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北陸遠征№15 福井県民生協 ハーツたけふ店の工夫

生協|2009/07/13 posted.

【20090613北陸№15  福井県民生協 ハーツたけふ店】
北陸遠征最後の記事。
20090613_4 福井県民生協 ハーツたけふ店
福井県越前市芝原4丁目6番21号
℡0778-21-3982
2009年5月15日オープン
訪問時間が遅く、残念ながら惣菜商品などは少なかったので実力の程は不明。
ただし、楽しそうな商品や仕掛けがいろいろあり、見所の多い店舗だった。今回の北陸遠征では1番、新規発見が多い。
20090613_2  玄関には「ハーツガーデン」という仕掛けが。
葉っぱにハーツに対する自分たちの思いを組合員が書いて木の幹を模したディスプライにその葉っぱを掲示。良い
200906131_3 まずは青果から。入って右側の「いっちょらい市場」では通いコンテナなのか陳列コンテナなのかは不明だが、オレンジ色の器具を使用。結構、目立つ。
液晶テレビを置いて、生産者の自己PRビデオを放映。トークがたどたどしくて好感。
その生産者の紹介パネル(氏名、写真及び生産場所の地図付)を冷蔵オープンケースの上に30枚以上掲示。大きなパネルなので目立つ。良い
平台の隅に「5~8月は品質管理強化月間です。ハーツでは生鮮品を中心に微生物検査を実施しております。5月は19商品の検査を行い検査基準をこえるものはありませんでした
検査商品と結果を表示している。この微生物検査は商品検査室のある企業なら抜き打ちで実施していると思うが、夏場は結構、ひっかかってメーカーや売場・部門に改善指示が出される。特に刺身なんかきちんと処理(塩素消毒)していない野菜(ツマ、ネギ、カルパッチョ用野菜)を使用しているとすぐに引っかかる。売場で野菜をカットして作るようなカルパッチョなんかは検査に引っかかるので商品化できない。逆に売場でカットしたようなトッピング野菜を刺身に使っている企業は細菌検査をしていないか、基準が甘いかのどっちかと思っている。
この検査結果以外にも惣菜では「原産国の案内」を100品目以上一覧表で掲示。主原料だけでなく、パン粉・小麦粉・塩なども表示してある。今後のメンテナンスが大変そうだが、立派な取組み。継続して欲しい。大変良い
20090613_3 さて、鮮魚では「朝獲れ」と表示された地魚が並び、その地魚を使った惣菜も、ニギスのテンプラ、サバなどコーナー化されている。
200906133004 また、鮮魚と精肉売場の間には「キッチンサポートコーナー」があるが、壁側にきちんと間仕切りした作業場を設置。ガラス越しに覗くと、調理施設、洗い場などきちんと整備された作業場。普通のキッチンサポートコーナーは試食であることもあって、通路や売場の一角で間仕切りなしの場所に設置されているが、さすがハーツ。衛生的にも問題ありません。大変良い
キッチンサポートのコーナーではメニュー提案に合わせた商品を関連して販売できる冷蔵オープンケースも設置。精肉のハムソーのスライスやサラダセットの加工場としても活用できそう。
 惣菜売場の話に戻る。「新鮮な揚げ油で揚げています。3種のフライヤーを使用し、天ぷら専用、コロッケ専用、唐揚げ専用と新しさによって揚げ物の種類を分けています」。さらに「揚げ油の鮮度は酸化の度合いをペーパー試験紙で調べています
また、「濃い目の味つけがご希望の方は、お気軽に係りまでお知らせください」という掲示も。組合員のオーダーに合わせて調理してくれるのかな? スゴイな。
200906136_5  加工食品では商品情報検索をするための器具を数箇所設置。調べたいコープ商品のバーコードをかざすと商品の原産地、アレルギー情報が液晶画面に表示され自分でその場で確認できる。こりゃスゴイ。ワイ