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遠江国一宮 事任八幡宮とお茶にまつわる掛川の思い出

遠江国一宮 事任八幡宮
静岡県掛川市八坂642
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●主祭神 
己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)
●八幡大神
誉田別命(ほんだわけのみこと)/応神天皇
息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)/神功皇后
玉依比売命(たまよりひめのみこと)

創建不詳だが、第十三代成務天皇の頃。坂上田村麻呂が大同二年(807年)再興。
「願い事が叶う神社」で古来より有名。
神社を覆うようにして掛川市指定文化財の「クスノキ」が伸び、本殿脇には御神木の「大杉」が印象的。

~八百萬の神達共に聞食せと恐み恐み申す~

御朱印をいただき、近所の道の駅掛川へ。
お茶葉でも買おうかと思ったが、あいにく駐車場満車。そのままUターンして掛川市内へ。
いくつかスーパーを回り、掛川城へ。「功名が辻」で御馴染み。
途中、清水銀行を撮影。
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ところで、この掛川市は三回目。
最初はお茶の仕事で産地と産地工場視察。なにかの取材の時に一緒に同行予定の担当者(バイヤー)の都合がつかず、当時、調達部門の責任者だった私が行くことに。
茶畑を見て、製茶工場(荒茶と仕上茶)を確認。ちょうど新茶の時期で荒茶の美味しいのをいただく。なにやら高級そうなお茶もお土産にいただいたが、荒茶の方が好みに合った。
①お茶を摘む→②荒茶工場で茶葉を蒸して揉む。さらに乾燥したものが荒茶。その後、仕上工場で製茶、製品化され出荷されるわけですが、葉も不揃いで茎も混じるが新茶を味わうにはこの荒茶が最適と思っています。
その時にいただいた茶葉がこちら。出来上がったばかりの荒茶の見本缶です。何種類か試しましたが 本当に茶畑ごとに味が違う。奥が深いなあ。
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若い頃は産地を回って現地現物で現実確認していましたが、会社の肩書きが重くなるとなかなか産地へ出る機会がなくなる。その時は大変良い勉強をさせていただきました。
お昼には桜えびの唐揚げと摘み取ったばかりの茶葉のテンプラを頂きました。
ちなみにその時の写真はパーテーションが壊れて開けなくなったハードディスクの中に永久保存。
二回目はスーパー訪問の合間に静岡県農林技術研究所茶業研究センターへ行って「やぶきた」等 茶葉品種の勉強をしてきました。
もっとも、そちらはほとんど区別がつかず(笑) 
ということで、掛川市には良いシメージを持っています。
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お茶の話で思い出した。そういえば龍井(ロンジン)茶で有名な中国浙江省杭州の茶畑へも行った。地元の方から頂いた新茶は美味しかった。
景色も一緒に飲み干すからなあ。そりゃ美味しいよなあ。