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本拠地から遠く離れた 山陽マルナカ泉大津店(大阪府泉大津市)を訪問

山陽マルナカ泉大津店
大阪府泉大津市我孫子120-1
℡0725-20-0222

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 既存店だが、山陽マルナカ社の店舗は5年ぶりなので、移動ルート上の店舗を訪問。
岡山の店舗は大型店(SSM)と小型店(ミニSM)を見せていただいた。
たまたま同行してくれた案内者が大物だったので、店の方も配慮してか、いつもよりアッパーな商品を多数品揃えしていた記憶あり。
大黒天物産社が店前にあるのに、山陽マルナカ社の繁盛振りに驚いたものです。愛媛のマルナカ社を訪問した時とは別の印象を持った。
どういった印象かというと、低価格商品をアピールしつつも、グレードの高い商品も揃えして、さらに平台はボリューム感たっぷりの山積み。80年代の雰囲気が漂う、食彩賓館好みのスーパーマーケット。一昔前の「競合店包み込みタイプ」の店。見当違いかも知れないが、渥美理論よりも船井理論的営業戦略・戦術。いわゆる「繁盛店(渡辺流ではないタイプ)」を目指す店作り。

 さて、チェーンストア(チェーンストア化されているかどうかは別として)は本部・本拠地から遠くなるほど、距離に比例して、店のパワーが減少すると感じている。
例えとして使っちゃ申し訳ないが、イトーヨーカドーやヤオコーでさえ、本拠地周辺店と遠隔地店との差を感じる。あのヨークベニマルでさえ、そう感じる店がある(他のチェーンストアよりは差が少ないが)。
そんな偉そうに語るほど、全国のスーパーをすべて見ているわけではないので、見当外れかもしれないが、そんな気がしているのは食彩賓館だけではないと思う。
以前、それを確かめるために関東地区の某企業の東西南北の店舗を比較してみたことがある。さすがに伸び盛りの企業なので運営する人たちの頑張りによるのか、本部の指導が良いのか、加工食品の差は感じなかったが、生鮮の差、特に技術力よりも調達力の差を感じた。本部に近いほど、企業としてのバイイングパワーを発揮できるが、単独店に近い遠隔地では、本拠地ほどの調達力を期待できない。

 ということを思い出しながら店内へ。
こちらの泉大津店は岡山の店ほどではないが、ポリューム感たっぷりの「80年代繁盛店タイプ」。入口風除室は、当初から売場として使うことを前提に、広くとってある。そこに得意の飲料の特売品大量陳列。
店内に入り、壁回り中心に品揃え確認。さすがにハイグレードな商品は品揃えされていないが、ちょっとアッパーなものは確認できた。
面白い商品作りと思って、写真撮影用に購入したのが、こちらの商品。
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手羽先から手羽元までつけて、串を2本刺してある。この商品は塩を振って焼いただけだが、メチャ味が良かった。
他にも、山陽マルナカらしい「何コレ?」的な輸入加工食品があったり、そこそこ楽しめた訪問でした。

追記:
ホームページで「POPの見方」を案内していた。先に見ておけば、数多いPOPタイトルに迷うことなかったのに。

●食彩賓館的印象(2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★★☆☆ 
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
価格(当日)★★☆☆☆
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★★★☆☆
(訪問時は混雑していた)
上記の★☆の説明はこちら

資料
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