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メタボではありません

  健康保険組合から昨年一年間の医療や健康管理、健診・検診結果などの通知が届きました。その通知の中の書類に「メタボではありません」と表示されていました。これは今年度から始まる「メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病予防のための健診・保健指導」のための通知です。ここで「メタボです」と通知されたら「保健指導の対象者」となります。私はとりあえず「セーフ」ということですね。
 私の会社の一部の人達には、毎年一回の人間ドック(といっても CTスキャンなどは実施しない「特定健診」で、健診と一部の検診(肺・胃レントゲンに、大腸検査)が義務づけられています。もちろん自腹ではないのですが、朝から朝食抜きなので 結構 苦痛。しかも忘れた頃に「再検査通知書」が来る(苦笑)。
そんな再検査以外に 2004年位より私を悩ます検査結果数値が示されました。「TG(トリグリセリド)」、つまり中性脂肪値が高くなってきたんです。これは炭水化物や甘いもの、アルコールでも上昇するようです。原因は「ラーメン、寿司、高級スィーツを食べる」という、傍から見れば 大変 うらやましい仕事をする部署に異動したからでした。2006年にはとうとうBMI数値も「肥満」になってしまいました。看護士さんから「肥満ですね」と言われた時はショックでした。そこで 「夕方にお腹が減った時にスナック類とかお菓子は食べない」「試食でスィーツを食べる時には一かじり」「ラーメンとかを食べる機会が多いので 夕食(といっても夜食に近い時間)にはご飯を食べない」を実行したところ 半年で体重を7kg落とすことに成功。2007年の検診ではみごとBMI数値を正常にすることができました。しかも2008年から始まるメタボ健診の予行として実施された「腹囲計測」でも前年比▲5cm。ヤッターと言いたいところですが、中性脂肪値が標準の倍近くまで伸長。しかも血圧の下が基準よりも高い。
メタボの基準が男性の場合
・腹囲85cm以上 + 「血糖、中性脂肪またはHDLコレステロール、血圧のうち二つ」
なので 腹囲の基準内の私は「一応セーフ」ですが、中性脂肪と血圧で引っかかってしまいます。メタボ予備群ではないけど 立派な「予備群心得」ですね。
 参考: 「国民健康栄養調査(2005年)」によると、40〜74歳でメタボリックシンドロームが「強く疑われる者」は約920万人、「予備群と考えられる者」は約980万人、併せて約1,900万人と推定されています
企業によってはメタボ専門の指導施設を用意しているところもあります。

  さあ ここから本題。

「メタボ 特定健診と特定保険指導」は商売になるのか。

  2008/03/25の「イオン大高SCソフトオープンに行く」にも書きましたが「メタボコーナー」が設置されていました。ところが業界C誌に「メタボ市場の急速拡大はない」という記事がありました。しかも「メタボ関連商材を置いただけではダメ」という指摘も。

その通りなんです。本当に売れないんです。やってみたけど(T△T)

 私みたいに毎年 人間ドックを受けていて、さらにその数値が気になっていて、もうちょっとでメタボになってしまうという状態でも、「運動はしなくちゃいけないけど体動かすのは大儀」「美味しいものは食べたい」「食事制限はあんまりしたくない」と思っている。こんな人達(メタボ予備群心得)に対する商売としては「スポーツクラブに通う」か「WiiFitで遊びながら運動」する程度しか思いつきません。もっとも メタボになる人は一部の体質的な方は別として「美味しいもの食べたい」「好きな時に好きなだけ食べたい」とか、どちらかというと 細かく生活を管理しない、できないタイプの方が多いと思う(失礼m( __ __ )m 私もそうです)。そのような人に「低カロリー弁当食べる」とか「栄養バランス考えて」とか「体脂肪計で毎日計測して数値を管理する」とか無理やりやらせても続くのかな? さらに買物とかするのかな?
 商売につなげるには、「旦那にあんまり長生きしてもらっても困るけど、定年まではしっかり稼いで欲しい」と思っている 奥様方にご提案するしかないかと。

解決 あなたの主人のメタボ管理」というシヨッピングサイトを創設
①個人の健診データをあらかじめ登録しておく。一年後の目標数値も。
②前日の食事内容と運動状況をパソコンに入力する
③取り過ぎているものと不足しているものが表示される
④取り過ぎているものに対する対処方法(食品や運動器具)が提案される
⑤不足している食品が提案される
⑥提案されたものの中から必要なものを注文する
⑦翌日の夕方には近くの店舗から宅配商品として届く
1日遅れだけど栄養補給ができるし、さらに対処方法もアドバイスしてくれる。

どうでしょうか?

健康に関するホームページ
 健康日本一   健康ネット   財団法人 健康・体力作り事業財団   

 社団法人 日本健康倶楽部  

 財団法人 循環器病研究振興財団のリンクページ に紹介されています