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ご長寿 餅撒き<№923報>

郷土・特産品|2010/02/20 posted.

本日3本目の記事です。
1本目は【
JAぎふ 糸貫農産物販売所<№921報>】
2本目は【お知らせ新店改装情報2/19
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めでたくわが母も米寿を迎え、餅撒きをすることに。
母の住い近辺は年が明けた初午
(はつうま)後の土~日曜日に餅撒きがあちこちで開催される。
長寿なお年寄りが多いので、それこそ30分おきに、あるいは同時に開催される。
餅を拾う側はどこに行くかをあらかじめ決めておかねばならない。
近所の方に「皆さん餅撒きに行く場所をどうやって決めるんですか?」と聞くと「餅屋」。
「どこどこは何キロついた」という餅屋からの情報を元に、口コミで広がるとか。町内外から集まるのだが、地元の人かどうかは一目瞭然。餅拾い用の前掛け着用しているのが地元人。
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我が家も餅撒き前に事前研修を兼ねて、他家の餅撒きに出かけた。もちろん母手作りの前掛けを女子大生の弟の子供も含めて孫全員着用。私はパス[E:coldsweats01]。
「他所から来た人(私のような長寿人と一緒に住んでない人)が撒くとゆっくりなのでヤジが飛ぶ」ということを近所の方から聞いていた。地元人がどのくらいのスピードで撒くのかを確認するのも目的。
餅撒き場所の神社へ行くと、すでに多数の人が詰めかけていた。座って取るのがルール。同時間、

他に開催されていないらしく、前掛けした地元民よりも買物カゴやスーパー袋持参の人が多い。
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開始したとたんに唖然。ものすごい勢いで餅を撒き、皆さんものすごいスピードで餅を前掛けに詰めている。
結局、私の弟以外の6人で出かけて、こちらの成果。半分は米寿の母の手柄です(笑)。
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 さて、当家の準備。すでに近所の皆さんのご協力で餅も、その中に入れる小銭も袋に入れてくれています。ただ、運んで撒くだけ。我が家の餅は少なめですが、それでも30kg(二斗)。多い人は1俵(60kg)撒くとか。その他、お菓子など数箱分も一緒に撒く。

場所は近所のお庭を拝借。配置は長男である私が決めて、撒く準備完了。同時開催が数軒あるらしく、先ほどの神社開催の餅撒きよりも少ないが、ご近所の皆さん主体に30名ほど集合。合図で一斉に撒く。私は撮影担当。
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「こっち こっち」と大きな声で呼ばれる家族もニコニコ笑いながら一生懸命、餅を投げている。
あっという間に終了。皆さん、段ボール一杯ほど餅やらお菓子やらをゲットして満足顔。
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 餅撒きの様子をデジカメ映像で撮影していたら、母が手前の一方向しか餅やお菓子を投げていないのに気付く。何故だろうと思って、母が投げている方向にカメラを向けると、近所に住む母の親友の97歳のおばあさんの取りやすい所へ投げていた。母らしい気遣いだと子供ながら感心した土曜日。
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もう一つ、感心したこと。
孫4人のうち、唯一参加できなかった私の娘(17歳)から、長寿のお祝いの品を預かっていた。
母が渡された袋を開けると中には母へのプレゼント品とは別にチョコレートが。
チョコレートには「おじいちゃんへ」と書かれていた。
仏壇にバレンタインのチョコレートをお供えした。
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近所の田圃でも餅撒きをしていた。

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