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バロー小牧岩崎店で少しの変化を嗅ぎ取る

バロー小牧岩崎店
愛知県小牧市尾張北部都市計画事業
 小牧岩崎山前土地区画整理事業地内68 街区1-2

℡0568-42-2580  ニュースリリース
開店日 2010/10/28
訪問日 2010/10/30

・直近の風景記事はこちら
  敷地面積 14,945.9 ㎡
  建築面積 2,690.18 ㎡
  延床面積 2,690.18 ㎡
  店舗概要 S M 売場 1,692.21 ㎡
      共用面積 90.79 ㎡
    バックヤード 739.70 ㎡
             その他 167.48 ㎡
             合計 2,690.18 ㎡
 専門店 別棟 サンドラッグ(11/5 オープン)
 駐車場 146 台
 営業時間 午前10 時~午後9 時
(日曜日は午前9 時30 分~午後9 時)
 ※オープン4 日間(10/28~31)は
 以下の営業時間となります。
 午前9 時30 分~午後9 時
 投資額 4.9 億円
 年間売上目標 17億円

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 開店1週間前と開店後、すぐに訪問。なのに、いつものようにアップが遅い。
食彩賓館はサラリーマン。平日は真面目(?)に勤務して週末と深夜・早朝が食彩賓館活動日。もっとも深夜といっても食彩賓館の場合は22時以降が深夜([E:wink])。早朝といっても午前6時頃から出勤までの時間。通勤は自動車で市外にある事務所まで約●0分なので、ギリギリまで深夜にアップされた各企業ホームページのオープン情報をチェックしています。
特にチラシは深夜に更新されるため、オープン店舗が多いと大変困る([E:coldsweats01])。季節的には秋と春先、そして長期連休前が忙しい。さらに金曜日にオープンが重なると・・・。
ということで、新店オープンの平準化(デコボコなし)を各社にお願いしたい([E:confident])

 さて、バローの新店。ここんとこの新店との違いは品揃え。若干、ワンランクアップな商品をいくつかグロサリー売場に投入しています。数年前に品揃えを大幅に見直し(食彩賓館でいうところの“整理整頓MD<不要なものと必要なものを区別して、新規追加なしで現状の品揃えを大幅に絞り込む>”)して、店舗全体をバロー社PBを中心とした売場に変更。本当に思い切った整理整頓ぶりだったので、大丈夫かな? と思ったが、それは余計なお世話でした。以降、より一層の快進撃が続いております。
今回の品揃えの一部変更は何かの兆しなのか、それとも売場面積の関係なのかは知らないが(特に興味がないので教えてくれなくても良いです[E:catface])、次の新店が楽しみになったことは確かです。(ささやかすぎる“楽しみ”だなあ)
 見た目の違いから。
まず、店内に「万引犯逃亡阻止ゲート」を設置。他社との違いは店内に入った場所に設置されていること。こういった“お客様全員を犯罪者予備軍扱いするタイプの店舗”は、風除室内、もしくは店内へ入る場所に設置されていることが多いが、右側の青果側入口からレジ方面へ向かうサービスカウンター後の場所に設置している。
訪問日当日は例の“カートに乗せて通路に放置する特売売場”をゲート前に設置して、通行できないようにしてあった。レジ側から青果売場を見ると「通行止めマーク」が表示してあり、逆に青果側からは「進行OK」マークが表示されている。店舗左側では、レジ横にこのゲートを設置していて、店内からイートインコーナー方面への通行止マークを表示。レジを通過しないと外へ出られないような表示になってます。
でも、実際のゲートはどちらにも開くので、客もバンバン出入り([E:wobbly]) オープン後、あるいは時間帯(社員が少なくなる時間帯)によって制限されるのかもしれない。
こういったゲートは「犯罪防止」ではなく「犯罪抑止」効果を狙ったもの。面白半分な万引犯に牽制するのが狙い。心理的な抑止力をアピールしているわけです。
実際、食彩賓館が店長時代に経験した万引犯の中には、一人が10kgの米をお腹の中に隠して、店内から走り去り、共犯者のバイクで逃亡なんていうヤツもいた。こういったヤツらにはどういった対策をしてもやられてしまうが、ゲートには抑止力の他、ある効果も期待できる。
普通、万引犯は支払う意志がないことを現認した上、逮捕・確捕しなければならない。よって、完全に店外に出ないと、声すら掛けられない(この辺は企業によって違うこともあるが)。玄関内だと、「レジで払おうと思っている」と言われてしまう。私だったら「不当逮捕っ」とか言って大騒ぎするだろうな([E:happy02])。
ゲートを設置していたら、未精算の商品を買物カゴに入れたまま、逆方向に通行した時点で、「支払いの意志無し」として店内であっても声をかけることができる。もし、逃亡を企てても、店の出入口には監視カメラがあるので、後で保険請求(盗難による損害を保険請求する時には証拠となる映像が必要になる場合がある)の映像を探すのも楽。
最近の万引強者は、夫婦で堂々とあたかも精算したがごとく、未清算の商品をカートに積んだまま、何食わぬ顔で店外へ出て行くケースがあるという。こういったケースにも対応可能。
でも、逆回りで青果売場を通過して店外に出てしまえば、サービスカウンター後ろのゲートでは意味がない。
(位置関係が良くわからない人は小牧岩崎店へ買物に行ってください)
 万引きの話が長くなったが、もう一つの「見た目の違い」。「壁面装飾」と「販促ツール」。
そしてちょっとした「こだわりPOP」を青果で見かけた。難しい“コト”は書いていないが、商品の違いを簡単に説明している。
あとは、グロサリーのゴンドラ内の“スペシャルプライス”とか“バローPB”の案内等が一切、掲示されていない。整理というよりは、販促ツールが撤去され、商品が非常に見やすくなった。販促ツールは「はみ出し・突き出し陳列」と同じで、その商品は売れるが、他の商品が販促ツールに隠れて目立たなくなるという逆販促効果もあると思っている。
装飾は「変った」とまでいかないが、若干、ドレスアップされた。でも、経費を増やしたドレスアップではない。

 ということで、次のバロー社の新店訪問が楽しみになったことは確か。ありがとうバロー社。

●購入商品
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・「根切りもやし」。最近、話題の「汚れを数値化する器機(付着する微生物やたんぱく質をカウントする)」を使って もやしを計測すると、驚くほど(数値的に)汚れていることがわかる。よって、もやしを触った手を計測すると、これまたとんでもなく数値が高くなる。もちろん手洗いすれば数値は元に戻るが、もやし自体を洗浄しても数値は半減するものの、数値は高いままで思ったほど下がらない。数値が高いからといって、非衛生的とは言い切れない。でもちょっと気になる。もやしの数値が高い理由として「根」に栽培地の汚れが付着しているのも理由の一つだと思う。もともと野菜は大腸菌群などの数値が高い為、要注意だったが、汚れの数値まであれほど高いとは思わなかった。もやしは根切りが望ましい。
・「安納いも」へえ~。こういう商品も販売するんだ。ということで記念購入。
・「アズキマス」。キジハタと言った方が釣り人にはわかりやすい。バロー社も北陸進出を果たしてから、日本海の魚の良いものが、時々ではあるが、みかけるようになった。でも私の近所のバローでは見たことがない。この一匹だけで、食彩賓館的印象の「品揃え」項目で★が一つ増えたほどの高質魚。“活け”なら「超高質」で“死後硬直中”なら「超鮮度」。今回はそこまでいかないが、この価格で購入できたのだから大変嬉しい。今日は良い日だ。もちろん美味しい。アズキ模様がキモ美しい。
●食彩賓館的印象(2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★★☆☆
品揃・商品★★★☆☆ 
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
価格(当日)★★★☆☆
サービス  ★☆☆☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★★★☆☆
上記の★☆の
説明はこちら

・レジの手待ちやお出迎えの顔付きが怖い。もう少し笑顔の訓練をしてはどうだろうか。

●資料
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●バロー小牧岩崎店に関する記事
・2010/07/02【お知らせ】(仮称)バロー岩崎店の風景新店改装
2010/09/08【お知らせ】(仮称)バロー岩崎店他
2010/10/24【お知らせ】バロー岩崎店の風景他10/24
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