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ヘルシーメイト(岡崎市と名古屋市)に感服

 食に関わる仕事、特に青果バイヤーを経験した人は必ずと言っていいほど「はまる」コトがあります。有機栽培、オーガニック、特別栽培など「安全・安心」のために作られた農産物。
勉強すればするほど深みにはまってしまう。当時のバイヤー仲間で何人か会社を辞めて、そういう農産物を流通させる仕事を始めた人を何人か知っています。
日本全国、北海道から九州まで畑を回って、そういう農産物や生産者と関わってきた時期がありました。青果バイヤーとしては、1985年~1991年と1995年~2001年の計12年間なんですが、前半のバイヤー時代にこの有機栽培商品にはまりました。
後半は意識してそういう産地や商品をできるだけ関わらないように注意していました。前半の最後にバイヤーから異動させられた原因が、あまりにも有機栽培など、特別に栽培された商品にこだわりすぎて、会社の方針(当時は低価格販売が方針)に合わなかったため。

 そういうこともあって、オープン当時にちょくちょく買物に行っていたヘルシーメイトさんの店へも行かなくなったのです。ところが、ある時、ヘルシーメイトさんのブログを偶然、発見。懐かしさもあり、久々に(20年ぶりくらい)訪問をすることにしました。
 まずは名古屋市の焼山店(11月15日)
20081115healsy_mate
えっ。と思いました。商品の品揃えがイイんです。食品から日用雑貨・衣料品まで幅広い。掃除機まである。店内も明るくてキレイ。店内の様子はこちらで確認できます。
久々にじっくりと滞在しました。欲しい商品・試してみたい商品がたくさんある。
私が気に入ったのは品揃え。「安全・安心」だけでなく、商品の特性(美味しさ、使いやすさなど)にも配慮していること。
そういう意味で私のブログ名「食の探訪」のテーマにピッタリです。
 店内で気付いた点を列挙すると
●冷凍オープンケースの照明を消している→「商品保護のため」という表示がきちんとされていた。
●カートで買物ができる→車椅子でも各コーナーをスムーズに買いまわれる通路が確保されている。
●商品特徴をうまくとらえたPOP表示→野生コーヒーなど
●話題商品の提供→オオカミの桃トマトジュース(以前から販売していて、たまたま人気商品になったのかもしれませんが)
 逆に大変だな~と同情してしまうこと。
●日配商品の品揃えが結構、多いのでロス管理が大変。
●こだわり商品が多いので在庫管理が大変(メーカー直配とかロット配送とか)
●青果物のスペースが広いので、こちらもロスと在庫管理が大変。
会員登録が1050円→ポイント還元は2%(例外あり)
 ということで、買物した商品は
20081115_2  ・番茶
  ・エチゴビールの
 有機栽培プレミアム
  ・お魚ソーセージ
  ・十穀ラーメン
  ・会員登録でプレゼントされた丸島醤油

我が家で一番人気はJ2農場の番茶。初摘みしないでそのまま育てた番茶。番茶なのに緑色。説明はこちらが詳しい。愛知県豊田市の旧下山産。
Photo 特に娘が気に入って、写真に写っている茶こし付きのカップごと、この番茶を独占しています。
葉っぱのアップ写真が茶色に見えますが、実物は袋に入った物のように緑色。カップに入ったお茶も同様に緑色。
お茶好きの私でも「恐れ入りました」と言うほかない逸品です。まろやかで香りも良い。番茶のイメージではありません。

20081118意外と、と言っては申し訳ないが、十穀ラーメンが美味しい。十穀の原料は国産。小麦も国産。麺はソバの色を薄くしたような感じでモチモチ感あり。スープが無化調なのに味が良い。これはお気に入りになりそうな雰囲気。グッド。
ラーメンは他にも「ベジタリアン用」とかありましたよ。もっといろいろと試したい。

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 続いて岡崎店(11月16日訪問)
20081116_1
 さすがに歴史を感じさせる店内の設備ですが、基本は焼山店と同じ。陳列量は岡崎店の方が厚めでしょうか。店内の様子はこちら
そして購入商品は、前日の焼山店で気になっていた「野生コーヒー豆アンドロメダ」という商品。なんと冷蔵ケースで温度管理されていました。
20081116 アンドロメダとはまた雄大な名前と思ったら「エチオピアの王女」の名からとったとか。この商品名は「ヤルガッチャフェ」。
NPO高麗という組織が輸入している。もう一種類あって、「リム」というらしい(こちらもヘルシーメイトさんで購入可能)

NPO高麗のホームページで確認すると、エチオピアのコーヒーの栽培地としては四ヶ所。
1.フォレスト:野生森林で自然に自生するもの(全生産量の10%)。・・・「リム」
2.セミ・フォレスト rong>:年に2~3回、雑草刈りまたは鍬入れするもの(全生産量の35%)・・・
「ヤルガッチャフェ」
3.ガーデン:農家が他の農作物と一緒に育てるもの(全生産量の50%)。
4.プランテーション:国営大規模農場(全生産量の5%)
 私が購入したのは「セミフォレスト」の方。
フォレストとはどう違うの?
もともと、コーヒーの木が自生している地域で、自然林の中で栽培されているナチュラルコーヒー。ということで、「自生」という意味ではリムの方がよりナチュラルなのかな?
味は甘い芳香と柔らかさを感じます。飲みやすいコーヒーですね。
ただ、残念なのはこのコーヒー、8月入荷分が税関でストップになってしまったとか(オンラインショップの定期購読ページに掲載されていました)。ということで現在の在庫限りで終了。
次回はフォレストの「リム」を購入したいと思っています。
興味のある方は「NPO 高麗」と検索してホームページをご覧ください。
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  ちなみに一般のメーカー商品でエチオピアのフォレストやセミフォレストの豆を使った缶飲料がありました。ボス レジェンド。普通のスーパーで見かけた方もいるかな?2007年発売。
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