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あの”スーパーおくやま”上牧店へ行く(奈良県)

三重県熊野市から奈良へ抜けるにはいくつかルートがある。
今回選んだのは「東熊野街道」。熊野市から尾鷲市へ向かう国道42号線の佐田坂を昇りきって、小坂の信号を左折、北山村方面へ向かう。
20091115 熊野川源流の一つである大又(おおまた)川沿いにしばらく走ると国道169号線に出る。七色峡に寄ることなく、そのまま169号線を下北山村~上北山村~川上村と渓谷の紅葉を眺めながらのドライブ。
奈良方面からの車は、夜明け前がバス釣の若者、夜明け後は熊野~紀 20091115_5_2 伊半島先端へ向かう観光客。
海抜約700mの最高地点を過ぎると、熊野川源流から吉野川源流の分水嶺。そこまで来ると吉野までは近い。
いつも伊勢街道メインだったのをここ数年は東熊野街道、西熊野街道、大辺路、中辺路ルートといろいろ使い分けて愛知県へ帰るようになった。
途中、西国の寺や道の駅に寄りながら奈良市内へ向かう。いつもは岡寺の後、長谷寺へ向かうのだが、本日は秘仏御開帳の寺をいくつか回る予定なので、長谷寺はパス。
橿原を越えたあたりで、ナビの隅に「注目店」の目印として登録しておいた緑色のマークと「新店」の目印として登録したひまわりマークが見えた。
真っ直ぐ奈良市へ向かえばすぐなのに、わざわざ葛城~大和高田~広陵へ寄り道。
そのうちの一つが今回、紹介するスーパーおくやま。

スーパーおくやま上牧店
奈良県北葛城郡上牧町大字上牧1883-1
0745-71-6888
訪問日:2009年11月14日
20091115okuyama_uemaki1215
伊藤ハムの「マーチャンダイズリポート」やリンクさせていただいている「主婦っとサーベイ」さんのホームページを読んで、いつかは行きたいと「注目点マーク」をナビに登録していた。
外観はスーパーセンター風の大きな看板とSSMくらいの売場。駐車場は大混雑。繁盛店ですね。
青果入口で、年配だが雰囲気のある人が荷出しをしていた。かなり皺がれた声から察するに、元市場関係者?あるいは古参の買参人? とにかく流通業に長くいるが、決して萎びていない存在感のある人。
こういう人がいる店は生鮮が強い。青果も品揃えはともかく、量販している商品の産地とか規格・等級を見るとそのレベルがわかる。こういう店に来ると嬉しくなってしまう。
「特に良い」と聞いていた鮮魚は、確かに品揃えの幅が広く、高~低までしっかりと品揃え。ただし、安かろう悪かろうのレベルの商品はない。「品質に比べてお値打ち」商品が多数あるのが人気の理由かな。もちろん低価格商品もあるにはあるが。
平台の量販商材も18尺オープンケースで鍋物用の単品・セットの大型パックを量販。関西の人はホントに魚の鍋が好きなようで、どこ行ってもしっかりと品揃えが出来ているのに感心させられる。
対面コーナー横の活魚刺身コーナーは残念ながら一人用としては単価が高く、ちょっと購入をためらう。この店は何回か通わないと本当の実力はわからないかもしれない。
精肉も鮮魚同様になかなか面白い。「肉するめカッパマン(「バラ肉のカッパという部位をたたきにした肉屋の裏メニュー」とか)」なんて初めて見た。もちろん和牛の内臓肉も品揃え。
寿司も適正な価格帯と品質レベル。握りセットに笹寿司が一貫混じっているのは土地柄か。
生鮮+惣菜の構成比が60%ということで、この店は生鮮がメイン。加工食品はチョイ弱いかな?
"強い鮮魚売場があれば広範囲から集客できる"と言われているが、その見本のような店舗でした。
●購入商品
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・何種類も試食付きで出ていた乾じゃこ。ついつい「極上シール」が貼られたものを選んでしまう(笑)。
・和牛のタンの切れ端を集めて「カレー用」で提案。ちょっと小さすぎだが、価格が安いので"タン"好きの子供へお土産。
・白菜は「自家製」。いろいろと自家製の理由を考えたが、やっぱあれでしょうか。ロス対策。ちなみに添加物表示が裏にも見当たらなかった。やや薄味。
・なかなかグッドなロゴを使用したスーパー袋