歳をとると心配症になっていけません。店舗を見ていると危険な設備なんかを見つけては「あぶないなぁ」とか思ってしまいます。いろいろな経験がそういう危険なコトに対して過敏に反応してしまうようです。

  店舗で3歳くらいの小さな女の子がケガをしました。
店内を走っていて、足がもつれてコケてしまったそうです。
加工食品エンドのカドに足が当って膝を少し切って血が出ていました。
　店内の事故は店舗に責任があります。
すぐに病院に行く手配をしましたが、お母さんが怒っていて「自分で行く」と言ってきいてくれません。大きなケガでもないので、大丈夫かなと判断して、お母さんにお任せすることに。
　夕方、お客様宅を訪問しました。お見舞いをお届けすることと、容態をお伺いするためです。
お母さんはものすごく興奮して「あんたの店で娘がケガした。一生キズが消えなかったらどうするんだ」と怒鳴られました。
・・・・・子供が勝手に転んでケガしたのにそんな言い方はないだろう。道路で転んでケガしたら、市道だったら市へ、国道だったら国へ「道路で転んでケガした。どうしてくれるんだ」と文句を言うのか?　何かにつまづいて転んだのならともかく。・・・・・・
　と、口まで出かかりましたが、丁重にお見舞い(お詫びではなく)を申し上げました。
　結局、治療費を支払ったのですが、私はずっと気になってました。本当にキズとして残ったら辛いな。と。

　もし、何かにつまづいて(店の不注意が原因で)大きな事故(ケガ)になってしまったらどう補償すれば良いのか。お金で済む問題ではないと思います。
　ネギの葉が落ちている。台車を置きっぱなしで通路をふさいでいる。在庫の箱をセルターの上に置いている。試食を切る包丁に客の手が届く。試食を作る調理器に子供が触っている。レジの下のコードが出ていて足にひっかかる。突き出し陳列にぶつかる。床が湾曲している。陳列器具が邪魔。
　お客様もそうですが、従業員もそうです。
長時間労働、深夜労働、精肉のスライサー、鮮魚の出刃・柳包丁、青果のカボチャカッター。
重たいものを下げた時の腰痛。台車や在庫商品の積みすぎによる横転。油汚れや水濡れによる転倒。惣菜のヤケド。
大事な家庭の主婦や働き手をケガさせたことによる家族への負担。

　安全はすべてを優先する

　口で言うのは簡単です。職場では誰が安全のことに気を配っていますか？
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ネタの重複を避けるために(笑)、今まで書いてきた記事の一覧を作成しました。
見逃した方はこの機会にぜひ。
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昨日、アクセス数が9,000を超えていました。来週には10,000へ届くかな?
いつもありがとうございます。