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初めての出張

旅行記, 昔話・雑感|2008/05/15 posted.
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  当時、入社四年目。GMSの青果売場で野菜の担当をしていました。
「九州直送フェア」をやるということで、商品部から「商品を仕入れに行くから売場からも一人出すように」という要請があり、野菜を担当していた私が行くことに。
  飛行機に乗るのも初めてなら、ヒラでしたので名刺もありません。商品部の人の後についてもっぱら聞き役です。
  宮崎市場を最初に見たときの驚き。キュウリ、里芋、カボチャ、トマト、ピーマン。今はどうか知りませんが、そりゃすごい量の個選野菜が所狭しと置かれてセリにかけられていました。里芋やピーマンはバラで大きな袋に入ってます。キュウリは一期もの、二期ものがあって、さらに三期ものまである。
野菜が輝いてます。ピカピカです。キュウリはブルーム付きですが、その白い粉まで輝いて見え、痛いくらいのチクチクのトゲがついてます。
市場の人たちは午後から産地を回って集荷していることもこのとき知りました。
農協で選別された商品はほとんど県外に出荷されるため、この市場ではあまり見かけません。
  ハウスにも行きました。トマト、キュウリ、ピーマン。採れたての鮮度良い野菜のおいしさ。声に出して感動したのを覚えてます。トマト嫌いでしたが、このときから食べれるようになりました(笑)
  そしてこの出張のハイライト。切干大根と漬物用大根の乾燥風景の視察。特に感動したのは切干大根。雄大な景色の中で寒風で乾かした切干大根は冷蔵で保管され、適時出荷されます。私は「切干博士」と業界で呼ばれていた方から品質の見分け方など詳しく教えていただきました。たかが切干、されど切干。
 夕食後、ホテルで深夜まで、その日に見たこと、知ったこと、そして帰ってからの売場つくりなど便箋に10枚ほどびっちりとメモを書きました。
昨日、探し物をしていて本棚からその時の便箋が出てきました。そのメモというかレポートを見ながら、初めて出張した時に、見て知って【感動】したことを25年振りに思い出したのです。
 当時「感動ホルモン」という言葉がありました(焼肉屋さんじゃありませんよ。感動を刺激する内分泌的な作用のことを当時、そう表現していました)。私の感動ホルモンは減っていないと思いながらも、当時の感動振りを再確認して、いかんいかんと反省した次第です。

後日談:
寒風で乾かす切干大根の景色を売場で再現したくて、売場で乾燥している風景を作ってしまいました。そしたら売場中に切干大根の臭いが広がって苦情が相次ぎ、中止というハプニングも。感動ホルモンが効いたのか、フェア開催日の三日間の売上は前年比150%以上と好評でした。

ご参考:切干大根の乾燥風景 (まるごと宮崎さんのホーページですが、本文の内容とは関係ありません)

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