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静岡県富士宮市で富士宮やきそばを堪能。ふくい屋酒店

富士市在住のK氏とは某SNSで知り合った。趣味の音楽関係が最初のきっかけ。
食のことも詳しく、今回は「富士宮やきそば」の指南役をお願いした。
人との付き合いが苦手な私は、なかなか友達の和を広げることができない。そういう少ない中での付き合いは大事にしたいと常々思っています。
しずてつ富士吉原店近くの駐車場で待ち合わせしたのは先日の記事にアップ済み。
K氏の素敵な車に便乗させてもらい、富士山の麓の街を富士宮に向かいドライブ。途中、自宅周辺にも寄って、すばらしい景色も堪能。
連れて行っていただいたのは「イオン富士宮SC」の入口付近にある小さな酒屋さん。
ふくい屋酒店
静岡県富士宮市浅間町8-5
℡26-4698
営業時間 11:00~19:00
定休日  日曜日
(2009年10月現在)
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店舗の奥がやきそば屋さんになっていて、テーブルが3台、そのまわりにイスが数脚。テーブルに座ると目の前で調理をしてくれる。
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この店は ある正統派富士宮やきそばのノウハウを継承した店とか。K氏の紹介がなければ絶対に経験のできない店。
入った瞬間、”だだものではない雰囲気“はない。いいねぇ。ナイスですねぇ。若い女性とかはこういう店 苦手でしょうが、私の家族なんか大喜びしそうな昔ながらのやきそば屋さん。
他のお客さんは常連ばかりで、ほんわかムードが漂う。昼のピーク以降に入ると近所の年配の方のにぎやかな話を聞きながらの食事になるとか。
案内していただいたK氏がいつも食べるという”素”やきそば。たまごも肉もイカも入っていないシンプルな富士宮やきそば。
ついでに と言ってはなんだが、お好み焼きもオーダー。広島焼きのような”しぐれ焼き”というのもある。
メニュー表を見ると「焼きソバ」「お好み焼き」「焼きうどん」の”普通”が各450円。
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・いか入り+50円、肉+50円、たまご+50円
と、材料が増えるに従い、50円づつ追加といういうわかりやすい価格設定。大盛りも各50円プラス。
“しぐれ焼き(やきそば+お好み焼き)”は550円。トッピングはやきそばと同価格。
出来上がるまで、K氏と世間話。趣味、生活等等。年齢も近く、お互いの生活はネットのやりとりで良く知っているが、会うのは初めて。知り合ってもう3年になりますか?
電話でエコキュートの話はしたことあるが、面と向かって話すのは初。初だけどお互いのことは良く知っていたりする。
話はワインのことやビールのことなど、食の話から仕事の話まで尽きることなく。互いが聞き役、話し役を交互に。
そうこうするうちにやきそば登場。

マルモの麺とわさび印のソースを使用しているということだが、いわし粉たっぷりまぶされた麺を食べると油っこさを感じない。マルモの麺を使って自宅で調理したことがあるが、それとはまったく違った食感。しつこくないモチモチ感とコシ。
キャベツは細かく刻んでいる。これがポイントかな? うまく油を吸収してくれたり、麺の食感を邪魔しなかったり。
鉄板の温度、焼き加減、水の量、時間、具材、調味料の組合せなど、この店のこの場でないと体験できない「富士宮やきそば」。
「こりゃ うまい」
今まで食べてきたネッチョリとした富士宮やきそばも正統派なら、こちらのあっさりとした富士宮やきそばも正統。
どちらが良いとか、本物とかでなく、私の口にあったのはここのやきそばだった。
ありがとう!! K氏。あなたがいなかったらこんな体験はできなかった。
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●それぞれフラッシュ有りと無しで撮影してみました。
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今までいろいろな富士宮やきそばを購入しては試しました。
ざっと一覧すると、
Photo
●麺
・マルモ(他社よりも太く、コシとモッチリ感。水にもこだわり。富士宮やきそば発明者が初代社長)
・叶屋(細麺のためソースをからませやすい。コシが強く小麦粉の味が濃いと思う)
・曽我麺(富士宮学会御用達。歯ごたえは一番感じる)
・荒川製麺(富士やきそば。太麺)
●ソース
・マルモ、叶屋はスーパーで購入。愛知県では「パレ」や「カネスエ」にもあった。
他にも試していないが「太陽ソース」やふくい屋で使用しているという「わ