(せんのすけ,北海道釧路市)の「海鮮チラシ弁当」を食した時の話。

釧路湿原散策

その前に釧路湿原散策の話から。
朝、釧路は霧。これが かの有名な「じり(海霧)」かあと思いながらも、これからの木道散策を思うと、できれば晴れて欲しい。


そう思っていたら、次第に霧が晴れて、薄曇りながらも温根内ビジターセンター到着時は霧が晴れてきた。

温根内(おんねない)ビジターセンター

北海道阿寒郡鶴居村温根内
TEL 0154-65-2323

 予定では1時間程度だが、ゆっくりとガイドさんの説明を聞きながらでも40分程度で一周できた。
念願の「ヤチボウズ」や野生の「タンチョウ」を見られたのが収穫。

◇ヤチマナコ


湿原の中にある壺型の池で、「谷地眼」の“谷地”は湿地のことで、池が湿原の眼のように見えるため。
深い池は3m以上で、ガイドさんが計測棒を池に入れて説明してくれて深さを説明。

◇ヤチボウズ(谷地坊主)

このヤチボウズを見るためにここへ来たと言っても過言ではない。
スゲ類が繁茂して株を作り、その株が冬に湿原が凍結することにより、上に持ち上がる。
春になって前年のスゲ株の上に新しいスゲ株ができてを繰り返して次第に大きなヤチボウズになる。

◇エゾエンゴサク

ケシ科キケマン属
漢字では「蝦夷延胡索」で、蝦夷(北海道)に生えている漢方薬の“延胡索“に似るため。
ケシ科としては珍しく食用できるらしいが、試してみようとは思えない。
見るだけで満足。

◇ヤチツヅジ


ツツジ科 ヤチツツジ属別名は「ホロムイツツジ
北海道に分布する。絶滅危惧1B類(EN)。
花期は5~6月で、壺型の白い花を下向きに付ける。
ヤチツヅジの“ヤチ”は「谷地」で湿原あるいはその名の通り谷地の意味がある。
販売されている苗木の場合、正式名称の“ヤチツヅシ”よりも“ホロムイツツジ”の方が多く見かけるように思う。
別名のホロムイツツジは「幌向(ホロムイ)」で発見されたため。

◇ハンノキ


 湿原の泥炭地では栄養が不足し、20~30年程度で立ち枯れるが、枯れた幹の根株から新芽が出てきて成長する。これを「萌芽更新(ほうがこうしん)」。

◇タンチョウ


 1952年に33羽だったタンチョウも保護活動推進により、現在は1,000羽が道東地域に生息している。
そのうちの一つがいが温根内木道にいるということで、一生懸命探していたら、1羽飛行しているのを発見。
普段からすぐに撮影できるように、望遠レンズと広角レンズを装着したままカメラ二台を首からさげている。
望遠レンズを慌てて構えて何枚か撮影したものの、FE 70-200mm F2.8 GMⅡ(70mm~200mm)にテレコンバーター1.4倍をつけてさらにAPS-Cで1.5倍としても420mm程度なので、遠くを飛んでいるタンチョウの手持ち撮影は少々厳しい。

 なんにしても湿原散策には季節的に早いこともあり、あまり期待していなかったが、タンチョウや季節の草花も見ることができて思わずニッコリ。

釧路湿原ノロッコ号乗車

 釧網本線(せんもうほんせん)は網走駅から東釧路駅を結ぶJR北海道の鉄道路線で、東釧路駅と釧路駅間は根室本線となっている。
臨時列車として、夏季は「くしろ湿原ノロッコ号」、冬季は「SL冬の湿原号」が運行されている。

 今回乗車したノロッコ号の運転区間は釧路駅から塘路(とうろ)駅。乗車時間は45分。

別途、ノロッコ川湯温泉号、夕陽ノロッコ号も運行されている。
途中駅は東釧路、遠矢、釧路湿原、細岡の4駅。
景色を見ながら昼食もいただくが、沿線の見どころは釧路湿原駅を通過後の釧路川沿いの景色。
釧路湿原駅までに用意してもらった弁当を食してしまおうと、まずは昼食から。

 昼食は水産加工会社であるマルサ笹谷商店(釧路市)直営の「釧之助本店(釧路郡釧路町)」の「海鮮チラシ弁当」。
同店のテイクアウトチラシ寿司は2種あって、実食品は生ウニが入っていない方の「上海鮮ちらし弁当」の方。ちなみに生ウニ入りの「特上」との価格差は実食当時で400円でした。

★海鮮チラシ弁当

イクラ,甘エビ,北寄貝,サーモン,ズワイガニ,ヒラメ,生まぐろ,マダイ,トビッコ等々。
ホタテが見当たらないのが残念だが、価格的にはさすが産地と思わせる内容です。
生まぐろはキハダなのかメバチなのかはわからないものの、(非冷凍)を使用していることは感心。

 今回は知床クルーズ観光(訪問1週間前の事故の影響で中止)や釧路湿原ノロッコ号乗車という目的もあったため、個人旅行ではなく団体ツアーに参加した。
団体ツアーであっても生鮮品の食事は珍しくないが、たいていは飲食店の団体客用の食堂、すなわち屋内施設で実食する。
今回、少々、驚いたのは生ネタを使用する海鮮チラシ弁当をテイクアウトでいただいたこと。
飲食業、特に大量調理施設で1日数万食の食事提供する企業の衛生責任者を短い期間ながら務めたこともあるので、刺身ネタのテイクアウト弁当は想定外


もっとも、寿司の出前は普通に昔からあるし、最近は花見などの場所への寿司の配達もあるのでリスクは低減しているのかも。
それでも常温で海鮮弁当を手渡された時は正直、驚いた。(中の保冷剤を確認するのを忘れた)
北海道の5月は気温が低いとはいえ列車で常温保管は保冷剤が入っていたとしても少々不安。
しかし、こういったテイクアウト弁当のおかげで産地不詳ながらも推定道東海岸沿い水揚げ商品をいただけたことには感謝。

釧之助本店(せんのすけ,北海道釧路市)
 ※マルサ笹谷商店直営店
北海道釧路町光和4-11
℡0154-64-5000
館内総合営業時間 9:00~21:00
波と鯨をイメージした建物が目印。「販売・飲食・水族館」の三つがある魚を味わう文化の発信拠点。
釧之助(せんのすけ)自慢のいくら醤油漬け,HACCP対応工場

くしろ港町釧ちゃん食堂
営業時間 
 11時~15時
 16時~21時
海鮮バーベキュー大漁丸
営業時間 11時~22時
 大漁丸メニュー
販売コーナー
営業時間 9:00 – 21:00
くしろ水族館ぷくぷく

釧路湿原ノロッコ号乗車

★釧路駅

・チケット類(入場券は記念品として購入)

・キハ54形気動車快速ノサップ

 おお~。これは鉄オタの息子に見せたいっ。酷寒地型のキハ54形500番台。1986年製造と推測。

・釧路湿原ノロッコ号

「DE101661」。
これがそうか~。

・車内の様子

・沿線車窓

↓ 動画(約7分)

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