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店舗訪問の作法と心得。店舗ウオッチャー、マニア向け

001訪問記録|2008/09/12 posted.

 まず、入口で一礼して、入店。手水舎で柄杓を手に取り、左手から洗う・・・・。という感じで
●約1,000店の店舗玄関写真アップ記念
「業界30年弱 ketnk流 店舗訪問作法
」を紹介します。
尚、これは他の業界人の不作法を批判するのが主意ではありません。また、日々の競合店調査商業的な市場調査も含みません。それらは仕事なので、バレないように、あるいはお互い仲良くなるように努力していただければ良いと思います。
私のような半業界人が他社の店舗を訪問する際の作法です。中には自身が店長だった時にこういうことされてイヤだった経験も。そして、業界新入社員が今後、店舗訪問(調査ではありません)をする際の手引きとしても使えるように、基本的なマナーを伝承することも目的です。こう書くとなんかエラそうですが、内容はたいしたことありません。
1. 心構えと準備
(1)何を目的に訪問するのか
①新しいことへのチャレンジを確認したい
新店開店初日はできるだけ避ける(買物客最優先)。でも買物だけが目的なら1人のお客様。堂々とオープン日に行きましょう。新しいことへのチャレンジを見るのが目的なら、 開店翌日以降~1週間内。応援者がまだいる期間に行くこと。店舗側からすると大変迷惑だが、「オープン期間は避ける」と言ってもだれも聞かないし(笑)。私もそうだし
②店舗の運営レベルの確認
→朝の開店時、昼の休憩時間帯の運営、夕方のピークタイムの運営、閉店前の運営。開店時間前・閉店時間後の「店外や売場から作業状況等の覗き」はしない。作業をじっと見たり、その後、不気味に笑わない。
③価格・品揃え調査
→今回の作法の対象外です。仕事なので勝手にどうぞ
④ブログのネタ探し
→店舗の玄関の向きとか時間・天候。店舗全体の写真が逆光時間だとキレイに写せない。店舗の批判をすると真剣に怒る人がいるので記事に載せる際は注意。営業妨害にならない程度にとどめる。といって何も書かれていないと寂しいが。ただし、法令違反は別。ブログの前に関係官庁へ通報しましょう。
(2)営業時間と定休日確認
①年中無休としながらも時々「整備・点検、棚卸」と称して休む店舗あり
②休日は9時から営業とか、朝一番の生鮮の準備を確認する際必要
(3)場所の確認とナビ登録
①「企業ホームページで調べて訪問したのに移転・休業・閉店していた」ということがけっこうある。ホームページの更新はこまめにして欲しいものです。
②グーグルで検索してもヒットしない店舗アリ。ヒットしても「閉店していた」ということもアリ。
(4)他のお客様から違和感を感じさせない服装
①通退勤者が多く立ち寄る店はともかく、真昼間に「スーツ・ネクタイ・大きな旅行カバン」は避ける。
②店の人に「あっ。あいつ業界人だ」とか余計な気を使わせない服装を心がける。また、お客様が店の人と間違えて声を掛けることがないような服装を心がける。(例:濃いめのスラックスに白い運動靴とか・・さっきまでエンド積んでましたスタイル)
③私はスーツ時でもカジュアルな服と靴を常に車に積んでいます。
④単独行動する。特に「上司と部下」、「バイヤーとその取引先」は目立つ。友達同士も厳禁(ただし夫婦に見えるカップルはOK)。
⑤正々堂々とサービスカウンターへ行き、名刺を渡して「勉強させていただきます」と挨拶するのが望ましい。ただし「帰れ!」と追い出された経験あります。
※企業によっては総務部とかの事前許可がないと店舗見学を受けつけないところがあります。逆に申し込んでも「ダメ」と断る企業も。「勝手にどうぞ」というトコも。
2. 入店から退店まで
(1)入店時
①まずは掲示板の確認
ア)オープンチラシが欲しいからといって、壁に掲示してあるチラシを持ち帰らない。
イ)店長や従業員の紹介写真を見つめない
ウ)ポスターを盗まない   
エ)お客様からのご意見は読まない。後で読む。
→偏見を持たずに純な目で売場を見るため
②メインの入口から入る。→店の顔の確認。
③買物カゴは必携。買物は必ずする
④買物カートはスピード調整に良い。できるだけ使用。→理由は後でわかる。
(2)売場確認時
(確認内容はコンサルタントの方の本を参考にしてください)
①青果
ア)平台確認→オープンケース確認
イ)購入しないなら、いちいち商品を手にとって確かめない
②鮮魚・精肉
ア)対面の人に話し掛けて知ったかぶりとか、相手の知識・能力