食彩品館.jp

旬楽膳地アミ店(名古屋市)。「本物」というよりは「特異」。

「旬楽膳」で検索された方。
この記事以外にも記事があります。
この記事下部にはカネスエ社を含めた記事へのリンクをつけてありますのでご確認ください。
・2011/04/21旬楽膳 一宮・八幡店(愛知県一宮市
・2010/11/05旬楽膳地アミ店「本物」ではなく「特異」 
・2010/03/29旬楽膳名古屋地アミ店改装「真空調理」 
・2009/9/9 旬楽膳(カネスエ)一宮八幡店へ久々に行く

*****************
旬楽膳名古屋地アミ店
(カネスエ)
〒465-0015 愛知県名古屋市名東区若葉台1402
℡052-760-3071
新店オープン2006/07/28
改装オープン2010/03/27
直近訪問日(前回)2010/03/27
訪問日(今回)2010/10/16
会費制のこととか、その他詳しいことを前回の記事で記しています。まだ未読の方はそちらを読んでから、以下をお読みください。↓
●2010/03/29オーガニックスーパー”旬楽膳名古屋地アミ店(カネスエ) 改装オープン
20101016_10

旬楽膳は「本物」のオーガニックスーパーマーケットというよりは、「特異」なスーパーだと思います。
トレーダージョーズ(Trader Joe’s記事)やホールフーズ(Whole Foods店舗 )は、いわゆる「高学歴で生活にこだわりを持つ(あるいは持ちたいと思っている)が収入は少ない人(トレーダー゙ジョーズ)」や「健康的なライフスタイルにこだわっているが、実は“オーガニックのことを良くわかっていない人”(ホールフーズ)」が使う店・・・・・・これはあくまでも食彩賓館の印象なので、いちいち反論しないこと(笑)・・・・・に対して、旬楽膳には“ライフスタイル”はあるが「生活感を感じることができない店」という印象。つまり、トレーダージョーズやホールフーズには「その店の商品を使って生活している人」が買物しているが、旬楽膳では「生活のある部分」にこだわりを持つが、普段は別のスーパーを主として利用している人が多いように思う。簡単にいうと、いつもはタチヤで「安いわね~」といいながら、たまにフランテへ調味料を買いに行くような感じといえばよいのかな?。
【愛知県より遠隔地にお住いの方は こちらの索引から上記の店舗についての記事を探して、一度読んでから、次へ進んでください。面倒な人はこのまま次へ進む(笑)】
とはいえ、旬楽膳各店が生活の主体となるスーパーではないと言っているわけではありません。食彩賓館が見るところ、トレーダージョーズやホールフーズよりも真面目に“オーガニック”及び、その精神・哲学に近い考え方・商品を「販売したい」と思っているようです。
最初に「特異」と言ったのは、他の理由もあります。
繰り返しになりますが、“なんちゃってオーガニックなライフスタイル”を実践したいと思っている人が利用するのではなく、生活の一部に“オーガニック及び、その精神・哲学に近い考え方・商品”を取り入れたいと思っている人が買物に来ている。雑誌のオーガニック特集記事を読んだり、生協の勉強会に出席したりして、ちょこっとかじった程度の“なんちゃって集団”ではないということです。たまたま使いたいと思っている商品がたまたまオーガニックだった。そんな感じの買物の仕方をしています。(愛知県では、他に長年そういった「通人」を対象にして良質な品を販売してくれているヘルシーマーケット社が有名です)
買物客全員がそういった人でないことは確かですが、かといって他の“なんちゃってオーガニックスーパー”で買物している人とも違います。
(しつこく“なんちゃって”と繰り返すのは、ホールフーズで販売している商品すべてがオーガニックと勘違いしている人が結構いるんです。食彩賓館の身近にもそういう風に思っている人が複数いました。すばらしいスーパーですが、オーガニックスーパーというよりは、オーガニック商材を中心として、こだわりのある食材や日用雑貨を取り揃えた“チョイ垢抜け”ているスーパーで、販売商品がすべてオーガニックと思わせることに長けたスーパー)

食彩賓館はモノ書きではないので、うまく伝えることができないのが歯がゆいのですが、
旬楽膳の品揃えや商品作りを見ていて、「特異」な印象を受ける商品がいくつかあります。前回も紹介した「真空調理」などがそうですね。これなんか、普通のスーパーでは出来そうにないことを平気で普通に、しかもなにげなく販売している。
おそらく、この「真空調理」された商品を購入している人はその価値を充分理解できている人、食彩賓館に言わせると「お主 なかなかやるな」と思わず褒めてしまうような人([E:good])。「真空調理」商品と“オーガニック”を融合させようとするスーパーなんて存在すること自体が「特異」。

もう一度、最初に戻ります。商品やスーパーに対しての評価は“本物・偽者”“正しい・良くない”ではなく「どういう生活を提案するスーパー」かということだけ。
たとえば「激安」と表示しながら品質に応じた安さだったり、「超鮮度」といいながら見えない細菌に対する管理は不十分だったりしても、それはそれで、別にそのスーパーの勝手。食彩賓館にとって「望ましい・望ましくない」だけであり、「正しい・正しくない」ではありません。
たまたま、旬楽膳各店は“オーガニック”という考え方の商品を中心として、真空調理など他とは違う調理方法を採用したり、独自の基準で商品を選定したりするタイプのスーパーマーケットであるということ。
近くにオープンしたアオキスーパーは「普段使いの商品を手ごろな価格で購入できるように、自らの運営経費を絞りに絞り込んで低価格で販売できるようにしたスーパーマーケット」であるということ。
それぞれが思うところの「本物の生活」を提案・提供していると思っています。
スーパーマーケットに本物もニセモノもありません。使う側にとって「思ったモノがある・ない」はあるかもしれませんが。

旬楽膳地アミ店はそういった「特異」なスーパーであり、このような店が愛知県にあることに対して、同じ愛知県人として誇りに思います。

で、ちょっと希望を付け加えます。できたら各PB(というよりはSB・・・こちらの記事を参照願います)に、製造会社名を表示していただきたいと思います。無理だったら、別途パンフに記載していただければ嬉しい。今度 行ったときに御意見として提案したいと思っています。
理由は購入してから「あれ?」あそこの商品のパッケージ変更版じゃないかと思う商品が多いから。食彩賓館はどこのスーパーでも販売されていないオリジナルな商品を購入したいんです。
*****************
020101016_15 少し離れた場所に第三駐車場があるが、サービスカウンターで頼めばそこまで送迎してくれるらしい。こりゃまたご親切なサービス。

*****************
購入商品
20101016_11
・かりんとうは硬すぎ。こっちの方が好き
・コエドビールよりもエビスの白が好き
・「ちくわ」これどっかで食べたことがある。どこだったろう。
*****************
●食彩賓館的印象(2010/09/29改訂)
(評価ではありません)
総合     ★★★★☆
装飾・備品★★★☆☆
品揃・商品★★★★☆
売場作り ★★★★☆
品質・衛生管理★★★☆☆
価格  他店と比較対象外商品が多い
(品質に見合った価格です)
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★★★☆
視察向け ★★★★★
繁盛感   ★☆☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら

********************
●資料
20101016_12Photo
Photo_2 20101016_13
●旬楽膳に関する食彩賓館記事

・2008/10/16 垂井~稲沢まで(カネスエ国府宮店)
・2008/11/05 カネスエ五郎丸店とビックリブ犬山店
・2008/12/23 1円販売終了について〔カネスエ〕
・2009/6/22 カネスエとアオキスーパーの1円セール
・2009/8/13 カネスエ西春店7/24改装オープン
・2009/9/9 旬楽膳(カネスエ)一宮八幡店へ久々に行く
・2009/9/11 カネスエ 竹の山店9月11日オープン
・2009/10/31 チェーンストアエイジ「KATの流儀」
・2009/11/22 カネスエ八剱店改装11/21

・2010/03/29旬楽膳名古屋地アミ店改装「真空調理」 
・2010/03/31カネスエ国府宮店改装オープンへ行く
・2010/11/05旬楽膳地アミ店「本物」ではなく「特異」 
・2011/01/15【お知らせ】カネスエ北方店(岐阜)の風景
・2011/01/18カネスエ美濃店がオークワに対抗
・2011/04/21旬楽膳 一宮・八幡店(愛知県一宮市