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遅ればせながら阪急オアシス南千里。三協(サンキョー)菜鮮果へも4年ぶりに訪問(大阪府吹田市)

阪急オアシスの新店・改装に注目しているが、南千里店だけ機会がなく訪問できずにいた。食彩賓館はチェーンストアエイジ以外の業界誌を読まないので、どのような評価になっているのか良くわからないのだが、なかなか人気のようです。
今回も、光洋淀屋橋店のあと、茨木市方面へ向かう途中、最新の淡路店へ寄るか、未訪問の南千里店へ向かうか迷った。迷ったのは南千里店よりも新しく出店した山科店を見ているため、淡路店はおそらくその横展開がされていると勝手に判断。だったら、山科店の前を先に見ておきたいと思った次第。まあ、どっちでもいいんですが(笑)

建物が結構、年季の入ったピンク色。どっかで見たことあるなあと思いながらも思い出せない。店の前面に出てようやく思い出す。4年前に視察(訪問ではなく仕事で)したことがある。電車で来たので、駅と反対側の景色を見てもピンとこなかった。
隣にはサンキョー社の店舗がある。同じSCにスーパーマーケットが2社。サンキョーも天井に絵を描くなど、ちょっと隣の阪急オアシスを意識してていた時期もあるようだ。

●㈱三協 サンキョー 菜鮮果

大阪府吹田市津雲台1丁目1番30号ガーデンモール南千里内
前回訪問日 2006/07/18 外観フォト

訪問日     2010/11/20
20101120
青果仲卸会社がスーパーを運営していることもあり、青果物が強い印象。
数年前は阪急オアシスが押されているとも感じたが、今回はそうでもない様子。
店内入口のところで、お年寄りがイスにかけて電車を待つのか世間話をしているのか不明だが、くつろいでいる。そういった雰囲気の店舗。

続いて、SC反対側といってもほぼ隣だが、阪急オアシスへ。

●阪急オアシス南千里店
大阪府吹田市津雲台1-1-30ガーデンモール南千里内
℡0120-061762 
改装開店日 2010/07/01
前回訪問日 2006/07/18外観フォトアルバム

訪問日    2010/11/20
201011201015

青果側壁面売場奥に作業場を設置。CGCのローカルチェーンやタチヤ社のようなでみかける「売場から作業場が見える」タイプ。一番驚いたのはカットフルーツ作業場と普通の青果物の作業場が繋がっていて、オープンな状態になっていること。ほぉ~。吹田市ではこれがOKなんですね。食彩賓館は「カットフルーツ作業場は四方を囲んで通常の作業場と区別しなければいけない」と思っていたが、「(隔離することが)望ましい」だったんだ。でも阪食社が結構、乱暴な作業場を配置されていることにちょっと驚く。
さらに驚くのが鮮魚対面のマグロ解体作業。おろしたマグロを対面上部の台に乗せて、オープンキッチンでサク取りしている。ライブ感たっぷりだが、これもちょっと乱暴な販売方法。刺身なんだから、高質スーパーなんだからという食彩賓館の感覚と阪食社の現実にちよっと差異がある。これは精肉惣菜でもそうだし、惣菜売場でもそう。
ガラス越しでなく作業が見えるのでライブ感はあるが、本当にこれで良いのかという疑問もある。さらに、山科店でも思ったのだが、加熱調理後の食品を素手で触っている人がいることに驚く。相当、手洗いを頻繁に実施しているのだと勝手に解釈。そうじゃないと怖くて見ていられない。
ということで、食彩賓館の思う「衛生的に安心」できる作業状態ではないが、売場は楽しい(笑)。
高質スーパーという感じではなく、関西でいうところの市場(いちば)の店舗のような賑わいを感じる。目の前調理というのはやっぱりエエですな。衛生のことを考えなければ。
店内も結構、繁盛しているようで、4年前よりも活気があるように感じるのはライブ感の所為だと思う。

ということで、「衛生的」と「ライブ感」の共存について考えてみた。
無菌作業室のようなスタイルで弁当を詰めているのが売場から見えたら客はどう思うだろうか。食彩賓館みたいに「あ~
衛生的で安心できるわ~」とか思わない。なんか仰々しくてあそこまでのカッコしなくちゃいけないのかと思ってしまうのでは。
他社の話だが、青果の荷出しをする人がマスクしてネット付きの帽子をかぶって汗いっぱいかいているのを見ると気の毒になってくる。
そして手袋。これも他社の話だが、せっかく手袋しているのに、ネタの入った袋をやぶった手袋でネタをシャリの上に乗せている。それじゃあ意味がない。だったら手袋せずにいちいち手洗いを励行した方が良い。右手は非汚染作業、
ちょっと立派な寿司屋の職人さんの作業を見ていると、常にネタや衛生のことに配慮しているのが見ていて良くわかる。
使い捨て手袋なんかつけていないけど、安心感があるのは「衛生」ということを理解して、道具の使い分けや手洗いなどきちんと実施しているから。
ということで、せめて、売場と作業場はきちんと区分して欲しい。その上で、ライブ販売をして欲しい。ライブ販売は当然、見えなくちゃいけないから、それなりの服装(清潔で異物を混入させない配慮、ネットやマスクなど)は必要と思う。
マスクと手袋を使わないなら、しゃべらない、常に手洗いして、調理器具を使い分けるなど、配慮していただきたい。
ライブ感がでない?
「安全はすべてに優先する」。作業者は作業、販売者は販売と区別すれば良い。作業しながら販売するから無理がある。「人がいないから無理だ」
だったらやらない方が良い。店長や副店長、あるいはドライのチーフが販売員を務めれば良い。
たとえば、ガラス越しであっても、マイクを調理場につけておいて、油の揚げる音や食品をカットする音など拾ったり、作業場調理をライブ放映するだけでも結構、ライブ感は出ると思う。

スーパーで作業している人は、見られているということを意識していないように思う。
レジの担当もそうだが、結構見られていることを意識すればおのずと身だしなみや身のこなし方が整ってくるものです。

今日は熱いなあ([E:coldsweats01])

●購入商品
20101120_9

食彩賓館的印象
(2010/09/29改訂)
(評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★★☆☆
品揃・商品★★★☆☆
売場作り ★★★☆☆
品質・衛生管理☆☆☆☆☆
(食彩賓館好みではない)
価格(当日)★☆☆☆☆
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★★☆☆
視察向け ★★★★☆
繁盛感   ★★☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら
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●資料
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